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2024年の新しい手帳は、無印良品の2冊に辿り着いた。

 あっという間に秋が過ぎ、冬がやってくる。新しい年を迎えるための準備を進めていく。その中の楽しみの一つとして、「来年の手帳を選ぶ」ことがある。

 日々の記録や日記を手書きで書いていくことは、一種のコレクションのようにも感じている。

 私の人生の一部、ちいさな今日が積み重なっていくのを、「手帳を書くこと」を通じて実感する。その感覚が心地良く、私は手帳を書き続けるのかもしれない。




新しい手帳を買う前の、お試し期間ノート

 新しい手帳を購入する際、不安を感じることがある。果たしてその手帳のフォーマットが、今の自分に合っているのだろうか?と。
 ちゃんと考えて選び、この形が良い!という結論に至っても、実際に使ってみないとわからないこともある。

 今考えている使い道、それが今の自分の生活リズムや環境の中で、無理せず継続していけるのか。
 それを確かめるためには、実際に書きながら生活してみることが、一番手取り払い。

 そういうときによくやるのが、使っていない手持ちのノートに、使ってみたい手帳のフォーマットで、試しに書いてみる、というものだ。

 手持ちのノート(使いかけの全然使ってないノートや、安価なノートなど)に、欲しい手帳に近いフォーマットを、書いてみる。

 レフトウィークリー、ブロックウィークリータイプなら線を引くだけでできる。最初さえ書いてしまえば、そこまで大変な作業でもない。

 そのノートを、仮のウィークリー手帳としてしばらく生活してみる。
 書いているうちに、実際に使ってみないとわからない細かい使いずらさ・使いやすさなどが、だんだんわかってくる。
 その使い方がしっくりきて、良さげだと思ったら、新しい手帳を購入する。

 無印良品のスエード調のカバーが印象的な、このマンスリーウィークリースケジュール帳。この手帳を購入するべきか、私は迷っていた。

 私は10月から11月まで、「お試し期間ノート」を作り、レフトウィークリーを始めることにした。

 この「お試し期間」を続けるうちに、だんだん自分の書きやすい形や、書きたい内容が明確になってきた。


既製品と手書きノート

 ノートの方が値段も安いし、自由度も高い。ノートでレフトウィークリーを書いていくうちに、ずっとノートのままで書けばいいのでは?とも思った。
 しかし、私の場合、あれこれといろんなフォーマットを試したり、書き足したくなってしまい、結果、続けられなくなる。

 だから私は、結局、既製品を購入する。毎週フォーマットが決められているので、淡々と規則的に書き続けていくことができる。


スエード調月曜始まりマンスリーウィークリースケジュール帳 2023年12月始まり

 「やっぱり可愛いしレフトタイプも書きやすいことがわかったから、買おう!」と決めて、12月に入った頃、無印で欲しかった手帳を買ってきた。

 中身はもちろんシンプルな無印の手帳で使いやすいし、表紙は圧倒的に可愛い。やっぱり買ってよかったと思った。

 他の1000円前後で購入できる無印手帳と比較すると、1990円と、多少値段が貼るのだ。しかし、この手帳はその分の価値を、十分に感じられる。

 レフトウィークリーは、主に日記を書いている。
 左ページにはその日の出来事を3〜4行、右ページには書き留めておきたいおきたい好きなこと、楽しみなことなどを書き出す。

 また、シールは好きだけど、シールをいくつも重ねたり、どう貼るかを毎週考えるのは疲れる。だから、決まった場所に小さなシールを貼ることにした。



 次に、「行動ログ」を書くための2024年のバーチカル手帳を選ぶ。行動ログは2019年からずっと続けており、今では習慣になっている。


【MIDORI】 日の長さを感じる手帳 2023

 2022〜2023年まで、「日の長さを感じる手帳」を使っていた。
 24時間の時間軸、日の長さのグラデーションのデザインが魅力的なバーチカル手帳。B6サイズで、持ち運びもしやすい。

 2024年はこのまま「日の長さを感じる手帳」を使うつもりだったが、バーチカル手帳は12月に入っても買っておらず、決めかねていた。

 この手帳自体は素晴らしいのだが、今年、使い続けていくうちに「なぜだかわからないけど、合わない気がする」というもやんとした謎の違和感があった。そのため、他のバーチカル手帳も調べてみることにした。


