PPVV初演脚本変更についての発言まとめ

もといlaser beamerの考察

「脚本が大幅に変わった」という旨の発言や、変更前の内容が読みとれるようなものを集めています。

大体敬称略です

鈴木拡樹さん&和田琢磨さん稽古前?中?インタビュー

オトメディアプラス SPRING2019

鈴木拡樹さん&和田琢磨さんインタビュー
「刺激し合う同世代のふたりが織りなす”バディ感”」

(略)
――先ほど「コンビ」というワードが挙がりましたが、何といっても今回はおふたりの役がバディというのも見どころですね。

和田:こういうバディ感というかガッツリふたりで組んでというのは初めてなのでより楽しみですね。(鈴木さんは)現場の空気感を大事にされる役者さんなので、毎日同じセリフでも、違う感覚というか、稽古も本番も新鮮に楽しめるかなと。

鈴木:言われてみると、こんなに密な関係を演じるのって初めてなんですよね。僕としては、「初めてだったのか」と思うくらい。同世代ということもあって、ほかの現場で一緒にやっているときも、励みや刺激になっていて、どこか特別感があるんです。

和田:キャラクター同士の関係性も構築していかないといけないけれど、鈴木と和田のふたりの関係性もチラチラと見えるように付け加えられたら面白いな、と今考えています。


アニメージュ 2019年5月号


(略)

――舞台は完全オリジナルということで、お二人が演じる役柄について教えてください。

鈴木:僕が演じる九泉晴人は、シビュラシステムを心のそこから信奉している人物です。頭が固すぎるので執行官にキツく言いすぎる部分もあるんですが、その分、監視官としては優秀な人物ですね。


和田:僕が演じる嘉納火炉は、ちょっと屈折した内面を持っているエリートで九泉とはまた違った正義感を持つ人物です。ただ、仲間思いのところもあると聞いているので、二面性のある人物なのかもしれない。これからの稽古の中でどんどん肉付けされ、いろいろ変わってくる部分もあるとは思うんですけれど。


――九泉と嘉納はバディですが、これからの稽古の中で、二人の関係性をどのように作っていこうと考えていますか?


鈴木:実際に僕たちが同い年っていうのは、バディを演じるうえでは大きいかもね。


和田:うん、大きいね。なんだかんだ1年に1本は共演していて、お互いの舞台でのたたずまいや雰囲気も分かっているので、そこの理解度を役に+αで表現できますし。


鈴木:もし引っ掛かることがあっても、ご飯などに行きながらお互い話せる間柄だと思うので、そういうのを経て詰めて行ければいいですね。最終的にはやっぱりバディものなので「一人では欠けているけれど二人なら最強」というのを表現できればなと思います。



ソニー・ミュージックエンタテイメント Cocotame


「アニメから広がる新たな物語。鈴木拡樹&和田琢磨が挑む『舞台PSYCHOーPASS サイコパス』」

(略)

――鈴木さんは別の舞台に出演されていたため、数日ぶりに稽古に復帰されましたが、現時点での手ごたえは?


鈴木:台本に変更点があり、より見やすくなったと感じました。一度稽古を離れていたからこそ、「この改善、面白いな」とか「考えに考え抜いた結果の変更なんだな」と最初の台本との違いも実感できました。この素晴らしい台本に応えるべく、日々稽古に臨んでいます。


(略)


――九泉というキャラクターには、どんな印象をお持ちですか?


鈴木:稽古を通して、方向性が変わりましたね。最初は爽やかな青年という印象でしたが、現在は色相が濁っているようにすら見えます。最初の印象から180°変わりましたね。

――稽古に復帰したら、役の印象も変わっていたのでしょうか。


鈴木:最初の読み合わせの時から本広さんが方向性を変えたいという話をされていたので、「あ、変わるんだな」とは思っていました。ただ、ここまでガラッと変わるとは予想できませんでした(笑)。」


――鈴木さんとしても、最初に役作りをされていたんですよね。そこから方向性を大きく変えるのは大変なのでは?


