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そのしらせはしらせじゃない。

自分の無知をさらすようなお話をします。

さすがにそろそろ年末ということなのか、最近いろんなところからさまざまな種類の「おしらせ」が届くようになりました。で、「おしらせ」ということばに何度も触れているうちに南極観測船「しらせ」を思い出しました。

ああ、船や列車にはいろんな名前があるけれど、観測船に「しらせ」という名前をつけるセンスはすばらしいなあ。ちょっとした詩のようでさえあるなあ。と思い、いったいどこの誰がつけた名前なのだろう、とウィキペディアで調べてみました。

するとびっくり。これ、お便り的な意味での「しらせ」ではなく、人名としての「白瀬さん」からとった名前だったんですね。

白瀬さんとは、南極探検隊初代隊長の白瀬矗中尉。新型の南極観測船をつくるにあたって「あの白瀬中尉にあやかって『しらせ』にしよう!」と決まりかけたものの、海上自衛隊の内規として「艦船には山の名前をつけるべし」というルールがあり、頓挫しかけたのだそうです。

ところが南極には白瀬中尉にあやかった「白瀬氷河」という氷河があり、これも一応は「山」じゃねえか、ということで無事に「しらせ」に落ち着いたんですって。


いったい白瀬中尉とはどんな人だったのか、気になりますよね?

こんな人でした。

南極、寒すぎ!

ってか、いまの防寒具すごすぎ!


ぼくは「秘境」とか「大自然」とかへの関心がびっくりするほど低い人間なのですが、このクマさん的な防寒具を着たら、これが必要なくらい寒いところに行くのだと腹をくくったら、盛り上がりそうな気がするなあ。

宇宙へのあこがれも、半分くらい宇宙服へのあこがれだったりしますよね。


以上、ウィキペディアから一歩も外に出ない情報でした。