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現場で尽力されている先生を知って欲しい

今日でフィリピンも3日目、前半戦が終了しました。
1日1日はとても長く感じるのですが、振り返るとちゃんと時間は流れているということを、毎日のnote更新で感じます。

今日はOHSP(オープンハイスクールプログラム)の実施校を2つ見学させて頂きました。
OHSPとは、早すぎる妊娠や経済的な事情など、様々な理由から平日の学校に通うことができない生徒が週末に通っている学校のことです。

私たち日本人がOHSPの概要を聞いただけでは、「いわゆるドロップアウトした子どもたちなのかな」と想像するところだと思います。
確かにそういった側面がない訳ではないのですが、生徒一人一人に悲壮感は感じられず、むしろ楽しんで授業に参加していたり、一生懸命机に向かっている姿が印象的でした。

そうした雰囲気自体が、フィリピン社会にとってOHSPという制度を利用しやすくしていると思いますし、周りの目も特段気にせずにOHSPを活用している生徒も多いのではないだろうか、と感じました。

私も中学時代にいじめと不登校を経験しているので、もし私がOHSPの制度のある学校に通っていたとしたら、利用していたかもしれません。
こうした「不登校」と「一般的な登校」の中間、土日だけなら学校に通える、という受け皿があること自体、素晴らしいことだと思います。

また、OHSPで教えている先生方は基本的にOHSPに従事している時間は無償のボランティアで生徒たちと接し、お給料はおろか、交通費や必要な備品代も自腹で負担しているとのことでした。
にも関わらず、OHSPの先生方は皆さん、生徒と本気で向き合っている情熱に溢れた方たちです。

先生方は本当にベストを尽くされていると思いますし、日本からぽっと来た若者の私が何かを言うのは烏滸がましいのではないかとも感じました。
が、少しでも私が何かお役に立てることがあるのならと受け取り方を変えて、自分にできる提案を考えようと思います。

そして今回のフィリピンの滞在を通して、世界の果てで生活する子どもたちのために、というのは勿論そうなのですが、OHSPの先生方をはじめ、団体のスタッフ・インターンの皆さんのためにできることをしたいとも強く強く感じています。

途上国の現場で奮闘している皆さんに、心からの敬意を伝えたいですし、私が日本でできることを熟考していけたらと思いました。
今しかないこの時間で、これからのことを、もっと話せたらいいなと思います。

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