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セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

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太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
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#ビジネス

男らしくあれ。マッチョさに隠れる息苦しさ

男らしくあれ。マッチョさに隠れる息苦しさ

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

働き方改革やダイバーシティ&インクルージョンなど、これまでの職場を見直して少数派にも配慮した環境づくりが進んでいます。女性活躍が叫ばれる中で、多くの会社が男性の育休や介護休暇の制度を設けています。昭和的な価値観では男性はすべてを仕事に捧げ、女性が内助の功としてそれを支える。そのようなシステムにより高度経済成長を果たしました。

成功体験というのは怖いもの

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なぜセクハラがおこるのか

なぜセクハラがおこるのか

“オフィスでどう声をかけたらいいのか”わからなくなったという人が多い。たとえば「メシでもいく?」と、オフィスでしょんぼりしている部下の女性に声をかけたら、「セクハラ」といわれる。

セクハラは受け手が不快に感じるかどうかだとよく言われるが、「メシでもいく?」という言葉の意味は伝わって誤解はないが、“こういうとき”に、上司が部下に「メシでもいく?」という誘いをするという意味が部下には理解できない。上

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「女性だからね…」というモヤッとした発言には、スキルの見える化が有効かもしれないと思った話

「女性だからね…」というモヤッとした発言には、スキルの見える化が有効かもしれないと思った話

日本の女性管理職比率に注目が集まっています。努力義務では、先進国平均に到達が難しいのかもしれないという雰囲気にもなりつつあります。実際、下記の記事では、女性管理職比率を上げるために欧米で採用されている「女性登用義務化≒クオーター制度」についての言及もあります。記事中の、目標未達成の企業のコメントをみると、「そもそも女性管理職希望者がいないから」という寂しい意見も見られます。経済学の考え方でもあ

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多様性ってむしろ生きづらいよね?

多様性ってむしろ生きづらいよね?

皆さんお疲れ様です。
やっとお正月が終わり落ち着いてきました。
仕事始めや切り替えがいきなり変わり大変だと思います。

私は変わらないのでノホホーンとしています。
ふとnoteを1年弱続けて思ったことがあります。

noteという場所は、色々な人間の成功や失敗を平等に共有できる場所だなあと感じました。

どうしても世間ではビジネスで成功した人
壮絶な過去を持ってるけどなんだかんだ成功した人というよ

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経済から見る日本でジェンダーフリーが難しい理由

経済から見る日本でジェンダーフリーが難しい理由

最初に結論を言いますが、私は日本はジェンダーフリー大国にはなれないしなる必要もないと考えています。頑張ろうとする人を蹴落とさない社会を目指すべきで結果として多少の男女格差が是正されるくらいが丁度いいと思っています。

よく欧米(特に北欧)と比較して日本は遅れているという論調で非難している意見を目にしますが、そもそも文化が違うのにそこを同一視する必要が果たしてあるのだろうかと強く感じています。

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Femtech Fes! 2021:自分には無関係と思えてしまうこと

Femtech Fes! 2021:自分には無関係と思えてしまうこと

fermata主催のFemtech Fes! 2021のアートワークショップ(詳細は下記の記事をご参照ください)を通して対話をする中で、改めて気づいたことがあります。何かを話題にして対話する際に重要なことは、その話題となる対象そのものよりも、対話する人のモードである、ということです。

対話のモードここでいうモードは、マインドセットというか、どういう立ち位置で話すか、どのような文脈で話すのか、とい

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Femtech Fes! 2021:アートワークショップによる共視効果

Femtech Fes! 2021:アートワークショップによる共視効果

femtechという波があります。起業、投資、新規市場、センサー、サービス、社会課題など、さまざまな文脈で注目を集め始めています。

fermata株式会社は、その中でも、グローバルな視野を持ち、サービスの社会実装を通した社会変革の波を引き起こす可能性を大きく秘めた組織です。

今回、そのfermata株式会社が主催したFemtech Fes! 2021は、海外で展開されているプロダクトも数多く参

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「なぜ女性の起業を支援するんですか?」というしょっちゅう聞かれる質問に対する5つの回答

