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セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

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太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
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2017年8月の記事一覧

誰よりも生きたかった男たちを殺す「男らしさ」という猛毒

誰よりも生きたかった男たちを殺す「男らしさ」という猛毒

東洋経済オンライン連載「ソロモンの時代」更新しました。

40代独身男は「理想の男性像」に滅ぼされる
貧困、仕事以上に彼らを自殺に追いやるもの

たくさんの方に読んで頂いています。ありがとうございます。

案外知らない方が多いのですが、高齢者を除けば男の死因の一位は「自殺」です。しかもずっとです。

そして、全世界的に女より男の自殺者が多いという事実。日本では女性の2倍以上男の自殺者は多いんです。

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「嫁ブロック」の陰に隠れた「彼氏キャップ」の罠

「嫁ブロック」の陰に隠れた「彼氏キャップ」の罠

「嫁ブロック」とは、言わずと知れた「嫁が夫の転職や独立に反対し、阻止すること」の意味であり、もはやネットスラングの域を超えて一般的なワードになりつつあるように思う。

あるある!という状況を的確に集約した素晴らしいワードである。

ただ、個人的には「本当にブロックするのは嫁だけか?」という疑問も持っている。

むしろ女性の場合は表立ってブロックされない分、自分たちでも気づかないうちに勝手にキャップ

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正義と正義の間にいるとき

正義と正義の間にいるとき

先般、大学時代の友人達と、もう僕がしらない世代の後輩達とお酒を飲みにいった。ようするに僕が完全なる金欠であるので、おごりでタダ酒を飲みにいったというだけなのだった。友とはご飯を文句をいわずにおごってくれる存在のことをいう。

タダ酒を奢ってくれる人は有難い。なんたってただで酒を奢ってくれるのだ。問題は僕が以前よりずっと酒が弱くなってしまったことだ。

その飲み会でこういうことがあった。僕はある女の

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「逃げろ」って言われても「じゃあその後どうしてくれんのよ」としか思えなかった

「逃げろ」って言われても「じゃあその後どうしてくれんのよ」としか思えなかった

夏休み明け、9/1は子どもの自殺が一番多くなるらしいとあちこちで見かける。

誰もが「命はかけがえのないものだから、学校に行かなくてもいい、逃げていいんだよ」と言っている。わたしも、その通りだと思う。

わたしの場合は登校拒否の経験もあるものの、さして重大にならないうちに学校に再び行くことができたので、「逃げろ」と言われたのは社会人になってからではあったのだけど、ストレスと疲労で思考力の落ちた頭で

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