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セクシーよ、カモン!

賛同してもらえないかもしれないけど、整理ついでに書いてみます。

3年くらい前かなあ。イギリスまで遊びに行ったとき、観光客の習いとして、ショッピングなどに興じていたのですよ。そしてフレッドペリーのお店なんかに入って、ポロシャツを物色していたのですよ。デーモン・アルバーンのごとく。いや、ちびの小太りですが。

で、見つけました。日本ではあまりお見かけしない、とってもかわいらしいデザインのポロシャツを。「それ、おすすめよ」なんて話しかけてくる店員さんに、ぼくは言いました。「これ、ソー・キュートだね」と。すると店員さん、ほんの一瞬ではありましたが、あからさまに「What ?」な顔をしたんです。「いやいや、お前おっさんやろ。なに言ってんだ気色の悪い」みたいな顔を。

それでホテルに戻ったあと、cute の用例を調べ、「なるほど、キュートってのは、お子ちゃまっぽい〝かわいい〟なのか」と自身の英語力を恥じ、「だからといって pretty は、さすがにガーリーな感じで使いづらいなあ」と思ったわけなんです。


それで本題。

いま、日本で活躍されてる女性アイドルの方々の評価基準って「かわいい」になっていますよね。で、それを否定するつもりはないし、かわいい人はかわいいからいいんですけど、やっぱり「セクシー」も必要なんじゃないかと思うんですよね。肌を露出するとかしないとかにかかわらず。

というのも、セクシーは「ゴージャス」につながって、かわいいは「チープ」につながるわけなんです。中高生の女の子がかわいい路線に走るのは、そりゃお小遣いも少ないだろうし、チープのなかでのやりくりがクリエイティブにつながったりするんでしょうけど、よのなか全体が「かわいい」をめざすのは、どうなんだろうなあ。

アイドルさんたちの評価基準に「セクシー」が加わって、みんながセクシーやゴージャスをめざしはじめたとき、ほんとに景気もよくなるんじゃないかなあ、と思ったりしています。