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palsystem「産地へ行こう。」ツアーとの出会い

首都圏を中心とした生協「パルシステム」の音更町での産地交流事業の企画コーディネイト、当日のバス添乗を担当させて頂いて、今年で7年目になります。

私は、起業当初からパルシステムと仕事をしたいと願っていました。でもどうしていいかわからず、アポなしで東京の本社を訪問して門前払いだった、というのは、今では笑い話です。それから、巡り巡って産地側事務局のJAおとふけをご紹介頂いたのは、2013年春のことでした。年に一度の交流事業に参加者が集まらない年が2年続き、3年目の企画を立てている頃でした。

東日本大震災の影響も大きかった時期ですが、
産地にできることと、パル組合員の求めることに、
少し開きができてしまったのも原因のひとつと考えられました。

私は、専業主婦で千葉に住んでいた2年間に、4つの生協を取っていました。
いつか食の仕事で起業したいと思っていたので、マーケティングリサーチのつもりでした。結果、パルシステムの組合員さんに、十勝へ来て体験してもらえるようなツアーを作ろうと心に決めたのです。
いただきますカンパニーのお客様は、「安全安心な食べ物に関心があるけれど、共働き核家族で忙しい教育熱心なお母さん」と設定しました。それがまさにパルシステムの組合員さんたちだったのです。

彼女たちが魅力に感じるツアーはどんなものだろうと考えました。

同じ時期、同じメンバーで年に一度のツアーをやる、ということは決まっています。でもそれでは、マンネリ化してしまうのも当然です。かといって、急に新しいこともできません。

そこで、行程はほぼそのままに、畑でキャンプをしてみませんかと提案しました。そんなの無理だと言われる覚悟だったのですが、なんと採用。それを受け入れた音更町の皆さんは、今でもすごいと思っています。農家さんたちが仮設トイレを運び入れ、麦わらロールを運び、花火を上げ、都会ではできない特別な時間を演出してくれました。事務局の手間も格段に増えました。

でもこの企画が大ヒット。
倍率5倍を超える人気ツアーとなりました。

以降、シャイな(笑)生産者とよりスムーズに交流できるような工夫をしたり、エシカルな組合員さんとホスピタリティ溢れる十勝男性の考え方の差を中和したり、細かなアップグレードを繰り返しています。

その後ずっと、口コミで参加希望者が増えていると嬉しい報告を受けています。

今年の申し込みは6月9日まで。
組合員さんしか申し込みできませんが、どんなことをやっているのか、ぜひサイトをご覧ください。

今年は井田が添乗する予定です^^


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