「なぜ女性の起業を支援するんですか?」というしょっちゅう聞かれる質問に対する5つの回答

お疲れさまです、uni'que若宮です。

以下の記事を書いたのをきっかけに、この一年想像以上にジェンダーに関するイベントに登壇したり講演したりという機会が増えました。

そうした時に一番最初に聞かれる質問に

Q. 若宮さんは(男性なのに)どうして女性の起業を支援しているんですか?

というのがあります。

あまりに毎回聞かれるので、今日はちょっと改めて「どうして女性の起業を支援するんですか?」

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ツイフェミ・似非フェミニスト・KKOB(キモくて金のないおばさん)の一派の形成過程

ツイフェミ・似非フェミニスト・KKOB(キモくて金のないおばさん)の一派の形成過程

建前に眩まされた世の中の本音を暴く暴露大学。今回はフェミニストである。元々フェミニストは「男女平等」を指す言葉であった。現在もそうなのであろう。

しかしツイッターでたびたび話題になるフェミニスト、「通称ツイフェミ」は似非フェミニストと呼ばれているらしい。このアカウント群は一見、男女平を謳っているように見える。

しかし実際は「私たちを特別扱いしろ」となっている。そういう方々はツイフェミ・似非フェ

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通称と戸籍の名前が違う仕事人生のジレンマあれこれ

通称と戸籍の名前が違う仕事人生のジレンマあれこれ

選択的夫婦別姓にまつわる最高裁の判決。私も非常にガッカリしていた人間のひとりです😩

婚姻に伴う女性の苗字の変更について、「旧姓を通称として仕事では使えばいいじゃん。それで終わりなのに何の問題があるの?」というご意見もあるかと思います。
が、「割と本名っぽい芸名」を通称として使っている自分からすると、それに近しい煩雑さが日々起こりまくっているので、
「名前が違うの、結構大変やで」というその内情を

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女性エンジニアが結婚・出産後も働きやすい会社を見つける方法

女性エンジニアが結婚・出産後も働きやすい会社を見つける方法

未経験からエンジニアに転職したい女性や結婚退職後の再就職を目指す女性のサポートをこれまでに何件か行いました。

働く女性にとって、結婚・出産後も従来通り働き続けることができ、育児と仕事が両立できる会社と出会えるかはキャリア形成の上で極めて重要だと感じます。

そこで今回は、女性エンジニアが結婚・出産後も働きやすい会社の見つけ方を紹介します。

✅女性が働きやすい会社の見つけ方まずは転職サイトやWa

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なかなかの衝撃。日本は153カ国中121位。~ジェンダーギャップランキング~

なかなかの衝撃。日本は153カ国中121位。~ジェンダーギャップランキング~

さる3月8日は国際女性デーでした。それにあわせて、新聞やネットでは2019年12月に「世界経済フォーラム(WEF)」が発表した「ジェンダーギャップランキング」の順位に関連した記事が色々と出ていました。
このランキングは、政治、経済、教育、健康の4分野で男女格差を指数化したもので、日本の順位はというと、記事をスクロールしてみて頂くとわかりますが・・・当分出てきません。
ずーーーーーっとスクロールして

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排除は多様性の敵か? 〜トランプ氏のアカウント凍結に考える「排除」の是非

排除は多様性の敵か? 〜トランプ氏のアカウント凍結に考える「排除」の是非

お疲れさまです。uni'que若宮です。

米選挙の結果を認めないトランプ氏が扇動し、米議事堂にて暴動が起きる、という前代未聞の事態にさまざまな波紋が広がっています。

これを問題視したTwitterが1/8にトランプ氏のアカウントを停止しました。

この結果、トランプ氏支持者はコンテンツの監視がゆるいSNS・Parlerへと流れ始め、Parler内では副大統領の処刑を求める投稿がされるなど過激化

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ビジネスにおけるジェンダーギャップのリアルな声を知ってほしい

ビジネスにおけるジェンダーギャップのリアルな声を知ってほしい

こんにちは。XTalent株式会社の松栄です。先日、IVSさんのPRについてジェンダーに関する議論が起こりました。ジェンダー関連セクターで立ち上がったスタートアップの一端として、これを機に少しでも多くの方にこの分野に興味を持って欲しいと思い、今回noteを書きました。

※ IVSさんの件についてはTwitterで「IVS」と検索していただければ、経緯が垣間見られるかと思います。また、先日公開され

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