鈴木:そこはもう、楽しむしかないですよね。最初に作っていったイメージも、今回は使わなくても別の場所で生きる可能性がありますし。具体的には、最初の設定では「格闘技好き」とあったので、どういうジャンルが好きなのかと考えて、それをアクションのベースにしようと用意していました。


(略)


――嘉納役の和田さんとのコンビネーションはいかがですか?


鈴木:じつはバディとしてがっつり絡むのは、今回が初めてなんです。同世代ですし、一緒にひとつの作品を作れるのはうれしいですね。その上で、舞台上で切磋琢磨するライバルのような僕らの関係性も、役柄に反映できたら面白いかなと思います。


(略)


――嘉納のキャラクターも、初期の段階からだいぶ変わったそうですね。


和田:そうなんです。これもネタバレになるので詳しいことは言えませんが、最初にいただいた台本からだいぶ変わりました。拡樹君が稽古に参加してからは、彼とのやりとりのなかでまたちょっとずつ嘉納の人物像も変わっていくかも。本広さんとも話しながら、正解を探っていきたいです。


――最終的にどんなキャラクターになりそうですか?


和田:人それぞれに正義ってあると思うんです。監視官側の正義もあれば、「ヒューマニスト」側の正義もある。もっと細かく言えば、同じ監視官でも九泉の正義と嘉納の正義は違います。そのなかで、嘉納にとっての正義とは何かが、みなさんに伝わればいいなと思います。


・・・当たり前のように
「九泉と嘉納はバディ」ってあるの何?

監視官同士対になってる表現とかラストシーンとかあるけれど、バディか……?嘉納&大城の方がバディ感強くない……?(メタいこと言うと、ラストシーンを演じるためにも鈴木さんと和田さんは役者としてバディだけれど、九泉と嘉納はバディではないと思う)

初期九泉の「格闘技好き」は、雨の廃棄区画シーンで嘉納が大城に言ってた「格闘技が好きでもクリアな人間は沢山いる」が一般論じゃなくて、「……沢山いる——九泉みたいな人間がな」だったのかなぁとはなんとなく思う。

初演パンフレット 

演出:本広克行さん×主演:鈴木拡樹さん 対談


Q.今回のストーリーでテーマとして掲げられていたものはありますか?

本広:(前略)シリーズの中の突発的な出来事にしたいということがありました。それで途中から急激な脚本の変更をしまして・・・・・・。なぜかというと、僕は今まで長く続いているコンテンツの研究をし直したんですね。「ガンダム」や「スター・ウォーズ」とか、全部。その結果、ある法則に辿り着いたんです。「コレだ!」と思い、それから脚本を直しにかけていきました。だから顔合わせの時には、僕は変なことを言っていましたよね?

鈴木:そうですね(笑)。その時に配られていた台本と全く違うことを仰っていらしたので「随分と変わるんだ!」と思いました。まるっきり違う結末になりましたね。

本広:法則にたどり着くまでに時間がかかってしまって(苦笑)。そしてこれは命の話なので、必要なことだと思ったんです。最後は見た人が「どっちだろう?」と、どう感じるのか考えてもらうラストシーンにしようと。

鈴木:この改変によって、寿命が縮んだキャラクターもいらっしゃるという(笑)

本広:役者には説得に行きました(笑)。「美味しくしますので!」と。

鈴木:そして本当に美味しくなっているんですよね。僕の演じる九泉晴人も当初から大きく変わりました。シビュラシステムを信じているという大前提は変わらないのですが、結末が変わることによってさらに考えることも出てきましたし、九泉とシビュラの関係がより深くなった気がします。

人物紹介

嘉納火炉:(略)九泉とはたまに衝突することもあるが、お互いに信頼し合う良き相棒として、三係をまとめている。

大城奏人:(略)嘉納とは昔からの付き合いがあり、お互いの過去を知っている。

目白一歩:(略)年長者の立場からも、負担の大きい監視官の二人を気にかけている。



……えっ、なんか、「そっちが相棒なんかーい!」感ある。嘉納→大城の関係性ってパンフレットに記載されてなかったんだ……。

図解するとこういうことか?


