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マネーの哲学:「お金」と清く正しく美しく向き合う知性

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全ての物質は時間と共にやがて朽ちる。しかし、増減こそすれど価値まで失わない「お金」は、「複利」と並ぶ人類史上最大の発明品といわれる。 20世紀初頭に「自由貨幣」を提唱したドイツの… もっと読む
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2019年5月の記事一覧

フリーランスの単価設定 - 最初の値付け編

フリーランスの単価設定 - 最初の値付け編

先日フリーランス単価の変遷を公開する記事 を書いたら想像の100倍ぐらい反響がありました。やはり「単価」というのはフリーランスにとって超重要なテーマでありつつもあまり具体的な情報が出回っておらず、みんな実際のところを知りたかったんだなーと。

で、フリーランス歴のべ5年ぐらいの僕も未だに単価設定は暗中模索感があり、自分の値段が高いのか安いのか、世の中の水準と比較してどうなのか、みたいなところはよく

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銀行員が借金1000万円に堕ちて這い上がる話〜完済しました

銀行員が借金1000万円に堕ちて這い上がる話〜完済しました

人がどうやってダメになっていくのか、見てみませんか?
多くの人にとっては、住宅ローンでもない限りこんな多額の借金を追うことも、こんな自堕落な生活で困窮することもないでしょう。僕もまさか自分がそんな経験をするなど、思ってもいませんでした。僕は田舎で公立の小中高を卒業し、東京に出てきていわゆる有名私大を卒業し、サラリーマン(銀行員)として働き始めており、世の中的に見れば恵まれた環境で育って、社会に出ま

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ヘアカット15万円?LAの人件費と物価に戦慄:辛酸なめ子の「LAエンタメ修行 伝聞録」

ヘアカット15万円?LAの人件費と物価に戦慄:辛酸なめ子の「LAエンタメ修行 伝聞録」

ヘアサロンに衝撃Mustumiさんとはじめてお会いしたとき、衝撃を受けたのはヘアサロンの話です。

女社長のセレブ感をほどよくまとい、絶妙におしゃれな色合いのヘアのMutsumiさんは、LAのヘアサロンで髪をカットし、カラーリングをしてきたそうです。

「いくらだと思います?」と聞かれたので、私としては高額の「3万円」と答えたら、なんと「15万円です」という答えで、想像の5倍の金額におののきました

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深い森で迷子になるような、資金調達の谷間

深い森で迷子になるような、資金調達の谷間

樹海で迷子になる。
想像するだけでも背筋に寒気が走ります。

仮に、何人かで連れ立ってそのような場面に遭遇したとします。
薄暗い森の中、数日間さまよっても、未だどちらに行けばいいのかわからない。食べ物もだんだんなくなってくる。不安だけでなく、苛立ちや焦燥感も募る。「もうダメだ」と嘆く人、「だからやめようと言ったんだ」とリーダーを罵る人が出てくる。
こんな状況を容易に想像できます。

出口が見えない

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「Trillion Dollars Coach」という本に大いにインスパイアーされた。

「Trillion Dollars Coach」という本に大いにインスパイアーされた。

ゴールデンウィークに、ビル・キャンベル氏について書かれた「Trillion Dollars Coach」という本を読んだ。優れた企業の根源について書かれている。

氏は日本ではあまり知られていない。

フットボールのコーチからビジネスの世界に転身した方で、Appleのスティーブ・ジョブズ、Googleのエリック・シュミット、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン、amazonのジェフ・ベゾス、・・・と、

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Patreon($105.9M調達)とは?海外スタートアップサマリー

Patreon($105.9M調達)とは?海外スタートアップサマリー

こんにちはARのスタートアップOnePlanetという会社をやっている村上と申します。

ミリオン$以上調達の海外アート系スタートアップをリサーチする中で面白い企業を簡単にご紹介しています。

海外ではクリエイターエコノミーが注目される中、これから日本でも注目度が高まるビジネスモデルになりそうなので、今回はPatreonというアメリカの企業について簡単にご紹介していきます。

Patreonとはイ

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色々な会社のクレジットカードを見てみた

色々な会社のクレジットカードを見てみた

クレジットカード大好き、どうもハヤカワ五味です。

クレジットカード、特にファッションセンターなど小売系が出しているクレジットカードはその企業の収益構造を知ることにも直結しているので色々知れて面白いです。ちなみにこれらのカードは「流通系クレジットカード」というそうです。

