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2018/4/10落合陽一さんの講演「就活再興戦略」

2018年4月10日
NewsPicksの就活イベントで
落合陽一さんの
就活再興戦略の講演を聴きに行ってきました。

僕は港区の某大学院に通ってるので、17:30まで研究室で研究してそれから自転車飛ばして六本木までせっせとこいで行きました。
講演後、すぐまた研究室に戻りましたよー。

会場は、学生でほぼ満員。

落合さんの人気の高さが動員数からもよくわかりました。

具体的な内容は、後日News Picksから何らかのコンテンツとして出されると思うので、
ここでは僕の備忘録も兼ねて、
落合さんの印象的だった言葉、考え方を簡潔に書いていこうかと思います。
(僕の解釈なので、落合さんの意図とずれている可能性もありますので、そこはご了承ください。)

・人口が増えている時と減っている時とでは取るべき戦略が違う。
今の教育制度は人口増加国家の教育制度であるため、人口減少時代の現代において無理がある。

減っている時はどうすればいいの?
→撤退戦略。
どうやって誰も傷つけずに、被害を最小限に留めた上で腐った枝を切っていけるか。
例:田舎の有り余ったインフラなど。
解決策の一例:クリーンエネルギーやICOやブロックチェーンなどのテクノロジーによって
そこを自由市場にする。

つまり撤退戦略とは高度経済成長期、人口増加時代にスケールさせたあらゆるものを
どう上手く枝切りしていくのかを考えるということ。

落合さんは、撤退戦略をたてるのが得意。
だから撤退戦の極みである大学で教員をやっている。

・日本は江戸時代から
テクノロジーをいれずに、生産性を上げてきた。
どうやって?
→人間と人間のコミュニケーションをより密にしていくことで。

つまり日本はヒューマンリソース第一という考え方が染み付いている。

・イメージできないことをイメージするのは大変。
例:両腕がある人にとって片腕がないとどういう時に困るのかを想像する事はなかなか難しい。
→ここで圧倒的当事者意識というものが大事になると思った。

・撤退戦で重要な能力は、地頭。
そこに自信がないなら、大きいものに巻かれるという戦略をとったほうがいい。

撤退戦が得意だと思うなら、東芝などは超あり。

みんなが良い会社という会社ほど危険。
なぜならそれは均質化されたものだということだから。

・時代錯誤である近代の教育を受けた我々は、これからどうしていくことが重要か?
学校でやってきたことをゼロリセットすることが大事。

・人的調和がすべてではない。
Noと言えることが重要。

・会社が成長戦略をとっているか撤退戦略をとっているかで求める人材が変わる。

撤退戦略なら、イノベーション人材が必要。

成長戦略なら、均質的な教育を受けた均質的な価値観をもった人材。
→維持していくだけなのでイノベーションはいらないから。

・会社の成長度合いがものすごく早いと若者が重用される。
緩やかだと重用されない。(元々いるエース級の社員だけで仕事が回るから。)

イノベーションを起こしたい人は、爆速成長している会社か撤退戦略をとっている会社を選ぶとよい。

・スピルバーグは助監督経験がなくいきなり監督をやっている。
→いきなりリーダーになることで多くのことが見える。
つまり起業も全然あり。

・アート鑑賞時の言語化の重要性。
自分のもっている使えるだけの言語全部使う意識が大事。

意識にのぼったことをメタで認識し、意味にして認識する。

そうすることで鑑賞能力が上がっていく。

美味しいものを「美味しい」としか言えないのは、寂しい。

コンテクストと感覚、両方鍛えることが大事。
片方に偏ると偏った評論になる。

何をするかよりも、何をしないかのほうが重要。
やるより辞めるほうが重要。

落合さんは、興味のあることはするし、興味のないことはしない。

就活とは○○であるという項は、成長社会においてのみ成り立つ。
成長社会ではない現在では、成り立たない。

まだまだたくさんありましたが、
僕が印象に残った事はこれらのことです。

かなりざっくりですが、参考程度に見ていただけると幸いです。

いやー、
それにしても生落合さん、生佐々木さん、迫力満点だったなー。

日本再興戦略のレビューも書いているので、そっちも読んでくれると嬉しいです。

https://note.mu/funahashi_k51/n/n2ae59fc60e96?magazine_key=m55a3461b6b7f


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