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ひとり旅好きの私が今やりたいこと

20代後半頃から海外のひとり旅をするようになった。

日常から離れてリフレッシュするという目的
だけでなく、様々な文化や美術、街並み、
人々と関わることで、その後の日本での生活が
ずっと豊かになると思っているから。

行くたびに、自分の新しい感情や
感覚を発見できるから。

直近では昨年の秋に訪れた台湾。

これまでは欧米ばかりでアジアの旅は
ほとんど行ったことがなかったのだが、
私は、もうすっかり台湾にはまってしまった。

身体にも心にも優しい食事。
あたたかい街の人たち。
どこかなつかしい街並み。
なぜだか体に心地よい気候。
ひとりでぼんやりお茶を飲む至福の時間。
ここにいていいよ、と言ってもらえている感覚・・・

言葉では言い表しにくい「好き」
の感覚がたくさん詰まっていた。
私の本当の居場所はここなんじゃないか!と思ったほどに。

もともと欧米かぶれの私にとって新しい発見だったし
もっと別のカルチャーに触れたいという欲求を
駆り立ててくれた。

こういう感覚は、誰かと旅しているときよりも、
ひとり旅だからこそより研ぎ澄まされるものではないかと
感じている。

気軽さの反面、緊張感も持たなければいけない。
だからこそ様々なところに注意深くなる。
自分の体調や感情、好き嫌いの感覚にも。

当然、内省する時間もたっぷりとあって、
そういった過ごし方が私にとっての
最高のリフレッシュになっていたのだと思う。

さて、2020年7月現在、
もちろん、ひとり旅はお預け中だ。

だから今とてもむずむず?している。
次の旅の楽しみのために
日々を暮らしてきたような人間だから・・。

だが最近、ひとり旅の代わりになるものを見つけた。

それは美術や建築・世界の歴史など
すこし古い時代の、本を読むこと。

建築家の夫の書斎に、たくさんの書籍があり
暇つぶしに読んでいるうちに、

まるで外国を旅しているような気分にさせられている。

最近は、ずっと読もうと思って
読んでいなかった古典文学にも
少しずつ挑戦している。

例えば、最近読んだイギリス文学だと
シャーロットブロンテの「ジェーン・エア」。

ジェーン・オースティンの「プライドと偏見」。

など女性作家のものを中心に。
そして当時の時代背景を簡単に調べたりしてみると
さらに面白みがあることに、今更気が付くことができた。

ここ最近、毎日(中毒のように)開いてしまう
ネットフリックスにもアマゾンプライムビデオにも
旅の代わりになるものは見つけられなかったが、
本の中にはまだ見ぬ世界に足を運ぶ旅のような
感覚があった。

私はあまり歴史に明るくないのだが、
本読んでいるうちに勉強してみたいとも思うようになった。

最近ミケランジェロ関連の
本を読んだのでいつかバチカンのサン・ピエトロ大聖堂にも行ってみたいと
思ったりもしている。

こんな感じで、今年は書籍を通してまだまだ
たくさん世界を旅できそうな気がする。

それに教養が身に付けば、次の旅がもっともっと楽しくなるはずだ。

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