「無駄な曲は一曲も作りたくない。」

　これは私でさえも衝撃を受けた言葉だ。いつも近くにいるずっずさんの受けた衝撃たるや計り知れない。私はふざけた歌でも、特に意味のない歌でも何でも大歓迎なんだけど。

　でも、改めて考えると、風くんのような歌い手さんに今まで出逢ったことがない。歌や歌に込められたメッセージや人柄で多くの人を救い、癒やし、生きる力をくれるような人に。同じように感じる人も多いと思う。ということは、他の人がほぼやってないこと、やっていたとしてもここまで多くの人に届けることができていなかったことに挑んでいるということだ。ラジオやテレビから流れた一曲、YouTubeでオススメされた一曲、友達に教えてもらった一曲…から「藤井風」という人に魅了されていくとしたら、その一曲を風くんが選ぶことはできない。どの一曲にも大切なメッセージを込め、どこからたどり着いても聴く人を幸せにできるように…そんな思いだったのかなと想像する。

　今回、L.A.で自分より若い人たちと接する中で、より柔軟に、いい意味で軽いノリで歌を作る楽しさを感じられたとしたら嬉しい。それにしてもずっずさんは風くんにさまざまな経験を積ませてくれているのに感服する。自然に触れ、年中行事に触れ、世界に触れ…すべての経験がきっとどこかで繋がってアウトプットされる日が来るだろう。何より、２年も心に秘めて待ってたなんて、涙。

　JVKEくんとのコラボ "golden hour" の発表も嬉しかった。先日ショートで紹介されていたけど、オファーを受けた風くんが、LVKEくんにアニメが歌う動画を送ってたというのも意外でおもしろい。クオリティの高さには驚いたけど、楽しんで作ったんじゃないかなというのが感じられて嬉しかった。きっと、ずっずさんも嬉しかったんじゃないかな。

　いよいよ Fujii Kaze and the piano | Asia Tour 2023 が始まる。同時進行で新曲やら新プロジェクトやらも絶賛準備中らしい。パナスタのBlu-rayも待っている。ずっずさん、本当にアツいツアー、これまた初めてのことで大変だと思いますが、楽しめますように🔥

　ずっずさんには「旅路」BTSで御自身が語った一言を風くん訳で送りたい。私も大好きな一言。

　It's completely alright.