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周回遅れの東京物語。

いったいこれは何年ぶりのことだろう。

今年のGWは、カレンダーどおりに活動する予定だ。もちろんやるべき仕事はたくさんあるのだけど、それでも「いま」は自分の気持ちやからだをリフレッシュさせたほうがいいような気がしていて、GWの混雑さえなければ小旅行に行きたいくらいの時期でもある。

さて、じゃあどうしよう。どう休もう。

以前までのぼくだったらきっと、ここで買いだめていたDVDを延々と鑑賞したり、読めていなかった小説を読もうとしたり、それにも飽いてぼんやり会社で仕事をはじめたり、けれども一応は休みだし、ということで夜にお酒を飲んでみたり、そんな終末的ウィークエンドを過ごしていただろう。


でも、いまのぼくには犬がいる。

公園に行ったり。


河川敷に行ったり。


海に行ったり。


東京って、あらためて「行ったことのないところ」だらけだったんだなあ、と犬がやってきてから気がついた。世界が広いのとはぜんぜん別の話として東京は広いんだと、休みに犬とあそぶたびに思い知っている。東京という土地を、以前よりずっとずっと好きになっている。



この週末は、どこに行こう?