僕たちはきっとまた来週も、LODGEに集まってサービスを作るんだと思う。

先日、セールスパーソンのためのAIアシスタント「Notia」(ノーティア)というプロダクトをリリースすることができました。

自分自身初めてのサービスリリースで、プレスリリースを拾ってくれたニュースメディアに喜んだり、素敵な記事を書いて頂いたり、想定以上の方に実際にサービスを使って頂いていて感動した一週間でした。

僕たちと書いているのは、このプロダクトは、社内エンジニアのwalker(本名:隅田歩くん)と社内サイドプロジェクト的に始まったもので、実質の開発期間は半年ほどですが、アイデア構想段階から実に2年間くらいこのプロダクトのことを考えていたので、振り返りもかねて二人でこのnoteを書くことにしました。

※walkerのTwitterアカウント

このnoteは基本的に振り返りなので世の素晴らしい起業家やプロダクトマネージャーの先輩たちが書くプロダクト開発とは!的な素敵な金言が詰まっているものではありません。
僕たちと同じような、プロダクトを作りたい想いを持っている何者でもない誰かの目にこのnoteが触れて、なにかしらのきっかけになってくれたらいいなということ、そしてYahoo!Lodgeという場所の素晴らしさがもっと多くの人に届けばいいなと思って書きます。

僕たちが作ったもの

僕たちは、セールスパーソン用のAIメールアシスタントを作りました。

メールBoxの解析を行って返信漏れをフォローアップしてくれたり日程調整を自動化してくれ、メールというコミュニケーションの生産性をあげることを目指しています。
Gmailユーザーなら誰でも無料で使えるので、興味あれば是非インストールしてみてください。営業職の方であれば、特にオススメです。

[Notiaメイン機能]・日程調整の自動化・重要メールの自動振り分け・開封通知や対応漏れフォローアップ 

今更”メール”のプロダクトの理由

ビジネスチャットツール乱立戦国時代のこの2018年に、今更メールのプロダクト?と思われる方もいらっしゃると思います。

確かにプライベートや社内間のコミュニケーションはチャットが当たり前の時代になりつつありますが、
ことビジネスの現場では、圧倒的にメールが使われています。

そして僕自身、新卒でソフトバンクに入社して法人営業を学び、
マツリカという営業支援ツールを開発している会社の創業期から法人営業部門を担当してきた身となのですが、特に営業という職種の人たちが一日にどれだけメールというコミュニケーションに縛られていて、かなりの工数と時間を奪われている事実を痛感していました。

営業”現場”とひたすら向き合う日々

創業期のマツリカに来て2年半、僕たちはずっと、Sensesという営業支援ツール開発&販売しながら、日本の数千の営業組織と営業パーソンと向き合っています。

営業管理者だけが使う(そしてほぼ使いこなせてない)ムズカシイ営業ツールではなくて、直感的で、簡単で、様々な情報入力が自動化された誰にでも使いやすくてきちんと導入効果が出せるSFAを日本の中小企業中心に届けるべく、日々精進しております。

SFAは営業現場にとって営業”支援”ツールではない

少し専門的で、極端な話にしてしまって恐縮です。
SFA(SalesForceAutomation)日本語だと良く営業支援ツールと言われますが、機能をざっくり大きく分解すると、営業管理と営業支援の2つに分かれます。(細かく言うともっともっと5時間くらい語れるくらい闇が深いですが、それはまた別の機会に。)

SFAの機能分類① 営業管理(顧客情報管理、案件進捗管理、売上管理など)② 営業支援(組織内に溜まった営業ナレッジシェアなど)

日々の営業活動をデータ化し、蓄積し、可視化した上で、
そのデータを分析して営業組織としてのボトルネックの改善やハイパフォーマーの型化を実現して売上・利益の向上を目指す情報基盤として、
SFAは本来開発されています。

だけど世の中にあるSFAは、基本的には一番最初のステップである日々の営業活動をデータ化する段階で失敗するものが多いのが事実。

ただでさえ営業活動は忙しいのに、入力が面倒だったり、古臭い画面や使い勝手の悪すぎる仕様に溢れかえっていたり、SFAは営業担当からしたら本当にポイズンなツールに見える訳です。

