FullSizeRender_19のコピー5

そこをもっと、なんというか、ほら。

セブンイレブン、いい気分。

しばらく前から聞かなくなった七五調のコピーだけれど、いまでも音符付きで、口ずさむようにして思い出すことばだ。別にセブンイレブンに行ったわけでもなく、行きたいわけでもなく、行くとすれば会社からいちばん近いファミリーマートであるにも関わらず、いま思い出している。なぜか。

「気分」について、考えているからだ。

いい気分だなあ、とか、いやな気分だなあ、とかを思っているのではない。いま取り組んでいる原稿についていろいろ考えあぐねているうちに、問題は「気分」なんだよな、と思い至ったのである。


原稿の一部に、あるいは全体に、なんか気持ち悪いところがある。据わりが悪いというか、ピシッとはまり込んでいないというか、「書けた!」といえないなにかが残っている。

言ってみればこれ、感覚の問題だ。「いや、別に不正解ってわけじゃないんだけどさ。うまく書けてるんだけどさ。でも、なーんかね。まだ甘いというか、ちょっと気持ち悪いんだよね」という感覚レベルの、気分に似た話だ。

そういう「気分」をきちんと言語化することができれば、自分に対しても、ほかの誰かに「こうしたほうがいいんじゃない?」を伝えるときにも、とても助かるんだけどなあ。

これまでずいぶん言語化の努力はしてきたつもりだけれど、いまでもまだ、6割くらいは「感じ」から抜け出せずにいる。そしてその気分めいたものをそのままの状態で人に押しつけることができず、もったいないことをしているおぼえがある。



あ、書いていて思い出した。


「紀文♪」のコールも、音といっしょに思い出しますね。