【NOLTY】スコラライト

 以前、使ったことのあるバーチカル手帳は、「日の長さを感じる手帳」の他に、「NOLTYスコラ手帳」というものがある。

 高校生の頃、学生向けのスコラ手帳をもらったので、せっかくだからと使い始めた。

 調べてみると、学生向けではなく、このフォーマットに近いNOLTYの手帳も存在することがわかった。しかも、A5とB6、どちらのサイズもある。

 このフォーマットは、タスク管理も一緒にできるので便利だ。しかし、行動ログを記入するたびに「やらなきゃいけないこと」を思い出してしまう。
 私はそういうちいさなことを気に留めてしまい、結果的に効率が下がってしまうことが多々ある。


バーチカル・ウィークリーページの特徴

  1. 1日の横幅 2.8mm/1時間の縦幅6mm

  2. バーチカルの8〜16時の時間帯は、時間割を書きやすいように時間の数字は書かれていない。

  3. 日付の下に4つのチェックボックスが記入できる。

  4. バーチカルの下に、1日を振り返れるメモ欄が7行ある。

  5. 右側に今週の目標やタスク、振り返りを書ける欄があ理、学生用に勉強の自習や宿題の進捗などの管理がしやすい。

私と合わなかった部分

  1. バーチカルの時間軸の記入欄がやや狭め

  2. 右にメモができるタイプのバーチカルのフォーマットは、タスク管理も一緒にできて便利。その反面、行動ログを記入するたびに「やらなきゃいけないこと」を思い出してしまう。

  3. デザインが、若干ビジネス手帳感が強く、気持ちが上がらない。


【無印良品】 バーチカルスケジュール帳 2023年12月始まり A5

 そして辿り着いたのが、無印良品のバーチカル手帳だった。

 この手帳を購入する前に、試しに、横罫ノートに書いてみた。
 すると、私の書きたいことは問題なく書くことができた。むしろ、こっちの方がわかりやすい気さえしてきた。

 無印良品のバーチカルは、時間軸が24時間ではない、という理由から、なんとなく避けていた。
 しかし、行動ログの目的は、自分の行動パターンや、何に時間を使っているのか、把握するためだ。

 主に、睡眠時間、食事の時間、勉強や作業、執筆に集中している時間、趣味に没頭している時間、日常生活のサイクルを書き込んでいる。

 生活リズムも考えると、この目的のためなら、「24時間軸」にこだわって選ぶ必要はないだろう。むしろ、そこにこだわりを置かないことで、選択肢も増える。

 手帳を書いているうちに、次第に「全て記録しなきゃ」という気持ちに駆られ、本来の目的を見失っていたかもしれない。

 シンプルなデザインだから、カラーペンやカラーマーカーとも、相性が良さそうだ。
 時間軸にジャンル別にカラーマーカーを2〜3色で塗るだけで、それっぽく可愛くシンプルに仕上がる。

(試し書き、無加工)
室内、窓辺での直射日光。
マーカーの色味


バーチカルページの主な使い方

睡眠の記録

寝た時間と起きた時間を、日付の下のメモ2段に書き込む。
例(24:00 - 8:00 / 8h)

下のメモ欄に書けること

  1. その日に購入したもの

  2. お出かけした場所の詳細や感想

  3. 夕方や夜、自分のためにできたことを書く。(ストレッチをした、スキンケアをした、ハーブティーを淹れた、本を読んだ、など)

行動ログ

 私は朝型でもなければ、そこまで夜更かしする方でもない。手帳の時間軸は、8時から21時で、問題はないだろう。

 21時以降は、自分を労わる時間に当ててみるのも良い。無理に手帳に書くこともない。
 24時間軸では、視覚的に空欄が目に留まりやすく、漠然とした不安感に駆られていたような気もする。

 もし、朝や夜の時間軸が必要な日が生まれたとしても、上下のメモ欄を使えば、朝は6時まで、夜は翌朝6時まで、延長できる仕様になっている。


まとめ

 結局、来年、共に過ごしてくれる手帳は、無印の手帳2冊という結果になった。

 無印のレフトウィークリーでは、毎日の中で、自分の心を満たすしあわせ探しをする。
 無印のバーチカル手帳を書くことで、自分の行動に対する充実感や満足感を上げていきたい。

 この手帳とともに、新しい、良い一年を迎えることができそうだ。




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