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ストックホルムの嘘つき男。

これはぼく個人の性癖なのか、男性全般がそうなのか。

どうもぼくにはストック癖がある。

たとえば缶コーヒー。あるいはボールペンの替え芯。最近ならば万年筆の交換用カートリッジ。さらには胃薬から頭痛薬、はたまた整髪料まで。「いいな」と思った消耗品を、ひたすら大量に買い込み、冬場のシマリスのごとくストックしていく癖(へき)があるのだ。ちなみに友人の柿内芳文氏は、いなばのタイカレー缶に感激したあまり100缶を買い込み、当然のように20缶と消費しないうちに飽き果てた、というエピソードを持っている。笑い話として聞きながら、ぜんぜん他人事じゃねえな、と思ったぼくも似たようなことをたくさんやってきた男。

なぜ人は、あるいはおれは、ストックしてしまうのか。


……本来ならばそんな話につながるべき導入なのだけど、じつは今日の本題はそこじゃない。

諸般の事情により、本日から急きょ帰省することに相成り、帰省中にこれを書いている時間やこころのゆとりが取れないことが予見され、この文章は昨日の15日(火)に書いているのだ。つまりこれはストックとして書かれ、予約投稿された文章なのだ。当然、いまから大急ぎで木曜分と金曜分もストックするつもりである。


まあ、わざわざそんなこと言わなくてもいい、という考えかたもあるだろうけど、毎日その場で書いたものを「ブログ」と呼んできたこともあって、どうもストックした在庫品を表に出すことへのためらいがあるのです。