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五輪とコーヒー、そして自分を接待するということ。

思いついたことを思いついたままの順番に、つらつらと。


【平昌五輪】
時差のない韓国での開催とあって、その競技開催時間はほとんどが仕事の時間と重なってしまう。五輪やW杯につきものだった慢性的な寝不足がなくなった代わりに、競技そのものをライブ観戦することができていない。これが東京の夏期五輪、さらには北京の冬期五輪まで続くことを考えると、ひとりのスポーツ好きとしてけっこうな危機感をおぼえる。どうしよう。そのときまでになんとか「五輪を観ること」を仕事にするしかなさそうだ。といって、それはいかにも儲からなそうだなあ。だったらいっそ、普通に仕事を休むかなあ。無理して仕事にする必要、ないもんね。


【2杯目のコーヒー】
ここ数日、2杯目のコーヒーが飲めなくなっていた。1杯目まではおいしく飲むのだけど、おかわりしたコーヒーが飲めない。胃が酸性の熱を持ち、これ以上のコーヒーを塞き止めているような感覚が胸にあって、なかなか飲めない。疲れているのかなあ。胃が弱っているのかなあ。そんなふうにわが身をいたわっていたのだけど、よく考えたら週明けに抜いた歯の、化膿止めとして処方された抗生物質で胃が痛んでいるだけだった。抗生物質の服用は昨日で終わったし、今日からまた2杯目のコーヒーが飲めるのだろう。


【うれしくもない大食】
昼めしに天ぷらそばの大盛りを食し、なんだか胃が気持ち悪いなあ、2杯目のコーヒーが飲めないなあ、と思っていた昨日、糸井重里さんがこんなことをつぶやいていた。

まったくそのとおりだと、いたく感動した。「うれしくもない大食」という、なんのよろこびもない言葉の響きに、ひどく感心した。おいしいお店に出かける気力や余裕もなく、それを探す意欲もなく、ただ漫然と、近場のお店や食材でその場をごまかし、量によって自分をごまかす。もっといたわってあげるべき、疲弊しきった自分がいるはずなのに、いたわる側の自分にそれをやるだけの余裕がない。よく考えたら、ここんとこのおれは毎日ずっとそのフェーズに入ってないか? 今日か明日か、お酒の力を借りて自分を接待してあげようかなあ。


とはいえ、毎日が元気である必要はない。元気じゃない日があることも、元気であるための大事な要素だ。