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先日、息子から、ここにハンコ押して。と言われ、見たら、卒業文集の内容について一応親の承認みたいなものが必要とのことだった。中身については何もこだわりもないので良いのだけど、一応読んでみて、初めの一行目から、ウチの息子は私とは本当に全然違う個体だな。と改めて思った。

「僕の夢は、プロ野球選手になることです」

と、書いてあった。。まじビックリ。野球好きなことも知ってるし頑張っているし、続けるつもりなのも分かるけど、本気?凄いね君。って普通に感心してしまった。言わないけど。小学生でここまで素直でいられることに母さんは喜んでいます。と思いました。言わないけど。

私が小さい頃は、自分でも変な子供だったと思う。凄い小さい頃は、色んなことに悩んだり、宇宙の端っこを考えて眠れなくなったり、人とコミュニケーションが下手だったりで、我が道を行けば壁に当たると思っていた。小学生1・2年はクラスで一人ぼっちの子を見つけて過ごし、3・4年生の時は割と強気な子が友達になったけど合わせるのとか辛どかった。ちょっと乗れてないせいか、軽い無視とかもあって疲れた。その時、オバサンの先生が担任になって、何かぶっちゃけでというか、本気で話してくれた感じがして先生の話は気軽に聞けて、何か辛どいの嫌だなっと思って吹っ切った。私のターニングポイント。ここから、変わり者でクヨクヨ考える人でも(それはそれで悪くなかったけど)、人に合わせて疲れている人でもなくなったが、特化した何かもない人になった気がする。でも、気軽でそれ以降が楽しく過ごせている。ま、そんな感じ。

それと比べて、息子ときたら、楽しそうな上に夢まであり、しかも、ベタな、それでいて中々いないであろうプロ野球選手!挫折はあるかもしれないけど、今なら分かる。本気で自分がやりたい事なら、頑張ったり何かしたら成功か失敗かはさておき、何かが残る。一生懸命じゃない人には分からない経験が残る。経験は宝だと思う。世界が広がる。

私は、何物にもなれずに、何物かになりたくて色々して、やればやるだけ結果にむずびついて面白くなってきた武道に大人になってからハマった。それからの経験は自分の中で占める割合は大きく、世界が広がっている。体は、経験した動き以外は中々できない。やったことある動きは、時間が空いても思い出す。自転車に乗れるか乗れないかみたいに。使うか使わないかじゃなく、出来る範囲を広げていくことは無駄じゃない。

まだ何者かになっていないという物足りなさがありつつ生きている。小さい時に吹っ切った時、たぶん、一生懸命と同時に逃げたこともあるからかな。。と思ったり。でもそれも人生。つまらないのは嫌いなので、何か探してる。探してりるけど探してない。今はないわけじゃない。それなりに。

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