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045 ゆたかなひとり時間

職場の人や友達、家族と会話をすると、いつも発見があります。
自分では思いもよらなかった意見や考えを聞いたり、また自分の考えを話していくうちに頭の中が整理されたり、また改めて自分の考え方を知ったり。

それは、とても楽しくありがたい時間だと思います。
しかし、それと同じくらいひとり時間も大切だと思います。
ひとり時間がゆたかであれば、誰かと過ごす時間はもっと楽しくなります。
そんな楽しい誰かとの時間とゆたかなひとり時間が、私のnoteを作っています。

私は仕事以外で人と過ごす時間が少ない方だと思います。
休日があったとして、誰かと過ごす時間とひとり時間は1対9くらいです。
そのかわり、たまに誰かと過ごすときはうんと楽しみます。
それくらい楽しめるのは、やっぱりひとりの時間があるからだと思います。

今回は、そんな私のひとり時間の過ごし方を3つに分けてご紹介します。

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1 「うれしい」ことをする
1-1 本の世界へ
私はわりとジャンル問わず本を読む方だと思います。どちらかというと小説が多いのですが、小説でも恋愛小説からミステリー、時代もの、SFまで国も時代も関係なく気になったものは読みます。実用書も読みます。自己啓発系はあまり得意ではないのですが、勤めている会社の方針でたまに読みます。あとはその時々で興味のある分野の本や絵本、詩集、画集、写真集も読みます。
お気に入りの紅茶とチョコレートを用意して、お出かけ気分で本を開きます。
本から帰ってきたときは、確実に心の中のなにかが変わっています。
読んだ本が好みか好みでなかったかは関係なく、変わっています。
これは一つの体験だと思っています。本に限らず映画や音楽の世界に行くこともあります。

1-2 必需品ではないお買いもの
私は余計なものがわりと好きで、休日をお買いものの日と決めたら、わくわくしながら存分にお買いものをします。このお買いもの日のポイントは必需品でないものを買うこと。なくても暮らしていけるけれど、あったらうれしい。そういうものを吟味して買います。
たとえば紅茶。紅茶屋さんで香りをかぎながら、今の気分や季節に合ったものをセレクトします。店員さんのおすすめを聞くのもすきです。
たとえば入浴剤。ロフトやハンズの入浴剤コーナーでパッケージや効能を見ながら、お休みの前の日に使う用、もしもしんどいことがあったら使う用など目的を決めて選びます。
そのほかにも、文房具やアロマなど日々を彩る余計なもの(消耗品が多い)を予算に合わせて購入します。

私はスナフキンにはなれないみたい。

1-3 お風呂の楽しみ
夕方。明るい時間から入ります。お湯を入れている間に読みたい本をセレクトして、入浴剤と着替えを選びます。お風呂で本を読んだり、ぼんやりしながら体が温まるのを楽しみます。実家にいたころは歌を歌うこともありましたが、意外と家族に聞こえていることがわかったので、やめました。(しかも、母から「〇〇(曲名)歌っていたでしょ」と言われた曲名が私の歌っていた歌とまったく違う歌だったので、なおさら恥ずかしくなりました。)

1-4 思い出と向き合う
写真や手紙を見る時間です。
写真は見ながらできごとを思い出すだけでなく、noteの投稿に合いそうな写真を見つけられることもあるので、時々見ます。私の投稿についている写真がときどき海外のものなのは、海外旅行に行った時の写真を使っているからです。

2 「考えごと」をする
2-1 君は何を学んだ?
これは村上春樹さんの『風の歌を聴け』という作品で出てくる言葉ですね。
私が中学生の頃に出会って、今も大切に持っている言葉の一つです。
この言葉の良いところは、成功談にも失敗談にも思い出にも使える質問だということです。私はこの「学んだこと」からnoteの内容を思いつくことが多いです。

2-2 〇〇といえば?
これも、noteを書く上でよく考えるようになりました。連想ゲームです。
たとえば、先日書いた「じんわりたまご焼き」という投稿の場合はこんな感じ。もうすぐ秋だなぁ。秋といえば?→やっぱりたまご焼きよね。→たまごやきといえば?といった感じで。この先はもしかしたらきれいな黄色、かもしれないし、大根おろしは欠かせない!かもしれません。自由に連想を広げるのは心地よいものです。

2-3 もしも物語
これも考えだすととても楽しいものです。現実的かどうかは関係なく、好きなように考えます。たとえば最近私が考えた「もしも」はこんな感じ。
「電車にゆられて」という文章の構成を電車で考えているとき、出入り口の近くにこんな文言を見つけました。
「非常時にこの中にあるハンドルを操作すると手でドアを開けられます。みだりに車外へ出ることは危険です」
もし、非常ドアコックのハンドル操作専門の人がいたらどんな人でしょう。仮にドアコック士とします。この人たちは通常時はごく普通のサラリーマンや公務員で、お勤めをされてる方です。(ドアコックがある公共交通機関で移動することが必須条件)そして緊急時には携帯している腕章(シンプルに見えて複製できない工夫がしてある)をさっと装着して、無駄な動きなく淡々とハンドル操作をします。そのあまりにスムーズな動きに人々は自動でドアが開いたと思うほどです。彼らの職業病は、交通機関以外でもハンドルを目にすると、通常時はしまっておかなくちゃとはらはらすることです。「みだりに」開けられたら大変だからです。

3 まとめる
3-1 ノート作り
こういった体験や考えたこと、思いついたことをノートにこりこりと書いていきます。
私は「Note shelf」というアプリを使っています。書きながら新たな考えが出ることもあります。たとえばこんな感じ。

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これがnote 投稿のもとになることも結構あります。

3-2 絵に思いをのせて
食べたものや見たもの、または考えたことのイメージをイラストにすると、文字よりも表現できていることもあります。がっつり描くこともあれば、ノートの隅にちまちま描くことも。これは写真を撮ったり、画像を作成することでも同じと思います。
私は色遣いがうまくいくと、とてもご機嫌になります。

3-3 手紙を書く
「文章」ではなく、「手紙」としたのは、私が文章を書くときは記録というよりも伝えたいことの場合が多いからです。
だから、上記の「手紙」とは、実際に友人に出す紙の手紙かもしれませんし、note の投稿かもしれません。また、未来の私への文章かもしれません。

テーマを決めたら、あとは考えながら文章を書くこともありますし、がっつり構成を考えてから書くこともあります。(これは特に本についての記事)
私個人が見た景色や感じたことを初めて読む人にもわかるようにまとめていくのは、とてもむずかしく、おもしろいものです。

何年か前、教授に「むずかしいことはおもしろい。どんどん挑戦しなさい」と言われたことがあります。私は、その後ずっとむずかしいことに立ち向かうのはくるしいことだと思っていたのですが、最近その言葉の意味がわかったような気がします。

手紙を投函したあとに、その手紙を受け取ってくださった方が「スキ」と言ってくださったり、お返事を書いてくださったりと、うれしい「その後」があります。
この時だけは、ひとりではない気持ちになります。

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いかがでしたか。
ひとりの気ままな時間を過ごしたあと「なんだかいい時間だったな」と思えたら、仕事や投稿もがんばれそうです。今回ご紹介したことは、お風呂以外はどこでもできることです。

さて、次の休日は何をしようかしら。
行ったことのない図書館に足をのばすのも良いですね。
お店でも部屋でも、公園でも本でも、お風呂でもお気に入りの場所を増やせば、さらに楽しい過ごし方が増えそうです。

今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



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