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401回分の信用を。

いつものように更新しようとして気づきました。

ここの note、きょうで401回目なのだそうです。あんまりキリのいい数字でもありませんが、こういう区切りのときくらい自分で自分をほめておかないとあんまりにもさみしいので、ほめておきます。よく続いてるなあ、わたし。書けそうもない日だってたくさんあっただろうに、どうにか書いている。内容はともかく、続けている。そこは自分が他人だったとしたら、もっと大々的にほめていると思います。えらいえらい。

そこできょうは、「そもそもなぜ、こんな面倒くさいことをはじめたのか」と「なぜ、その面倒くさいことを続けているのか」について書いてみたいと思います。

まず、いちばんおおきな理由については、ここでは書けません。ものすごーく大ざっぱにいうと、どうしても成し遂げたい企画があって、その企画にたどりつく手段としてこれを書くことくらいしか思いつかず、書きはじめた。そして続けた。そういうことです。


それともうひとつ、これを書きはじめた理由は「信用」なんだと思います。

なんて言うのかなあ。ライターとして仕事がほしくって、営業ツールのひとつとしてこういうものを書く、という選択もあるのでしょうけど、そして実際に「なかなかきみはおもしろい文章を書くじゃないか。どれ、ひとつ仕事をまかせてみよう」という具体例もあるのでしょうけど、中堅からベテランに差し掛かりつつあるぼくのような人間だと、営業ツールは「過去の仕事」だし、ぼくでいえば「既刊の本」なんですね。だから、たくさんの仕事がほしくってこれを書いてるわけではありません。

でも、会社としての信用を高めていこうと考えたとき「どういうひとが、どういう思いのもとに創業し、きょうという日々を生きている会社なのか?」こそがいちばん大きな信用の源泉になるんじゃないかと思ったんです。

それにはたぶん、メディアに登場してかっこいいことを語るよりも、毎日自分の場所で「わたし」を書き続けていく、「わたし」をさらし続けていく、継続それ自体をコンテンツの価値に含んでいく、それがいちばんじゃないかと。

もちろんここで「ははっ、この程度の文章しか書けないやつが社長を名乗ってるのか。その程度の会社なのか」と技術的信用を損なう可能性も大いにあります。とはいえぼくは、技術への信用よりも、「わたし」という個人への信用を重ね、ひいては「そのわたし」がつくった組織への信用を獲得していきたい。というかもう、それしかないんじゃないか。そんな思いで日々、これを書き続けています。

逆にいうと、フリーランスのままだったらぜったいにやめてますよ、こんなに面倒くさいことは。


とりあえず401回分の信用を重ねてきたはずだ、これからもっと多くの信用を重ねないと自分の理想は遂げられないはずだ、と思いつつ、明日からもがんばっていく所存でございます。

今後ともよろしく読んでやってくださいませ。