うらないの館、その理由。
先日、note の運営主でもある加藤さんとごはんを食べたとき、これだけ毎日 note を利用していながらプレミアム会員になっていないことを白状した。
入会してくださいよー、と笑う加藤さん。たしかにプレミアム会員になると、たとえば予約投稿ができるようになり、それは便利だろうなー、とは思う。
けれどもほかの付帯機能は、やはりここでコンテンツを販売するひとに向けたものが中心で、あんまりぼくには関係がない。あくまでぼくは「売らない」のひと。つまりここは「うらないの館」なのである。
それで、いまさらもいまさら。
有料課金をする瞬間、について考えてみたいと思う。たぶんぼくだけでなく、多くのひとは、ネット上でなにかを読んでいた途中で「この続きは有料会員に登録した方のみが〜」みたいな文面が出てくるとカチンとくるのではないかと思う。ぼくなんかは疲れた狭量なおじさんなんで、「誰がクリックしてやるものか!」なんてケチな義憤にかられることさえ、ある。
一方、ニコ動の会員になったとき「誰が登録してやるものか!」はなかった気がする。たぶん、なにかの記者会見とか対談イベントとかの視聴から会員登録に至ったのだと思うけど、最近ようやくその理由がわかった。
ライブだ。
そこで提供されているコンテンツが「ライブ」だったから、急いで慌てて迷いもなしに、パーンと登録しちゃったのだ。
その意味だとテキストコンテンツは、いくら「続き」が読みたくなるようなものでも、むしろ読みたくなるようなものほど、そこにつくり手の作為を感じてしまって「その手に乗るものか!」となりやすいのかもしれない。とくにぼくの場合は。
ライブ感のあるコンテンツ。
やっぱりマンガはインターネット向き、なのかなあ。