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文章を書く上で大事な3つのこと。〜文章を書けるようになるには〜

2019年6月25日

文章をもっと上手く書けるようになりたい。
そう思ってあるライティングの本を読んだ。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」https://amzn.to/2IGEWvS

今回は、その本で学んだことを書いていく。


そもそもなぜ、僕が文章を上手く書けるようになりたいと思ったのか?
まずそこから話していこうと思う。
その理由は、2つある。
1つは、自分の好きなもの、自分が触れて感動したものを自分の言葉で表現したい、そして他の人にちゃんと伝えられるようになりたいと思ったから。
もう1つは、ブログを書いて、自力でお金を稼げるようになりたいと想ったから。
である。

この崇高な理由とゲス?な理由の両方から、今回ライティングを勉強しようと決意するに至った。

改めて、

今回読んだ本は
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」https://amzn.to/2IGEWvS
という本だ。

この本を読んで、僕がハッとさせられた、またすごく納得した3つのことについて書いていく。
これさえ理解すれば、読みやすい、伝わる文章が書けそうだと僕が思った3つだ。

それが
1、 話し言葉と書き言葉の違い
2、 漢字、ひらがな、カタカナが与える印象、使い分け
3、 読者の存在を意識すること
の3つである。

順番に説明していこうと思う。
だが、その前に共有しておかなければならない、大切な大切な前提がある。
なぜ人は、文章を書くのか?
それは、何かを他者に伝えたいからだ。
そのために、どう書くと一番伝わるのか。
今回は、それをひたすら考えていく。

では話を元に戻そう。
1、 話し言葉と書き言葉の違い
「話す時はポンポン言葉が出てくるのに、いざ書こうとすると書けない。」
あなたは、こういった経験ないだろうか?
僕は、そんな経験を山ほどしてきた。
話し言葉と書き言葉では、一体何が違うのだろうか?
それが、この本を読んで完璧に理解できた。
話し言葉は、「非言語コミュニケーション」の要素が多いのだ。
例えば、表情、ジェスチャーや間などがある。
つまり、言葉そのもの以外の多くの要素でコミュニケーションを補強することができる。

メラビアンの法則というのが、そのことを強烈に伝えている。
下の図を見てほしい。

https://matome.naver.jp/odai/2146445616078371401/2146445902479165303

話している内容は、全情報のたったの7%なのだ。

それに対して、書き言葉はどうだろうか。
メラビアンの法則で、7%に過ぎなかった言葉の内容が、ほぼ100%を占めるようになる。
もちろん改行や句読点など視覚的な見やすさも大きな要素だが、
何が書いてあるか。それが圧倒的に大事になってくる。
つまり、良くも悪くもごまかしが効かないのだ。
話し言葉とは、もう完全にまったく別物なのだ。

これらの違いを理解すると
自分の気持ちを「書こう」とするのではなく、「翻訳する」感覚で書くと、上手く書けるようになる。
と筆者が言っている理由もよくわかる。

次に
2、漢字、ひらがな、カタカナが与える印象、使い分け
についてだ。

下の一枚の画像を見てほしい。


いちばんわかりやすい
もしくは
一番わかりやすい
というコピーの入った本だ。

お気づきだろうか。
ここで、
「一番解り易い」
「一番分かり易い」などと書こうものなら、
もうその時点で、わかりにくいのだ。

私見ではあるが、
「一番」も「いちばん」にした方がいいと思った。

この例を見ただけで、
漢字とひらがな、そしてカタカナの使い分けは、
文章を書く上で、すごく重要なことだということがよくわかると思う。

どこを強調したいかを考えながら、
漢字を使うのか、ひらがなを使うのか、カタカナを使うのか、
決めてみて、眼で確認するという作業は欠かさないようにしていきたい。

そして、最後に
3、 読者の存在を意識すること
について。
これは、
「誰」に向けて書いているのかを意識すべきということだ。

本書のタイトルは、
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」だ。

この本は、「20歳の著者」に向けて書いている。
つまり、文章をそんなに書いたことのない人向けである。

相手を決めると、
どのぐらい丁寧に書くか、
どの程度、難しい言葉を使っていくのか
などの方針が決まる。

筆者は、
① 過去の自分
② 特定の誰か
を想定して書くのが、よいと言っている。

過去の自分は、この文章を読んで理解できるのか?
そう自問自答しながら文章を書くと、伝わる文章になっていくだろう。

ここで、一番やってはいけないことは、「多数派」に向けて書くことだと本書では言っている。
なぜか?
思い出してみよう。
文章は、他者に何かを伝えるものだ。

何を伝えたいか」
ここが明確でない限り、文章の論点がぐらつきやすくなるからだ。

読者は、何が知りたくて、この文章を読むのか。
ここを明確にすると、文章も明確になってくると僕は理解した。

もう一度言う。「誰に何を伝えたいか」を明確にする。
つまり、
「誰に」:読者の存在を意識する。
「何を」:主張(言いたいこと)を明確にする。
この確認が大事なのだ。
なるほど。わかってきた。

正直僕は、これまで読者の存在を意識したことは、ほぼなかった。
見えない「多数派」に向けて書いていたのだ。
これでは、曖昧な文章になりやすく
結局何が伝えたいのか、わからなくなるということが起こりやすくなる。

だから、僕の文章は曖昧だったのだと気付いた。

まとめよう。
1、話し言葉と書き言葉の違いを理解する。
そして、
2、 漢字、ひらがな、カタカナが与える印象、使い分けを意識する。
つまり、「どう伝えるか」を熟慮する。
そして、最後にいちばん大事な
3、 読者の存在を意識する。
つまり、「誰に」、「何を」伝えるかを明確にする。

これをするだけで、
文章は書けるようになると思った。

実際、僕もこの本を読んで、今記事を書いているのだが、驚くほどスラスラ筆が進んでいる。

あなたも、ぜひこれらのことを意識して文章を書いてみてほしい。
もっと詳しく知りたいと思ったあなたは、是非この本を読むことをオススメする。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」https://amzn.to/2IGEWvS

P.S.
他にも

「バズる文章教室」https://amzn.to/2x9V5Ua

という本も読んだ。
この本は、いろいろな文章を例に挙げて、どこがすごいのか、どこに技が隠されているかが筆者特有の観点から解説されている本で、読み物としては非常におもしろい。
だが、自分の文章力を上げるという観点から見ると、
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」https://amzn.to/2IGEWvS

を読む方がいいかなと思った。

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