マガジンのカバー画像

意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

1,733
図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

俺たちの文章の意味

俺たちの文章の意味

あんたの発信ってのはあんたにどんな価値を与えているんだろうな。

俺みたいに何かしら毎日書いてみてるやつでもだよ。
この行為が自分自身になんの意味を持たせているのかって改めて聞かれるとだ。

一瞬、「うっ」ってなっちまうんだよね。

いや、確かに俺という個性をあんたに知ってもらいたいっていう欲求が根っこにはある。
それをきっかけに始めたみたいなところあるしね。

そして俺の個性のどっかに引っかかり

もっとみる
初心者ライターの私が知らなかったこと10選

初心者ライターの私が知らなかったこと10選

こんにちは、堀田です。
noteを書くのは何年振り?というぐらい久しく更新していませんでした。

Webライターへの転身と同時に立ち上げたこのnote。
思い入れはたっぷりです。
これからはもう少しちゃんと更新したいなと思う次第であります。
(「月に〇回」とか「最低でも〇ヶ月に1回」とか具体的な数字を言わないあたり、あまり期待はしないでくださいw)

前置きはさておき。
今日のテーマは「初心者ライ

もっとみる
「読みづらい文章を書く人」が無意識に使っている言葉とは?

「読みづらい文章を書く人」が無意識に使っている言葉とは?

こんにちは!

先日、ある経営者からこんな相談を受けました。

こういうケース、よくあると思います。

全社宛ての連絡では、重要度が高いことを共有するもの。わかりにくい文章だと、誤解や混乱を招いたり、個別対応が求められたり……書き手・読み手ともに余計なストレスになります。

そうした状況を避けるために、書き手が身につけておくべきこと。
それが、大事なことだけを短く書く技術=「要約の技術」です。

もっとみる
ライターが獲得すべき「よみたくなる文章力」とは、一体何なのか

ライターが獲得すべき「よみたくなる文章力」とは、一体何なのか

Books&Appsに寄稿をいただいていた、patoさんが本を出されるというので、帯に推薦文を書かせていただいた。

こういうことはあまり軽々しく引き受けるものではないが、今回お引き受けした理由は、patoさんは「文章力」というテーマを語るにふさわしい人だと思ったからだ。

だが、patoさんは決して「分かりやすい文章」を書くわけではない。また、「役にたつ文章」を書くわけでもない。

逆に言えば、

もっとみる
洗脳を解いて幸せになるにはアウトプットが一番

洗脳を解いて幸せになるにはアウトプットが一番

こんにちは、流香です。

自分のよろこびの一つに、書くこと=アウトプットがあるのですが。

これは、はっきり言って「好き」「苦手」関係なく、全員に必要なことだとわたしは感じています。

もし、アウトプットをせずに、読む・受けるインプットばかりだと、どうなるか?

それは、良い意味でももちろんですが、「自分以外のもの」に強く染まってしまう可能性が高いです。

そして、それが続くとどうなるか?

