信頼とは

こんばんは、金田です。

最近、ずっと気になっていた「News Picksアカデミア」に課金をして、
先日、「Weekly Ochiai」の観覧に仕事終わりに行ってきました。

なんと、開始は22時から…(笑)思ってたより遅い…(笑)
残業3時間してから、六本木へ向かい、結果的には丁度いい時間でした。

正直、テレビ番組やこういった動画配信の観覧に行くのは初めてで、以外と観覧者と出演者の距離が近いことに驚き、興奮しました。

今回は「信頼をアップデートせよ」というテーマで、ゲストとして石山アンジュさんが参加し、落合陽一さんと佐々木紀彦さんと討論しました。
石山さんは、シェアリングエコノミーが専門で、そんな話も交えつつ、今の日本における「信頼」の定義と現状の課題について話し合われました。

実際、間近で討論しているのを聞いたのですが、正直話の展開が複雑で、
落合陽一さんの思考スピードにも付いていけないし、すごく疲れました(笑)

でも、いくつか「これ面白い!」と思うことがあったので、書き残したいと思います。

石山さんの理想とする「シェア」は、「境目の無い世界観」だそうです。
1対1の貸し借りではなく、そもそも子供は社会のもの、物は共有している前提ということで、
例えば、昔で言う、お風呂が全家庭に無い時代に、近所の人たちとお風呂を共有していたことや、醤油みたいな調味料でさえ近所で貸し借りして使っていた時代もあったことをお話しされていました。

ところが、それが高度経済成長とモノの普及により、家庭ごとにモノが揃うことによる生活水準の向上で、生活の豊かさが高まる一方、今までなかった境目が生まれてきてしまった。
そして、その経済成長も頭打ちになったことで、今後は別の方向性で「幸せ」「豊かさ」を求めていく必要性を石山さんは語っていました。

そして、その手段として「シェア」が必要、とのこと。シェアをすることで、人と人の「繋がり」を得て、それを広げることで「幸福度」が増していく、という考えです。
逆に繋がりがなくなると、自由度が高まった故の「孤独感」「孤独死」などの現代の問題に繋がってくるとのこと。

そして、この「シェア(繋がり)」を広げていくためには、「信頼」が必要だろう、ということで、やっと今回のテーマに繋がっていきます。

では「信頼」を拡張していくためにはどうすればいいか、というテーマで議論されました。

石山さんは
「他人のレベル(境界線)をいかに下げるか」が重要といいます。
それによって、電車で見かける子供を気にかけたり、何か困っている人がいれば助ける、など社会の見方も変わってくる、とのことです。

ただ、石山さんは実家がゲストハウスを経営していたり、親が元々社交的で知らない人とも仲良くなり、よく家に連れてきて泊まらせていたそうで、もともと育った環境が特殊だったのもあるかな、と思います。
きっと、言葉以上に難しくて、他人レベルをどこまで下げるかも難しい問題だと思います。

落合さんも似たような意見で、
「テクノロジーの進化によって、知らない人にも付いて行けるようになってきている。これは大きな進歩だ。」といいます。
具体例で、カーナビのことを挙げていました。

昔だったら、GPS信号は信頼に足るものではなく、霧で道が見えないところは、自分の目で確かめられないから進めなかったところを、
今では、誰しもが当たり前のようにカーナビの案内を信じて、運転をするようになってきている。観覧者も「確かに!」という雰囲気でした。


約1時間の議論で、「テクノロジーが人の信頼を可視化するようになった(SNSのフォロワー数やいいねの数など)」話など、他にも様々な話が出ましたが、書くときりが無いので割愛します。

この観覧を経て、私自身も「他人への信頼レベル」を下げて、色々な人との繋がりを持つことが、幸福度や豊かさにも繋がってくると改めて思いました。

例えば、旅先で地元の人に道や場所を聞くことがあると思います。
その時、快く案内して貰えたら、ちょっとしたことだけど「幸せ」を感じられた経験はないでしょうか。
(私の場合は、google mapで調べれば出てくるだろうことも、あえて地元の方に話しかけるキッカケにして、話しかけに行くこともあります笑)

逆に、自分の家や勤務先付近で、観光客や海外の人から声を掛けられ、道を教えてあげて感謝されたら、たったの1,2分の出来事だけども、
人に少しでも貢献できた「プチ幸せ」を感じられることもあると思います。

もしかしたら、こうして、信頼レベルを下げた先にある、新しい「コミュニケーション」が面白いのかもしれません。

丁度、先週の土曜日にも、たまたま入ったバーで出会った初対面の方と話が弾み、自分のキャリアについてや、仕事の具体的な事業の課題についてまで相談に乗ってもらい、素敵な時間を過ごさせて頂きました。

知らない方とでも、こうして意気投合して仲良くなれるような、そんな場所や空間がいつまでも、僕らの子供の世代になっても残っていたらいいな、と心から思う経験でした。


以上、「信頼」という面白いテーマだったので書いてみましたが、最後までダラダラとまとまらないままになってしまいました。
今後も、意識して過ごしながら考えをまとめていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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