いや、マジでよく分からんが、とりあえず、

・九泉と嘉納はバディ(バディだった、もしくはバディ感が今よりも強い)
・初期九泉は爽やかな青年だった
・嘉納の性格のメインが「屈折した人」、サブで「仲間思い」(今は反対では?)

ってことでまとめておく。

ところで、キャストが1番最後に公開されたのが、高橋光臣さん演じる作品のラスボス枠三島慎吾、ではなく池田純矢さん演じる大城奏人だったのはマジでなんでだろ…………と思ってしまう。三係で唯一大城だけ2月発表だし……。ずば抜けたキーパーソンって訳でもないし、主人公である九泉との関わりってそこまで大きくないし……。
大城くんが元々女の子設定(※2パンフレット)だったのと関係あったりするのかな(稽古開始1ヶ月半前だからそれはないか)

情報解禁の時系列整理
1/19 舞台制作&主演キャスト(九泉)
1/23 公演タイトル&あらすじ&キャスト(嘉納井口蘭具相田目白)&ティザービジュアル
2/23 キャスト(三島後藤大城)
4/1 主題歌
4/5 個人ビジュアル


無印円盤 disc2 メイキング映像

06:43ころ

和田:音出しま〜す(上手に向かって発砲。使用している拳銃は目白さんのシーンのもの?)

町井:びっくりした〜(1階セットの柱にもたれながら腰を下ろす)

07:06ころ

町井:(舞台中央奥から手前に向かって発砲。後捌ける)

和田:(被弾。崩れ落ちた後、右太股を押さえる仕草)これは痛いよぉ〜

和田:(「通し稽古に向けて」)今日初めて衣装を付けて、フル装備でやったんですけれど
(これの前に高橋さんが「明日から通し始めるので」、鈴木さんが「今日で一応全部つながったのかな?」と仰っている)

かなり稽古終盤での映像?公演内でもこの構図はあるけれど、被弾してるのは嘉納ではなく蘭具

初演のお稽古は2019年3月18日スタートだったみたい。もっと稽古スタート早そうなイメージあった。1ヶ月間なんだ。

ニッポン放送 ミューコミプラス(2019年9月27日放送回)

パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚紀さん ゲスト:和田琢磨さん

吉田:僕、まず、この舞台は普通に観たら結末が読める人は、ひとりもいないと思います。

和田:それすごく言われましたねぇ

吉田:僕PSYCHOーPASSこんなに観てるのに分からなかったですもん

和田:自分でもえっ!?ってびっくりしました。最後の終わり方ってものすごく印象に残るじゃないですか。なのでもうほんとぎりぎりまで本広さん含め、鈴木(拡樹)くんとそれからキャスト、周りの方とみんなで話し合ったりとかして「どういう終わり方が一番美しいか」「PSYCHOーPASSっぽいか」っていうのを最後の最後まで追求してました。終わり方、それくらい重要でしたねぇ・・・・・・

(中略:脚本の深見真さんについてのお話)

和田:最初、稽古が始まる初日、本読みってあるんですけれども、みんな集まってできた台本を読み合わせる会があるんですけれど。その時は全く違う本だったんです。特に終わりが。結構もう「超ハッピーエンド!」みたいな終わり方で、みんなで手つないでふふふーんみたいな感じだったんですよ、簡単に言えば。ところが、本広さんがそこで「いや、これはちょっと違いますねぇ・・・・・・変えます!2日間休みにしてください」って言ってそこから台本がばぁー!って変わって・・・・・・なったんですよ

吉田:最終的にできあがった脚本の形に近いものに?

