【ふなログ659】「アホ」と「覚悟」は紙一重!
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昨日、色々と思うことがあって、
ふと5年くらい買ってkindle(電子書籍)の奥深くに
眠らせていた2冊の本を思い出して読んでみました。
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確か2017年あたりの頃。
転売などの副業に取り組むも結果が出ない時期、
メンタルを病みかけていました。
そんな時、
この2冊の本を見つけて夢中になって読んでいました。
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ただし、
「夢中になって読んでいた」と言っても、
所詮「そうなんかな〜」くらいの感覚でした。
凄いこと書いているけど、自分にゃ無理かな〜
と諦めていたんですね。
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と言うのも、
『ちょっとアホ理論』の表紙は、
アフロのカツラを被って
ロールスロイスと一緒に写っている写真。
「俺、別にアフロ似合わねーし」
「ロールスロイスなんて興味ねーし」
などと、
「そんな陽キャ集団にゃ、俺は縁ねーよ・・・」と、
この本の「表面的な」装飾、
意匠的な部分ばかりに反応していたんですね。
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著者の出路さんは、
アパレルショップを経営され、創業7年で年商35億円を達成(2001年時点)。
原宿を中心に展開している古着屋さんだそうです。
(UNIQLOとGUばかり着ている私は、全く知らずw)
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ところが、ある時から燃え尽き症候群となり、
知らぬ間に「隠居じじい」化
していたことに気付いたのだそうです。
そこで、
ひたすらビジネス書を読んだり
セミナーに参加しまくったり、社員教育も集中・・・・
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しかし、
そんな取り組みがむしろ、裏目に出てしまう日が続いて、
その2年間赤字経営が続き、倒産寸前にまで追い込まれる。
ストレスで胃潰瘍にまでなり
開き直って「自分たちが楽しい」と思うことだけをやる、
と、アホになったら会社がV字回復を達成。
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倒産寸前の2年間は、
差別化して売り上げを伸ばすことも
必死で取り組んだのですが、上手くいかず。
逆に勉強しまくった「差別化」という概念に、
苦しめられてしまったのだそうです。
ちょっとアホになったら、
「差別化しなくてもいいじゃん。オリジナリティあっても買ってくれなければ意味がない。今来てくれているお客様にもっと楽しんでもらえればいいじゃん」
となったのだそうです。
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これ、
私には難しいマーケティング理論はわからないのですが、
「今来てくれているお客様に、一点集中して与えられる価値を高める」
もありますが、
「自分たちが楽しめるように工夫し、楽しんでもらえるようにも工夫する」ということは、
かなり本質的で原理原則的なことだと感じました。
人は、楽しんでいる人に集まってくるのだから。
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私は当時、
エンジニアしかやっていなかったので、
アフロ被ったり、おちゃらけたり、ということが全く参考にならん!
と一蹴していましたが、
そういう表面的なことではないんですね。
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アホになって、目の前のことに取り組む。
今、関係している人に喜んでもらう。
そして自分も喜んでしまう。
シンプルにこれだけですが、、
おそらく、
「関係している人を巻き込んで楽しむ」
という視点が不可欠ですね。
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たとえルーティンワークだったとしても、
「どうすれば、もっと良くなるか?」「浮かせた時間で、もっと生産的なことはできないか?」「お客様や上司を驚かせることができるか?(感情を湧き動かすことができるか?)」
を考えているか、考えていないか?が大きな分かれ目です。
差別化=オリジナリティ
価値提供が商売にとって重要
は本質なのですが、
「同時に一緒に自分も楽しむことができるか?」
と同時多発なのでは?と捉えています。
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そして、「アホ」ということについて、もう一つ。
『ちょっとアホ理論』では、どん底で開き直って
「スーパーサイヤ人」ならぬ「スーパーサイヤ・アホ!」
に変身したことが転機、とも書かれていました。
自分たちでコントロールできないことに
必死になっても無駄だから、正直になって
腹を括って自分たちができることに全力を傾注。
本文にも
「正直になれば、怖いもんなし!」と断言されています。
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「アホ」の定義も色々ですが、
社員とお客様を巻き込んで喜んでもらい、売り上げ上がるなら、
別に差別化とかどうでもいい。
正直に決めて自分らしさ、
自分に忠実に覚悟を決めたのだと感じました。
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私も過去、あれこれ試して
FXで失敗してどうにもこうにもならず窮地に陥った時に、
基本と原理原則に忠実、
そして自分の経験を活かせる場所で戦うことを選択した結果、
なんとか持ち直すところまで来ました。
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「もうこれ以上落ちることできないじゃん」
というのが、
私にとっての「スーパーサイヤ・アホ!」の境地だったのだと思います。
私は未だに「覚悟」という言葉が苦手な、
ダメな男の部類ですが、
「アホ」になれば覚悟することができます。
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先日も、
セミナー仲間とzoomで雑談していて、
とても「アホ」な企画をしようぜ、と盛り上がっていました。
ただこれも、その企画単体でがっぽり儲けてやるぜ!
と言うゲスな気持ちは、
人間だから勿論あるものの(残念ながら、その企画自体は儲からないと思う w)、
その企画を楽しみながらアテンションを集め、
皆と「何かを動かしていく感覚」を生み出したいのです。
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ま、その前に7/14(金)〜7/15(土)の富士登山ですね。
「富士登山バカ」という有難い称号を
周りから頂いておりますが、
今年は「富士登山バカ」がもっと集いそうです(笑)
負けないように頑張り、
「アホ」になって登って参ります!!!
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それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください〜
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