NODAMAP公演「足跡姫」

めっちゃ久々にnoteを開いたので何をどうしていいかわからないwwwwwww
という訳で野田秀樹さんの舞台を(作・演出、出演も)初めて見た感想、というよりも、もはや宮沢りえさんしか目に入らなかった、そんな文章になると思います。かしこ。

確か主演は妻夫木聡くんと宮沢りえさんなのですが、僕には宮沢さんしか目に入りませんでした。
だって、宮沢さんですよ。
そう、あの三井だかどこかの不動産屋のリハウスってCMに出てた、あの
「白鳥なんとかちゃん(忘れた)」ですよ。
かわいいの一言です。かわいいって40代の女性に言っていいもんかわからないんだけど、かわいいっす。

声がなんつーか、フラジャイルな感じ。
そんでもって浮いてないっつーか。

客席は大半が女性で、当日は収録にカメラも入ってて、けっこう細かいセリフも客席が拾って(笑って)る感じでしたが、予想していたよりも言葉がぐわあーっと押し寄せてくる感はせず、意外にすんなりと聞いて見ていられた舞台でした。

野田せんせーの過去作品を何かでちらっと見たことがあるにはあったんですが、印象としては言葉遊びのハイパーバージョンと言うか、もしかしたら見てて疲れるんじゃなかろーかとビクビクしていたんですよ。

私生活で僕、けっこう聞き上手なんでいろんな人がいろんな話をとめどなくしてくるって事がままあるんですね。ぱぱ活してますか?まあそれは舞台上で語られるセリフを聞いているのとは違う訳ですが、野田作品って女性の取り留めもない話をえんえんとする感覚に似てるなと、喰わず嫌いと言うか、そんな態度でいたわけです、えっへん。
んでまあ今回、「ヒデキカンゲキ」ならず「秀樹のを観劇」してきた訳ですが。いやー良かったです、ええもちろん宮沢さんが、です。

野田さん初めて生で見た印象は「頭良いんだろうなー」って感じですね。
生徒会長と図書委員長と生物部部長を同時期にやっていそうな、そんな感じです。要所要所で言葉の遊びがちりばめられていて、それが終盤で遊びと言うより話のコアに繋がっていく。そんな仕組みのせいか、そこそこシリアスな場面で客席から少し笑いが起きたりする事もあったんですが(笑いって本当むつかしい)。

野田さんも宮沢さんも故・勘三郎さんとの縁がある方で、この作品も勘三郎さんへのオマージュ的意味合いがあるそうです。そう言われると、池袋の芸術劇場プレイハウス内に作られた花道や、盆(wikiってね)などの歌舞伎の世界ではおなじみの装置、そして足跡姫に身体を乗っ取られる宮沢さん演じる出雲の阿国が…この後は劇場でお楽しみください。

古田新太さんも(も、って言うと他に誰が?ってなるけど)半ケツ出してました。鈴木杏さんもかわいかったYO(だいぶメイク濃い役だったので可愛さが役の中に封じ込められてしまう感)。伊達の十役人の役で出演されていた中村扇雀さんは、進行中かなり忙しい(衣装替えや、10人分の役名を名乗るなど)のにも関わらず非常に印象深かったです。

以上、とりとめもない観劇後の文章でした。






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