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アイ・フィール・プリティ!

新年最初の映画はこちら。ふえーん、とってもよかった! 

容姿に自信のない主人公が、頭を打ったら超美人になった!…と思い込むようになるラブ&コメディー。これ、まじで思い込んでるだけなので、登場人物にも映画を観ている私たちにも美女バージョンの彼女は見えない。主人公だけが「見てよこのライン!」「やっば、超イケてない!?!?!?」と大はしゃぎ。そして、「私は美女」と思い込んだ主人公は、どんどん自信をつけていく。つまり自己肯定感が変わるだけなんだけど、それだけでどんどんいきいきとして、かわいくなっていく彼女の姿に、笑いながらもきゅーんとしたりじーんとしたり。美人だったらこうしたい、って、女の子誰もが考える妄想の一つだと思うんだけど(ちなみに私の場合は高校時代顔採用と名高く門を叩くことさえできなかったサッカー部のマネージャーに応募したい)、その燻った夢みたいなものを実現してくれる気持ちよさもあったり。しかも、自信を持つことで彼女の元々の素質、容姿以外の魅力ががんがん引き出されてくのもよいんだよ〜。

話が進むにつれ、しかしこの「美人isつよい」のものさしをどう回収するのかな〜と思っていたけど、魔法が解けたあともよかった。最後の方に主人公がスピーチする場面があって、それがまたぐっとくる! 心のこもったシンプルな言葉に、パッドマンのスピーチを思い出した。もちろん最後はしっかりラブコメなのもたまらん! いろいろ思うけど今の自分の愛せる部分を愛そ〜!って泣いて笑って元気をもらえて、2019、いいスタートをきったぞ!と思える映画でした。

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