わた

もっとみる
文章に説得力が必要な理由

文章に説得力が必要な理由

読者を虜(とりこ)にするためには、
文章に説得力が必要です。

芸能人やインフルエンサー、
権威ある肩書きの人ならば、
「なんでだろう?」と思える文章も、
「この人が言うならば」と納得します。

でも、とくに影響力も持たない一般人なら
文章に説得力が必要です。

でないと、
「なんだ、こいつ?
 適当なことばかり言いやがって」
と即座にスルーされます。

というわけで、今回は、
「文章に説得力をも

もっとみる

文章作法を守る意味

崖っぷち作家のニジマルカです。

先日、仲間内で文章作法について話題になりました。

今回は「文章作法を守るとはどういうことか」という話です。

文章作法とはほとんどの方はご存じだと思いますが、文章作法について簡単に説明しておきます。

文章作法とは、文字どおり、文章を書くときのルールです。

たとえば、以下のようなものがありますね。

三点リーダは「…」を偶数個つかう
× 「そうなのですね・・・

もっとみる
あなたが文章を書くのに起承転結をやめたほうがいい理由。【ブロガーのためのスクワット09】

あなたが文章を書くのに起承転結をやめたほうがいい理由。【ブロガーのためのスクワット09】

■まずはこの記事を含むマガジンの登録を強く推奨する。単発記事の価格が変動してもマガジンは1800円据え置きなのでお得である。

ちなみに、前回の記事はこちら(諸事情で公開順を入れ替えたので、当初の次回予告と内容が変わっているのはご容赦願いたい)。

「起承転結くそくらえ」と書いたワケ。

 われわれはなぜか、小さい頃から「起承転結」というものを教わる。それはある種の文の読解には使えるかもしれないが

もっとみる
句点ハラスメント?

句点ハラスメント?

◉マルハラスメントとか、「なんじゃそりゃ?」と思いましたが、まぁいつもの若者文化批判ですね。そんなこと言うなら、コンピューターをコンピュータとか、サーバーをサーバとか、長音(音引き)を省略する新聞の文化も、問題でしょうに。ただ、自分の不快を他人が配慮すべきだという、お気持ち主義は不愉快ですね。そんな、先端恐怖症だから配慮しろとか言われるのと同じで、「知らんがな?」で終わりですね。バカバカしい。

もっとみる
想像力の鍛え方

想像力の鍛え方

よく創作で「想像力を鍛えないと」っていうのに、なんで資料が必要なのか、みたいなそういった話をしようかなーと思います。

コレ、わかってる人には当然なんですが、どうもピンとこない人も結構たくさんいましてですね。
で、この意味がわからんってだけでも、実は何年も足止め食らったり学習効果が落ちるってことがあります。

そういうことがあるっていうか、ハッキリ言って「人の一生を左右するくらいに恐ろしいくらい差

もっとみる

書くのが怖い。。

正確にいうと
アップするのが怖い…という感じでしょうか。

前は、何も考えずに
書きたいことをわっーと書いて
ちゃっちゃっと
アップしてたんですが、

いつの頃からか書くのが怖いし
アップするのも怖くなってしまい、
そんなこんなで
更新が滞っております。

何が怖いってねぇ…

人の目が怖いんです。

人に嫌われたくない。
私は。

みんなに愛されたいからさー。
この「みんな」に愛されたい欲求って

もっとみる
暗闇に手を伸ばす

暗闇に手を伸ばす

noteのトップを開くといろんな人がいろんな記事を書いている。私は「さまざまな他人」にはそこまで興味がないので片っ端から読んでいくということはしないのだが、その数や多様な記事というのは一覧だけでもまあわかる。

そもそも自分は、人は、なんで声を発したがるのか? Twitterもnoteもその他ソーシャルツールも同じだが、日々、大勢の人が意味のあることや意味のないことを呟き、ぼやき、時には強い口調で

もっとみる
&(アンドのマーク)は使わない

&(アンドのマーク)は使わない

ビジネスに使えるデザインの話ビジネスにデザインの知識はけっこう使えます。苦手な人も多いから1つ知るだけでもその分アドバンテージになることもあります。noteは毎日午前7時に更新しています。

欧文のルール日本人は知らない欧文(主に英語)のルールというものがあります。これは英語の授業でも教えてくれません。それゆえか翻訳者からの原稿にも、このルールに則っていないものがすごく多くあります。

知っておく

もっとみる

言語化とは、言葉を道具として使い倒すこと

言語化する上で気をつけていることがある。自分の紡いだ言葉に囚われないこと。これは一見、矛盾しているように思われるかもしれない。物事を把握するために言葉を紡いでいるのだから、言葉を重視しているように思える。でも、言葉に縛られたら言語化はできなくなる。
どういうことか?

自分は強者である、と言語化したとしよう。すると、強者であるフリを始めるクセが、人間にはあるらしい。自分の紡いだ言葉通りの存在になろ

もっとみる