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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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記事一覧

本を所有することって子どもの人生を変えるくらいすごいらしい

本を所有することって子どもの人生を変えるくらいすごいらしい

本の思い出子どもが本を所有するということに大きな意味があると今日の授業の長文で読んだ。小さい頃、カセット伝票で何冊でも本屋から持ち出せるようにしてくれた親に感謝。でも、家にあった古典文学は全然読まなかったな。。。笑

児童書なら一度に多い時で7冊。小学校低学年では、青い鳥文庫や岩波少年文庫が多かったな。普通の子どもより読むのが早かったから、自宅の本棚は本屋さんみたいになっていた。ちなみに自分の子ど

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普通のお休み28:作ることが好きな小学生

28人目の普通のお休みは小学生のまっちゃんです。

様々な事に興味がある彼女、でも共通しているのは「作る」という事です。

ゲームで遊ぶより、考えて作る方が難しいけど面白いと話します。

これから様々な経験を経てどのように大人になっていくのかが楽しみになりました。


モーツァルトのピアノソナタk.545 ハ長調にのせて。

思い込みがあると子どもが見えなくなる

キリスト教が支配した中世という時代は、西欧の人々に甚大な影響を与えた。なにせ、目の前の「子ども」が見えなくなるほどだったのだから。
ゲルマン人の大移動が起こり、西ローマ帝国は崩壊した。この大事件は、新約聖書のヨハネ黙示録にあるハルマゲドンを思わせたらしい。

僧侶たちは「悔い改めよ、来たる『神の国』で生まれ変わるために」と説いた。人間は生まれついて罪を背負っており、それを自覚し、悔い改めなければ「

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中高生が母親と話す内容の上位は「友だち」「勉強」のこと

中高生が母親と話す内容の上位は「友だち」「勉強」のこと

中学生・高校生は、ふだん母親とどのような会話をしているのでしょうか?中高生で違いはあるのかなど、令和の中高校生と母親との親子関係についてリサーチしました。

1.中高校生はふだん母親と会話をしている?男女で違いはある?母親と同居している中高生に、ふだん母親とどのような会話をしているのか聞きました。
中高生全体では、おはよう、いただきます、ありがとう、お風呂に入るといった「日常生活で必要な、挨拶やお

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「あなたのためを思って」は、空想を見て相手を見ていない

「関係から考えるものの見方」(社会構成主義)たぶん第23弾。
「お前のためを思って言っている」「あなたのためを思って言っているのよ」という言葉は大概、「いや、自分にとって都合がいいから言ってるんでしょ」と感じるのはなぜだろう?

これはこいつにとっていいことに違いない、と「決めつけている」ことが、やられる側からしたら迷惑でしかない、ということが多い。ただ、本人は本気で「お前のためを思って」言ってい

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6歳は本気だった

6歳は本気だった

「おとなになったら、ポケモンカードをつくる人になるんだ〜」

6歳の息子は、この数ヶ月でポケカことポケモンのカードゲームにハマった。

最初はアニメでポケモンを見ていたところから、カードを集めるのが楽しくなり、そこからプレイもできるようになった。

ポケカでつよくなりたくて、
カタカナも読めるようになった。

攻撃のために引き算や掛け算ができるようになった。

勝つための戦略が考えられるようになっ

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「子育てブレスト」_0歳から小5までの、変わった育児ハックをまとめた本

「子育てブレスト」_0歳から小5までの、変わった育児ハックをまとめた本

書籍「子育てブレスト」が2023年8月2日に小学館より発売されます。さとうけ12年分(0歳→小5)の育児ハックをまとめた本です。寝ない、登園しない、食べない、着替えない、宿題をしないといった育児の困りごとに対して「アイデアと工夫」でなんとか対応していきました。その中から厳選した67個を一冊に編集したものです。

おもちゃ作家であり、奥さんでもある佐藤蕗さんとの共著です。このnoteでは、本のダイジ

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楽しむ→観察→仮説→試行錯誤を楽しむの循環

私はもともと、「こうしたらいいのに、なぜそうしないんだ、愚か者め」と、自分の考えを押しつけ、それに従わない人を罵る人間だった。当然ながらトラブルだらけ。でも、自分にこそ正義あり、と信じ、相手を悪だと決めつけていたから、嫌われても平気だった。自分は「正義の味方」だから。

ところが「荘子」を読んだとき、目からウロコがとれた。そこには、包丁の語源になった庖丁(ほうてい)という料理人のエピソードが紹介さ

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同質性を求めることの危険性

東京に住みたくない理由の一つ。公立で何が悪いねん?と私は思っている。京大にもおかしな人はいたし、東大にも変な人はいて、どんなところにも妙な人はいるものだと考えている。だから、私立中学とかにもきっと奇妙な先生はいるものと考えている。 https://dot.asahi.com/articles/-/211028?page=1&fbclid=IwAR2Dlw2AtYb-aPLirG8YD46nlN1V

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楽しむから自主的自発的になる

学習は自発的、自主的であるほうがいい、と思っている人がほとんど。ところが自主的自発的でないからやむなく無理やり強制、命令するしかないのだ、という人も多い。自主的自発的に学ぶのは、ごく限られた一握りの人間だけができることなのだ、と思われているフシがある。しかし。

私は不思議に思う。(早教育を強いられている子を別として)小学校就学前の幼児はまず間違いなく学習意欲のカタマリだから。学ぶことが大好き。「

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「子供の時代」がやってくる

唐突ですけど、ここから「子供の時代」がやってくる、と思っています。子供のような「感性」や「わがままさ」や「衝動」をもった人たちが活躍する時代、という意味ですが、このような指摘をすれば、「いや、もうすでにやって来ている」と感じる人もおられるかもしれません。

それはたとえば、Appleのスティーブ・ジョブズやGoogleのセルゲイ・ブリンやTeslaのイーロン・マスクといった人たちのことで、彼らを見

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「教える」の多くは幼児的欲求?

面白い体験を伺った。とある女性が初めてテレビゲームをやってみたら、普段からやってる息子が「そこはこうしたほうがいい」「次はこうなるから気をつけて」と教えてくれて、かなりうっとうしかった、と。他方、やったことのない夫は一緒にドキドキしながらうまくいくと驚いてくれて、嬉しかったという。

その経験から、人間には教えたがる本能があるのではないか、という指摘がなされていた。これは大変面白い話だと思う。教え

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子育てが難しくなるのは思い込みのせい?

私は、子どもの成績をよくしようなどといった「結果」に囚われないように気をつけている。結果を気にするようになると、学ぶことが楽しくなくなるからだ。何より大切にしていることは、学ぶことを楽しむこと。学ぶことを楽しめれば、生涯楽しめると私は考えている。

学ぶことを楽しんでいれば、勝手に学ぶことになる。楽しいからついつい続けてしまう。人間は、知らなかったことを知った時、できなかったことができた時、嬉しく

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意欲の根を切る助長より、楽しい環境づくり

「子どもは言わなきゃ動かない」と思うから、ヤイノヤイノと言って子どもを動かそうとしてしまう。しかしこれは「助長」になってしまう。昔、ある農家が、隣の畑のほうが苗の伸びがよいことを気に入らず、苗一本一本を引っ張って上に伸びるのを助けようとした。しかし翌日にはみんな枯れてしまった。

上に引っ張って根を切ってしまったからだ。子どものやることにいちいち口出しし、命令で動かそうとすると、この「助長」と同じ

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