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”弱さを見せる強さ”を知った。生まれ変わったワタシの葛藤秘話。

はじめに

さようなら、完璧主義の私。

「女たるもの人の目で涙を流すべからず、いつでも美しい姿で」
こう育てられたきた私が、仲間の前で人目をはばからず大泣きをした。

毎年秋に行われる幹部候補生と経営陣によるPJTでの一幕。
今年のPJTでは、揺るぎない強い組織を作り、組織が次の段階に行くために、経営陣含めた17名の候補生全員が入社してからこれまでの自分自身の内省をし、共有する未来会議を行った。

自身の内省の事象として数ヶ月前、自責を繰り返し、感情を出さないことで自分を守ってきた私が、「限界」寸前まで自分を攻め続け、過呼吸に陥ったことをきっかけに会社を辞めようと思った出来事を取り上げた。

今日は、終わりの見えないトンネルに自ら入り、迷子になった私が、仲間の前で自分の殻を破り、弱さを見せる強さを手に入れるまでの数ヶ月を書き連ねようと思う。

私について

まず簡単に私の仕事感と略歴についてお伝えしておこう。

社員100名強のITベンチャー企業に、幹部候補生として新卒で入社。
1年目から、事業と組織の両方の数字を担っていて、今は大阪で営業リーダーを務めています。
様々なプロジェクトに携わりながら、採用・育成・広報を役割として持ちつつ、事業数字の達成にも全力でコミットしてきた三年半。根っからの仕事好きで、趣味のようなもの。ワークアズライフに生きているエセ関西人です。

就活のときは、20代、特に入社3年目までは「自己成長」のためにわたしを取り巻くどんなことでも受け入れ、絶対に逃げない。すべてを成長のチャンスと思う、というよりチャンスにする。そんな覚悟と強い決意を持って就活をしていました。

そして内定を10社頂いた後に入社を決めたのが今の会社。
何よりビジョンと経営陣、本気で働く仲間に惚れました。この会社をこのメンバーと大きくしたいと思ったことが一番の決め手だったな。

その想いで入社をし、一年目から代表直下で様々なことを経験させていただき、酸いも甘いも色々なことを学びました。
その時ももちろん葛藤はありましたが、今思えばもはやちっぽけなものでした。

※今までツイッターの固定ツイートが私の入社~2年目までの略歴です。

https://note.com/fumine/n/n1bb247a63c8a


事象


さて、本題。

かっこよく、綺麗でありたい。努力家で責任感のある完璧な強い自分でいるためにいつもバッチリ化粧をして、髪の毛を巻いて、きちんと服を身にまとい、ヒールを履く。弱音は吐かない、涙も見せない。「見られ方」を気にすることは当たり前で、自然なこと。

弱さを見せることは甘えであり、人に頼る前に自分でどうにかする方法を考える。
その価値観のもと社会に出た私は、働く上で誰かに助けを求めることは、ダサい自分を認めることに価し、できないやつと思われる恐怖から、自分でどうにかする精神をフル回転させ、日々戦っていました。

できないことは自分の伸びしろ…頼ったらチャンスを失う…頑張れ自分、できる、私なら…と全てを自分のせいにする日々を送る中、帰り道にふと無意識で「東京に帰りたい…」と何度もつぶやいている自分に出会いました。

自分で自分がわからなくなり、それから数週間は自分でも記憶がなく。自分の有りたい姿、目指している像からかけ離れている自分に焦りと不安を感じていたと今では思います。

存在価値がないと、苦しみ、孤独だと殻に閉じこもり、自信を失い、一人では抱えることができなくなり、過呼吸と引き起こすと同時に限界を迎えたのです。

価値観

今回の事象について、そもそもの過去の経験から遡って紐解いてみました。

私のこの超絶なコミット力と達成意欲は1年目の新規事業部で売上をあげられず、撤退を経験した事でビジネスの厳しさを知ったことが源でした。

その経験を糧に強くなりたい、と理想像を掲げ、その理想像を叶えるために進んできました。

売上をあげられないことでサービスはなくなる。それならば数字を上げることは組織にいる以上、自分の使命。それと同時に世の中にサービスが有るのが当たり前ではないからこそ、その難しい、厳しい道をいつか自分も歩めるようになりたい、と思ったんです。

この経験を生かして、世の中に新しい価値を生み出せるように、リベンジをしたい。そのために、もっともっとたくさんの力を身に着けていきたい。大阪ででっかくなって戻ってくる。そんな思いで単身大阪異動を即決しました。