和田:そこからもちょっと揉んだりしたんですけれど・・・・・・。だから最初来たのは全く違う結末だったんですよ

「PPVVのラストがハピエン(?)だった」の初出はここかな?

2パンフレット


演出:本広克行さん×脚本・演出補:池田純矢さん 対談


(略)

池田:現場で作り上げたものもたくさんありましたからね。もちろん深見真さんの脚本があっての上ですが、役者と演出がそれぞれアイディアを持ち寄って、トライ・アンド・エラーを繰り返して、その瞬間にスパークするものを大切にして組み上げていっていました。カンパニーのみんなの絆が作用したこともあったのかなと思います。

本広:今思うと、僕はひどいこといっぱいやっているんですよ(笑)。前作は本読みの後、どうも釈然としなくて「一週間ください。やっぱり全員、殺します」って宣言して、みんなをどよめかせたり。

池田:そうでしたね(笑)。本読みの時の脚本だと、三係のメンバーはみんな生き残る終わり方で、そこから180度変わって、ほぼ全員が死んでいくエンドになりました

本広:スタッフの子にも「なんてことするんですか!」って怒られた(笑)。でも完成された舞台を見て、その子も「みんなが一生懸命演じている姿から、命の大切さを感じ取って涙しました」と言っていたので、良かったなぁと思いましたね。

(略)

本広:ちなみに大城って、最初のプランでは女性だったんですよ。でもどうにもしっくり来なくて、男性にしたらすごくハマった。ふたりのバディ感が良かったです。

(私はこの「大城くん女性案」から、「嘉納さんと逆咲ちゃんのコンビって、嘉納さんと大城くんには"できない"ことができるように設定されたコンビだったのでは?」と主張している。実際、嘉納さんと逆咲ちゃんは互いの本音を吐露できていたから……。嘉納さん→逆咲ちゃんのは、息絶える時に最後まで残る五感が聴力だというから逆咲ちゃんの耳に届いているはずたよね……。ふたりは、良い意味で気を遣わない関係になると思う、時間さえあれば。)(逆にこれまでの時間が長すぎた結果、憧れや信頼が大きくなりすぎて枷になったのが嘉納さん大城くんコンビだと思ってる)

laser beamerについて


laser beamerって脚本が変わる前に作られた曲だから、laser beamerについて読み解けば初稿脚本について分かるのでは?というかなり安直な考え

ラスト、歌詞が「僕は君のもの」から「僕は僕のもの」に変わるのが、九泉の「俺は刑事だ」を意味してるのかなぁ……🟰ハピエン初稿でも①九泉の記憶の改竄と②改竄後の自己の確立は物語の大きな要素として入っていたんだろうなぁ…
という考えです。

かといって、九泉の「俺は刑事だ(だから仲間の仇を討ちたい)」は必ずしもシビュラ依存から脱却した・反シビュラ的・所謂「この部屋シビュラの電源を落とす」主張ではないけれど……。

「僕(の殺意)は君のもの」
→シビュラの託宣に従い、母を殺した
🟰殺意ではなくシビュラから与えられた役目

「僕(の殺意)は僕のもの」
→仲間の仇を討つために(たとえ嘉納が犯罪者であろうと裁きを受けていないため、完全な九泉の私刑として、九泉の殺意で)嘉納を殺したい

なんですかね。

いや、じゃあなんで最後のシーンは発砲するしないを犯罪係数が300超えるか超えないかでドミネーターに・シビュラに委ねたんだよ❗️ってのは、まぁ「最後の見せ場だし……?」というメタ的な事は置いておいて、「どちらの殺意が"本物"(=犯罪係数が高い)か、どちらが"人間らしい"のか、託宣の巫女シビュラシステムに見極めてもらおうじゃないか」という皮肉めいたある種の自殺行為だと思ってる。

laser beamerのRECは〜3/1、MV撮影が3/24(最初のピーちゃんの2/25のツイートは時雨のRECなのかな?)