営業管理ツールとして、入力を嫌がる現場にイラつく管理者
営業”支援”ツールに裏切られ、利用に全く価値を感じていない営業現場

こんな状況を変えようと、マツリカではSensesを頑張って開発を続けているわけですが、本来的な性質が営業”管理”ツールである以上、どれだけツールが洗練されたとしても、どうしても営業現場に価値が届きにくいラストワンマイルがあることも、僕たちは痛いほど感じてきたのです。

営業現場の支援=営業活動のコストを下げること

RPAやAIが自動化を謳うこの時代に、営業現場の実態を深くみてきた僕たちに作れる支援ツールは何かを突き詰めて考えた時、まず彼らが日々抱えている無駄な業務を取り除いてあげ、膨大な業務コストを下げ、有意義な時間を作り出してあげることだと思っています。
そして、営業パーソンが一日の中で実際多くの時間を使っていて、当たり前に見過ごされているメールという作業を効率化し生産性をあげてあげることは、直接的な支援につながると信じています。

・無駄なメールを見なくてもいいように自動で仕分けして重要なメールだけ通知してあげる
・カレンダーとにらめっこして何月何日と手書きする面倒な日程調整を自動化してあげる
・返信忘れてクレームが起きてインシデントが起きないように対応漏れを教えてあげる

これらは既にNotiaに実際にある機能ですが、
営業現場の労働コストを下げ時間を作り出してあげるためにはどうしたら良いかだけを考えて、管理ツールであることは一切排除して、非効率で忙しく時に辛い日常を走る営業パーソンと自分自身の過去を思い浮かべて議論をし、仕様を作り、開発しています。

僕たちがやりたいのは、メールの体験を新しくしていくことも勿論そうですが、多くの営業パーソンの生産性を向上し、クリエイティブな時間を増やし営業という職種に誇りを持って働いている人がもっと増えて欲しいということかもしれません。

オシャレなアプリでもないし、Fintechのような最近のトレンドのジャンルではないかもしれませんが、自分たちが一番クリアに思い描ける営業現場の世界をちょっとでも前に進めることができるよう、これからも引き続き頑張っていきたいと思います。

NotiaはLODGEから生まれたサービス

ここが本題だったのに、ついつい長くなってしまいました。。
社内で事業資料を作り、市場規模を語り、プレゼンコンペを勝ち抜いた猛者たちが予算を獲得して、オフィスの1室を与えられる、、、、
そんな良くある新規事業のイメージとは全然違い、
取り敢えず始めるか的なノリだったのと当然予算などないので、僕たちは当時無料という言葉だけに惹きつけられて、
2年間ほぼ毎週水曜日とたまに土日(既存事業の本業もあるため)、
ヤフーのオフィスにあるコワーキングスペースLODGEという場所に集まり活動を行っていました。

当初無料という理由だけで通ってたのですが
クオリティが半端ない!間違いなく日本一!!!サービス開発始める人とか、起業準備中の人とか、絶対行ってみた方がいいです!最高の環境があります!

** 【LODGEおすすめポイント】・完全無料・電源とWi-Fi完備・会議スペース、ホワイトボードあり・コピー機あるので印刷できる・yahoo!の社食の超美味しい焼き立てパンやビュッフェ買える・全面ガラス張りの見晴らし良い超きれいなオフィス ・色んな人と話しやすいイベントが定期開催されてる**

サービスのアイデア議論から、開発、ユーザーインタビューまで、基本的になんでもLODGEで行えて、有料化されてもきっと使い続けると思います。大満足で大好きな場所となりました。
ヤフーやLODGE運営の方がもし奇跡的にこのnoteを読んでくれていたら、心から感謝を申し上げたいと思います。予算が無い僕たちが最高の環境で開発に専念できたのは、LODGEあってこそだと思います。

そして、僕たちはこれからも暫くは、僕たちは毎週LODGEに通ってサービスの開発を進めていくつもりです。
LODGEに通っている方が読んでいたら、是非お話しましょう!

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久保文誉

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