2年目の大阪メンバー時代。その「力をつけたい」という目標のために、進んでいる実感があったし、個人数字の連続達成に本気でコミットする日々は会社に売上という形で貢献できている実感が何よりあって、結果何をやっても楽しかった。業務量は鬼でしたが心は快晴の状態ですね。

そして、その成果を認めていただき、3年目の途中から昇格し、リーダーになった瞬間に突然自分の存在価値を見失い、自分のあり方に悩む日々を送り出します。

自分の数字をあげる事が評価の対象ではなくなり、「売上」という形で貢献はできているものの、レベルアップをできている実感(1年目のときに感じた自分の理想像に向かえている実感)がなく、様々な孤独に悩んでいったのです。

自分の理想像に近づくためには、大阪で成果を上ることが何よりの近道で、重要だと思っていた私にとって、超えるべき、目指す像は直属の上司でした。まずは同じ視点にたてるようになり、右腕にならねば。

その思い込みが歪みを生じ、判断基準がすべて上司になっていました。上司が求めるものに答えられない自分は、価値のない人間。無能な人。FBはすべて指摘。まだだめだ、まだまだだ…と自分攻め、進んでいる実感が持てなくなり、アウトプットするたびに自信がなくなり恐怖に怯え、いつまで何を頑張ればいいのかわからなくなり、限界を迎えたのです。
正直、誰にも頼れなかった。頼ることでチャンスを失うと思ったし、後輩には情けない姿を見せてはいけない、格好いい姿でいたいと思っていた。狭間で悩み、自分で解決しようと知らない間に殻に閉じこもっていたのです。

判断軸はできたかできないか。それだけ。
高い壁にぶち当たり、自分で自分の中の心の栄養を与えてあげられなく、破裂寸前の私の心は、上司からの厳しい言葉をきっかけに破裂をしたわけです。

この事象から私の価値観や今抱えてる悩みを全て洗い出し、変わらぬ形で今も仕事をできているのは、

完璧でなくてもいい。

でも完璧を求める自分が好き。
そして全力で高みを目指し続ける自分を、自分で好きになっていこう。

そう色々な人に教えてもらえたからです。

まとめ

事業で成果を出すためには、何より組織が大事であり、誰と一緒にいるかが成長にとって何より大切と心から痛感しました。

それと同時にこれまで私が3年間、目標に向かって素直に真っ直ぐに進めて来れたのは日々、周りの沢山の方に自然と救われてきたからだと気づくことができ、自分の今回の内省を経て、目的に全力で楽しみながらすすめる自分をもっと大事にしていこう。こう決意を新たにできました。

お恥ずかしい話、私は人の気持ちがわからず、誰が何を考えているのか。
そして私の言動や行動でどう思われるかは完全に理解できていなかったと思います。それは、私が何を言われても自分が悪く、自分だけが苦しむことで耐えてきた過去の良くない癖です。そんな自分と決別するためにも今回社内に留まらずいつもお世話になっている皆様にも開示をさせていただきました。

こんな赤裸々なNOTEを書くことは私にとって恐怖ですが、(自分の発表のときは久しぶりに体が震えました)この迷いや苦しみも私の紛れもない一部だと思って受け止めていただけたら嬉しいなと思います。

弱い人間ですが、その分誰よりもめげない心を持っています。

自己開示をして弱さを垣間見せましたが、私は私であり、これまでの五月女と何の代わりもありません。
弱さを見せることで甘えるのではなく、弱さと向き合う覚悟を身に着け、誰かに見せる強さを知ったことでパワーアップしていける気がします。

自分の憧れであり目標である大好きな先輩と仕事をするためにも、過去のリベンジを果たすためにも、強くなって早く戻りたい。

そのために、全力で前に進みつつも、夢を叶えるために今一緒に切磋琢磨している大阪チームを最強にできるように、メンバーと素敵な上司のものと、大阪を最強にする。

でっかくなったな、おかえり。
って言ってもらえるようにこれまで以上に全力フルパワーで走ります。

これだけの自己開示をした。
もう何も怖くない。隠していることがない。
夢のために全力で頑張れる自分、悪くないじゃん。
真の最強への道を見つけ、大きな一歩を踏み出したワタシ。
最強の仲間と尊敬できるたくさんの同士とともにを最強の自分に出会う旅、全速力でリスタートします!

これからもよろしくおねがいします!!
(あー緊張した)


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