さらに、例えば商業施設で有名な丸井に関しては、一番最初は「割賦販売」ビジネスとしてスタートしていますし、消費者金融をやっていた

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デザイナーの起業と#お金について考える

デザイナーの起業と#お金について考える

デザイナーとして起業してしばらく経ちました、日本の偉大な起業家との話はとても今参考になっているので、シェアしたい思います。結果的には、働く時間がすごく短くなりました。で、残りの時間を自分のやりたいことを自分の責任でしています。

起業する前から結構フリーとか、クリエイティブディレクターの経験もあったので、概ね予測が外れていた、驚きがあったというわけではないのです。

※あくまでも私個人の意見なので

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高校生に20万円を現金支給する教育は、リスクの印象を変えることができるか。

高校生に20万円を現金支給する教育は、リスクの印象を変えることができるか。

すんごいこと考えるよなぁ。

学費の値上がりが問題になってる中、高校生に財団からポンと20万現金支給とか。

現金支給とか批判もされそうだし、その分授業料が高いのかなとか気になっちゃうけど。学生からすると、ノーリスクでリスクの勉強できるというのはメチャ貴重ですよね。
しかも統計検定合格で100万に増額のチャンスあるとか凄すぎる。

流石に、株とかに投資せずに20万で国債買う人とかはいないんですかね

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この愚か者めが!

この愚か者めが!

これは104回目。こんな言葉があります。「経済こそが重要なのだ。この愚か者めが!」原文はこうです。「It’s the economy, stupid!」1992年、大統領選挙戦中のビル・クリントン候補陣営で、選挙参謀がつくりだした、大変有名な、歴史的なといってもいいくらいの標語の傑作です。

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当時、ジョージ・ブッシュ(父親のほう)大統領は、前年1991年3月に第一次湾岸戦争を始めており、

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みんな幸せになるために生きてるのに、なんでビジネス書は読んでも幸福論は学ばないの?

みんな幸せになるために生きてるのに、なんでビジネス書は読んでも幸福論は学ばないの?

「人は何のために生きるのか」という問いに、僕は「他者に貢献することを通して幸せになるため」と答えます。

「幸せになること」に異論はないでしょうが、「他者に貢献することを通して」は、「え、そこは別に興味ない」という人もいるかもしれません。

でもですね、仮に100億円持ってて、六本木ミッドタウンに住んで、車はフェラーリとマセラティとゲレンデワーゲン持ってて、高級時計100個持ってて、毎日寿司と天ぷ

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AI時代は、ピボットをしてはいけない

AI時代は、ピボットをしてはいけない

昨日、とても胸が熱くなるニュースが舞い込んだ。
それは、牡鹿半島の牧浜という小さな集落で生まれたプロダクト”OCICA”に関するニュースだった。

OCICAは、一般社団法人つむぎやが、男性漁師のサポートをしていた 女性たちに、わずかでも収入をもたらすこと、各々の役割としての仕事をつくること、そして、住民同士の交流機会創出によるコミュニティづくり(再生)を目指してスタートした事業。

そう、311

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ちょっとまて 最前線だぞ まだ来るな(フリーランス心の俳句)

ちょっとまて 最前線だぞ まだ来るな(フリーランス心の俳句)

SNS上では定期的に出てくるフリーランス論、人によって状況や環境や持っているスキルとコネが全然違うので一概にこれがベスト!は言えません。当たり前。

で、ポジショントークでそれぞれの立場をダメだと言われるとカチンと来てデュエルが始まっちゃうので戦う気はないけど、以下のツイートのような場合についてちょっと考えを書いておきます。

僕は今までこの質問をもらったことがないから、仮に母校の後輩さんに相談さ

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ゴールデンウイークの間に何か有意な事をやったという実績を作るため、半強制的な貯蓄制度をフルに活用するノウハウを伝授する

ゴールデンウイークの間に何か有意な事をやったという実績を作るため、半強制的な貯蓄制度をフルに活用するノウハウを伝授する

資産形成をするうえで効果的なやり方に、積み立てなどの半強制的貯蓄があります。

ゴールデンウイークは、普段、忙しさにかまけて後回しにしてきた個人型確定拠出年金などに関し勉強するのにちょうどいいです。

そこで今回はiDeCo、NISAなどの制度に関して説明します。

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