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048.ポッドキャストの話

ポッドキャストという言葉はどれくらいの認知度なのかよくわからない。意味としては「iPodなどの携帯プレイヤーに保存して聞ける音声番組」なのだと思うけど、最近はストリーミング番組も含めたネットラジオの総称として使われることもあったりする。
とにもかくにも、僕は高校生の頃から現在にいたるまで、さまざまなポッドキャストを聴いてきた。おそらく、音楽を聴く倍の時間くらいはポッドキャストを聞いている気がする。

特に僕の人生において間違いなく絶大な影響を与えたのはTBSラジオのポッドキャストだろう。かなりのコンテンツ量があり、面白い番組の音源が毎日のようにiTunesにダウンロードされてくるワクワクワクワク感があった。特に「伊集院光 深夜の馬鹿力」と「エレ片のコント太郎」は膨大な音源を何周も聴いたと思う。「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」「安住紳一郎の日曜天国」「菊地成孔の粋な夜電波」「文化系トークラジオLife」「ザ・トップ5」などなど、カルチャー寄りのバラエティー番組を中心に、聴き倒した。

落語もたくさん聴いた。高校時代、関西に住みながら江戸落語を浴びるように聴けたのは、ポッドキャストのおかげだった。実力派やベテランの落語家の高座を、塚越孝アナの解説好きで紹介していた「お台場寄席」。二つ目の落語家の公演を配信していたニフティの「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」や「ピザハッ亭」。これらの番組によって、神戸在住の江戸落語少年というマイノリティー中のマイノリティーは育まれていったのだ。

2016年にTBSラジオがポッドキャストを廃止したため、なかなか聴く数は減ってしまったが、それでも今なおいくつかのポッドキャストを聴き続けている。最近聴いているものを簡単に紹介してみる。

・僕モテPodcast
入江悠監督が主催する映画メルマガのポッドキャスト版。毎回ひとつの映画をテーマにして語り合う。制作者や俳優目線のトークもあって内容は充実しているけど、トークの雰囲気は緩くて聴きやすい。

・こんにちは未来 〜テックはいいから
ニューヨーク在住のジャーナリスト・佐久間裕美子さんと編集者の若林恵さんによるトーク番組。社会問題からアートや政治、ビジネスやアメリカの時事ネタまで話題の幅が広い。

・Midnight World Caffe〜TENGA茶屋〜
タイトル通りTENGAプレゼンツのラジオ番組で、メインパーソナリティはケンドーコバヤシ。もちろん下ネタメイン。一回あたり50分くらいあるので、聴きごたえあり。

・爆笑問題のリトルカーボーイ
爆笑問題カーボーイのポッドキャスト版。投稿コーナーがメインなので、コンパクトな時間でめちゃくちゃ笑える。

・渋谷らくごのポッドキャスト まくら
落語の高座を配信している番組。サンキュータツオさんによる演者解説付き。僕的にはポスト「お台場寄席」的な番組だと思っている。

・熱量と文字数
二次元コンテンツメインのポッドキャスト。アニメにはあまり詳しくないのだが、トークや視点が面白いので聴ける。時々、特撮や映画など違うジャンルの話題も入るのも楽しい。

・Where were we!
俳優の岡部成司さんによるPodcastで、現在の相方は実の兄であるナツノカモさん。読んだ本や、お笑い、映画の話が多めで、トークの脱線部分も面白い。

・ウエストランドのぶちラジ!
お笑いコンビ、ウエストランドのトーク番組。井口さんの長めのツッコミも、河本さんがボソッと言うボケも好き。

・髭男爵 ルネッサンスラジオ
髭男爵・山田ルイ53世のトーク番組。一人喋りの安定感がすごくて、ずっと聴いてられる。「ラストメッセージ」のコーナーが時々とんでもない展開になったりしてお気に入り。

他にも聴いてる番組はあるのだけど、とりあえず代表的なところはこんな感じ。これからも面白い番組をどんどん見つけていきたい。


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