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マネーの哲学:「お金」と清く正しく美しく向き合う知性

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全ての物質は時間と共にやがて朽ちる。しかし、増減こそすれど価値まで失わない「お金」は、「複利」と並ぶ人類史上最大の発明品といわれる。 20世紀初頭に「自由貨幣」を提唱したドイツの… もっと読む
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2018年5月の記事一覧

未来のお金と投げ銭文化

未来のお金と投げ銭文化

最近「お金」は目的でなく、手段にすぎないなーと感じることがますます増えてきている。

例えばめちゃくちゃ喉が乾いていて、何でも良いから一刻も早く何か飲みものがほしいとき。

目の前に100円が落ちているのと、ミネラルウォーターが置いてあったとしたら、ペットボトルの水を選ぶと思う。
100円という金を介して物を買うという手間のような行為に疑問を持つことができる。

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貯金ゼロから二回起業した人の金の話②

貯金をするひとに起業センスはない世の人は、どうしてこれほどに貯金を重要視しているのだろうか。
不思議に思った事はないだろうか?

まあ、ないだろう。
ほとんどの人が、貯金がある事は非常に良い事だと思っている。

貯金があれば何でも大丈夫。
それはそうなんだけど————

それは裏返せば、貯金がなければ何もできないと勘違いしているという事になる。

「自分には何もできない、貯金がないから」
この考え

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貯金ゼロから二回起業した人の金の話③

貯金ゼロから二回起業した人の金の話③

そもそも言うほど金は必要ないワケ金がなくてはいけないと考えている人たちは、いくらあればいいと思っているのだろうか。
起業するために貯金をしている人たちは、いくら貯めるつもりなのだろうか。

このご時世、残念なことに金を貯めるのは非常に難しい。
余程たくさんもらっている人なら、それでいいだろう。でも副業だ起業だとがっついている人たちは、基本的に金がそんなにない人たちだ。
そんな人たちにとって、お坊ち

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中国のスマホ決済って本当に便利なの?上海に行って確かめてきた

中国のスマホ決済って本当に便利なの?上海に行って確かめてきた

最近、中国ではWeChat payやAlipayといったスマホ決済が当たり前になっていて、街にはQRコードが溢れているというのをよく聞きます。しかし、なかなかピンとこないので、急遽思い立ってGWに上海に行ってみました。

日本では、現金を使う機会が非常に多いですよね。
クレジットカードやICカードが使えるようになってきていますが、まだまだ使えないと断られることも多いのではないでしょうか?

上海で

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お金は目の前ではなく先にある

お金は目の前ではなく先にある

お金が好きだ。でも、稼ぐのは好きじゃなかった。

物欲はそれなりにある。だから、お金は必要で、「生きていけるだけあればいい」とまでは達観していない。ノストラダムスの予言の話を友人としながら、「恐怖の大王じゃなくて札束降ってきたらいいのにね」と言っていた小学生だった。結局、札束はもちろん恐怖の大王も降ってはこなかったけれど。

いつだって、やりたいことやなりたい職業がお金と結びつけられなかった。「こ

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