NHK FM ミュージックライン (2019年7月3日放送回)


パーソナリティ:南波志帆さん ゲスト:凛として時雨(TKさん&345さん)

南波:シングル2曲目のlaser beamerは舞台の主題歌として書き下ろされました。これまでにもTVアニメとなっていた作品の「舞台化」ということで書きやすさってありましたか?

TK:今回はそのアニメの作品はスタート当時から関わらせていただいているんですけれど、それこそ、こう、何度もいろんなタイミングでやらせていただいているんで、そういった意味での難しさっていうのはあるんですけれども、今回それがまた初の舞台化っていうところでの「見えない部分」ってのもあるんですよね。舞台で音楽って劇伴とも違いますし、SEでもないしどういう感じで流れるの?ってのがあって・・・・・・。「舞台の中でバンドがあって、演奏しているシーンがあってそこで流れます」ってのはオファーの段階で話はいただいてたんですけれど、聞いても「どういう状況なんだろう」ってのは(笑)

南波:想像できなくて(笑)

TK:でもなんかその考えても考えても分からなくて、だとしたらちょっと一回距離を置いてみてもいいのかなって。主題歌とはいえども、舞台の中で流れている音楽ってことは、少しその距離があるといいうか、主人公が演奏しているとかではないので、シーンの一部として演奏されているものなので、いつもみたいに全部が全部こう、隅々までそのアニメの世界観を歌っているというよりも、なにか違和感のあるものがそこで鳴っているという意識して、作り始めて。だから音としてインパクトのあるものを作りたいなってとことにいって、でエフェクターをぽろぽろ弄ってたらなんかおもしろい音が、レーザーみたいな音・・・・・レーザーって書いてあったんですけどそこに(笑)。おもしろいと思って、それから作って・・・・・・。だからなんか今までのアニメの、テレビとかで使う音としてはたぶん使わなかったとは思うんですけれど、舞台だからこそ「ちょっとこの音がシーンの中で流れてきたらおもしろいかも」みたいな。なんかそこはちょっとおもしろいかなと思って、こっち(補足:アニメーションから舞台へと作品の幅を広げたPSYCHOーPASSサイドに対する凛として時雨サイド)も新しいところに、選択としてできたかなというのはありましたね。(中略:ピュンピュン丸)
言葉は最終的にはすごく物語に沿って行きつつ、でもちょっといつもよりは俯瞰した感覚で言葉を書いて見たんですけれど、なんか音の質感とかは、いつもよりアッパーだったり、ピュンピュンしていたり(笑)

livedoor NEWS 「『PSYCHOーPASS』の世界観は、体に染み付いている。凛として時雨が1分29秒で描きたいもの」(2019年7月12日掲載 )

取材:照沼健太さん

――『PSYCHOーPASS』との最新タイアップが、今回のシングルにも収録されている『laser beamer』です。

TK:はい。実は今回、本広監督とは初めてちゃんとお会いして、打ち合わせしたんですよ。それまでは別の方が立ってくださっていて、そこでやり取りをしていたんですけど。

――本広監督はどんな印象の方でしたか?

TK:僕はそれまで映画監督にほとんどお会いしたことがなかったので、会う前は「メガホンで殴られるかも」みたいなイメージを持っていて、怖かったんですよ。

ピエール中野(以下「中野」):どんなイメージだよ(笑)。

TK:でも、「凛として時雨のイメージが、今回の舞台にぴったりだと思った」と言ってくれました。今回はアニメではなく初の舞台ということで、全然違うバンドに頼むこともできたと思うんですけれど、僕らに任せてくれたのはうれしかったですね。打ち合わせの段階では「とにかく信頼してます。面白いことがやりたいです。あとは何も決まってません」くらいの感じではあったんですけれど(笑)。

中野:それも「どんなオファーだよ」って感じだね(笑)

