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半径15km圏人口マップ

新体制発表記者会見の翌日、いよいよ今シーズンのチームが始動しました。初日の練習公開には450名ものファンの方々にお集まりいただき、みなさん今年のレノファに期するものがあるのだと実感しています。チーム側の提案で、ファンを交えたミニサッカーを開催できたのも楽しかった。私自身もあわてて車からトレシューを出して、参加させていただきました。

記者会見では、データがわかりやすくて良いというご意見を耳にして、なるほどあのくらいが適切なのだなと、勉強になりました。私としては、2026年までの目標が出たことで、数字の過多(正直難易度は高そう)はあるものの、渡部さんがそこまではいてくれるんだなぁと、ひとまずほっとしています。

発表資料で1点だけ口を挟ませてもらったのが、ホームタウン人口の表現です。私も就任以来、地域の人口を語ることの難しさに悩んでいたのですが、いまのところ最もわかりやすい指標が「半径15km圏人口」なのではないかと感じています。人口や人口密度では、面積が無視されてしまうので、人がいるかどうかを直感的に表すにはこれが向いているなと気付きました。

これを使って、発表資料のベンチマーク比較を全60クラブに拡大してみました。東京は新宿を中心にすると少し多摩寄りになるので988万人、最繁華部だと約1,000万人になるのではと思います。都市圏人口に加えて、地域のサッカー文化や歴史を背景に、各クラブが成長していることが感じ取れます。

レノファは県内の全19市町とホームタウン提携をしているので、広義のホームタウンは県域全体です。現在Jリーグのホームタウン登録では、都道府県を超えることができないので、都道府県人口ももう一つの指標になると思います。(作成したスプレッドシートを閲覧可能にしています。)

半径15km圏人口比較の一部

レノファのまわりを見ていると、鹿島アントラーズの凄さが際立ちます。伝統のチャンピオンチームなのであまり比較されることはないですが、あの場所(実はまだ現地観戦したことがないのですが、ゴルフに行った時に何度か横目に見ました)に茨城県が早々と専用スタジアムを建てて、Jリーグ創設時に名乗りをあげ、確固たるサッカー文化を築いています。

レノファと同じく半径15km圏人口が19万人の、ガイナーレ鳥取も頑張っているクラブです。レノファより5年早くJ2に参入し、専用スタジアムを整備し、魅力的なサッカー文化を築いています。そして、半径15km圏人口では60番目となる今治FCも素晴らしいです。地元の熱意で岡田"カントク"を招聘し、専用スタジアムを整備し、大きな異彩を放っています。むむむ。

山口でももっと早く、大内氏や毛利氏の1500年代とか、明治維新の1800年代から動けていればと思うことがしばしばあります。そんなことを考えていると、山口からはサッカーではなく蹴鞠の話題が。1/21(日)に第1回大内蹴鞠ワールドカップが開催されます。あえて大内蹴鞠としているところが遠慮なのかリスクヘッジなのか、はたまた戦略的なのかはわかりませんが、参加募集は明日までです。ぜひ!


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