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お店での出来事。~オコ編~

お店を始めてから約7ヶ月が経つ。嬉しい事に若い世代で洋服屋をやりたいという子や自分で店舗を構えたい(コーヒーだったりうどん屋さんだったり)という子がちらほらお店に来て話をしてくれる。まだ20歳前後なのでモヤっとしていて具体性はないが自信だけはある子とか現在修行中でお金を貯めている子、様々だが昨日は大人気なく久々に腹が立った。

初めて来た子で複数人で来店してくれたんだけど、その子たちと私の関係性は何も構築されていない状況で「何でお店やってるんですか?」と聞かれた。
まずその質問の答えって一言では話せないし何回か来てくれて顧客さんになっているわけでもないしホームページやSNSを見ていただければそれなりの思いは書いているのにそこも見ていないという事が一瞬でわかるし、失礼極まりないと思う。

そこはカチンと来たが「ずっとやりたかったので。」と答えた。

そして続けざまに「古着ってどこで仕入れてるんですか?」と言われる。

これはよく聞かれる質問で顧客様には正直に伝えているが多分この質問をしてよく思う古着屋さんは少ないと思う。仕入先を聞くことはタブーだと個人的には思っている。というか自分で調べれば何でも出てくるし。

「自分で海外行く人もいれば卸を回ってる人もいるんじゃないですかね。」

と答えた。
その中の一人が洋服屋をやりたいと言っている。
もう相談にも乗ってあげる気はなく「大変ですよ。」と。

ちなみに普段はめちゃんこスーパーウルトラ細かく相談には答えている。
礼儀をわきまえていて可愛げがあり頑張って欲しいと思う子には自分が今までやって来た事の範囲で教えている。

結局商品もろくに見ず買い物する事なく帰っていった。
結構値の張るコートを無言で試着していた事にもビックリしたけど。
自分の店でもあり自分で仕入れしているからお店に入って来たときに大体全てがわかる。この人は買うものあるなとか買うものないなとかこれ似合いそうだから迷っていたら進めてみようとか入店した瞬間に全ての判断が終わる。

お店をやりたいと言っていた子は申し訳ないがその子のファッションに全てが現れていて洋服のよの字も知らないなというのが見て取れた。まさかお店をやりたいと思っているようには見えなかった。

逆にこの時代に何も調べず最初から他力本願なところが見えてしまうと一気に冷めてしまう。自分なりに調べてみてどうしてもわからなくて。とかこう書いてあったけど理解できないのでどういうことなんですかね?とかなら答えやすい。

少しの努力は最低限した後に話がやっと始まるわけである。

これはよく言う話なのだが、好きな事で個人事業主になるのは簡単でお店を始めるのだって誰だって出来る。ただ続けていく事が並大抵じゃない。

自分が始めてみて思ったことというか始める前からも分かるけど結局そこに全てがある。そこをよく理解して自分なりの戦略を立てやりたいならやればいい。

こんな事を書いてきたけど基本的に夢を持って独立を目指す若者は心から応援しています。ちなみに私も未だ何も成し遂げていないので偉そうなことは言えませんね。フラストレーションの吐き出し口に使ってしまい失礼致しました。

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