TK:(笑)。

――曲を作るにあたり、アニメではなく舞台だからこそ意識したことはありましたか?TK:今お話したように、オファー的には手探り感がより強かったんですけれど、『PSYCHOーPASS』の世界観はもう僕らにも染み付いているので、どういうものを目指しているのかは理解できました。それに合わせて『PSYCHOーPASS』の世界観を少しだけ俯瞰してみるような言葉を選んで歌詞を書きましたね。サウンド面では、舞台という環境でインパクトを与えたいと思って、特徴的なギターの音を使いました。

中野:あの「ピュン!」っていうサウンドね(笑)。

TK:ギターのエフェクターでいろんな音色を実験していたところ、たまたま見つけた音だったんですよね。今でもあの音が良かったか悪かったかはわからないんですけれど、インパクトは残せているのかなと思います(笑)

――もしタイアップでない楽曲だったら、あの音は採用していない可能性も?

TK:ちょっと通り過ぎてたかもしれないですね(笑)。でも、そのおかげか、当初伺っていたよりも大々的にオープニングで曲を使っていただけたり、セリフにも僕の歌詞を入れてくれたりとかしてくれて。そういう相互作用はアニメの現場では制作スケジュール的に難しいんですけれど、舞台だからこその臨機応変さがあって、まるで作品が生き物みたいに変わっていく楽しさがありました。

(中略)

――『PSYCHOーPASS』はファンの熱量が高い作品で、歌詞についての考察も盛んですが、ご存知ですか?

(中略)

TK:僕はその世界に入り込んで歌詞を書くタイプなので、書き終えた途端に普通の世界に戻ってきてしまって、自分でもどういう意図でその歌詞を書いたのかわからないんですよ。でも、そうして考察してくれている人は『PSYCHOーPASS』の世界が染み込んでいるはずだし、おそらく歌詞を書いているときの僕に近い状態なので、たぶん、みなさんの考察も合っている部分も多いと思いますよ。たぶん(笑)。


MUSICA 2023年5月号 凛として時雨 聞き手:鹿野淳さん


――”laser beamer”は聴覚的には簡潔な音楽として聴こえるんですけれど、ものすごく色んなトリックが散りばめられていますよね。これはたくさんのプロセスがあってこういう形になったということなんですか。

TK:そうですね。どうやって作ったかは本当に全然覚えてないんですけれど。ただ、僕は「その音楽がどこで流れるのか」はもの凄く意識するので、そこは考えてました。この曲は『PSYCHOーPASS』の舞台で流れるものですけれど、そこでどうインパクトを残すか。劇場だったら言葉は細部まで聴こえないから、そういうところも意識しましたね。アニメの中で12回繰り返して聴くものとは違う、舞台という、その場でしか聴けないものですし。ストーリーが始まる最初の段階で流れるものだから、ストーリーに沿ったものよりは期待感を煽る言葉を選んだり、そういうところで自分の中で整合性を取るようにしてるんです。




しかし……


NHK FM ミュージックライン(2023年4月12日放送回 )

パーソナリティ:南波志帆さん ゲスト:凛として時雨(TKさん)

TK:歌詞とかも、(中略)作品をものすごく見ている時に書いてるんで、「これってどういう時に生まれたんですか?」とかラジオとかインタビュアーの方に聞かれるんですけれど、本当に分からなくて。なんか「別人です」って言いたくなるのをなんとか堪えて答えるんですけれど、夜家に帰った時にちょっと違ったかもって(笑)。なので僕がインタビューで話してること全部嘘かもしれないです(笑)そのくらい違うモードに入っている感じですね。

……もしかして♪嘘じゃないよね♪
(じゃあlaser beamerから推測できないじゃん……というやつ)


うーん……「僕は僕のもの」が「俺は刑事だ」単体を指しているのか分からなくなっちゃった😢


やまなしおちなし意味なし


結論(結論か?これ)

・九泉と嘉納のバディ感が完成脚本よりもめちゃくちゃ強かったのでは?
・大城がキーパーソン?
・TKのインタビューの解答は全部嘘(かもしれない)

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