一週間スウェーデン語を習得してみる

スウェーデン語に特に意味はない。いつかは行きたい国だし、周りに話者がいないし、フィンランド語よりちょっとなじみがある語族だからです。ここから始めてみます。

人体実験のようなものです。本で読んだ「4言語目を越えてくると言語の習得が一気に早くなる」というのを試してみたくなった。出典は忘れたが共有基底言語能力モデルかなにかと関係しているんだと思う。自分のペースで学習してみることで自然順序に則った習得過程を確かめてみたくなったというのもある。言語教育が今自分の中でかなりホットなので。ちなみに半年くらいわりとちゃんとかじったやつまでカウントするなら6個めです。遊びのようなものです。

さっき思いついたので特に教材などは持っていない、つーか売ってるの? まずはウィキペディア先生にお伺いを立てて特徴をつかんでみようと思う。

スウェーデン語(スウェーデンご、典: svenska [ˈsvɛnːˈska] は、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群東スカンジナビア諸語に属する言語である。主にスウェーデンで使用される。

印欧語族は英語、ロシア語とかでお世話になったやつだ。系統樹的には英語が語派まで同じだしまあ共通点は多いだろう。英語はかなり語種にしては例外要素が多くてあてにはならないが。ただ同じ北ゲルマン語族のアイスランド語はかなり難しいらしく、サヴァンの人が何かの企画で二週間で習得して話題になっていたから注意が必要だ。

ウィキには「スウェーデン語」と発音するファイルがついていたので聞いたが、聴いた限りでは強調アクセントなのに、なんとなく今までに触れたことのないタイプの響きがする。これが北欧っぽさなのかな?あと音声記号に(たぶん)やったことのない母音ɛが入っている。IPAの子音の基本は大体やったやつで網羅したが、母音となると発音し分けが難しそうだ。

もともとルーン文字で書かれていたが、キリスト教化にともなってラテン文字で書かれるようになり、またギリシャ語とラテン語からの大量の借用語がもたらされた。13世紀末から14世紀にかけてハンザ同盟が勢力を増し、中期低地ドイツ語(低ザクセン語)の影響を受ける。4格3性あった名詞の語形変化は、16世紀までに現在の2格2性に単純化した。

ルーン文字!ハリーポッターでしか聞いたことがない。ラテン文字化するのはとてもわかりやすいが学ぶ面白みがない。スワヒリ語もそうだ。名詞の語形変化が単純化しているのは学習者にとってかなりありがたい。2格2性というと主格・所有格ー女性・男性かな?

音素は表で見たほうが早いのでググったやつをのっけて一気に考える。

母音が多いな~。しかもサンスクリットみたいに長母音で嵩増ししているんじゃなくて、今まで言い分けてこなかったような絶妙なやつがかなり多くて困る。

子音の方では日本語特有のIPA欄外の歯茎硬口蓋摩擦音の「チ」とか出てくるね。あとドイツ語あるあるの口蓋垂音Rとかね。声門音の使い分けエグい。ま、くだくだいっても仕方がない。体で覚えたほうが早い。

名詞には共性名詞(両性名詞)と中性名詞の二種類がある。かつては共性名詞は男性名詞と女性名詞に分別されていたが、現在は共性名詞(汎性 lt. genus utrum とも)に統一されている。共性名詞は不定冠詞 en, 定冠詞 den, 中性名詞は不定冠詞 ett, 定冠詞 det をとる。また形容詞の変化などにも影響を及ぼすので学習の際は重要である。

共性名詞!それは初耳だ。ここで簡略化されることあるんだおもしろい。そしたら中性名詞が取り残されるんだ。

複数形は次の5タイプに大別される。
単数不定形が-aで終わる共性名詞⇒複数語尾は -or
例)en flicka(少女):flickor
一音節語の共性名詞及び -el/-en/-er/-ing/-dom で終わる中性名詞⇒複数語尾は -ar
例)en stol(椅子):stolar
ラテン系外来語の多く⇒複数語尾は -(e)r
例)en familj(家族):familjer
最終母音にアクセントの無い中性名詞⇒複数語尾は -n
例)ett äpple(りんご):äpplen
子音で終わる中性名詞⇒単複同形
例)ett golv(床)⇒golv

ここらは英語で見たことのある単語が多いですね。family とかappleとかまさしく。これ結構簡単なのでは……? ただロシア語でstolは椅子じゃなくてテーブルだ。

規則があるのはとてもいいことだ。憶えることが少ない。

大体基本構造を適当に読んだので、まずはアプリで勉強してみようと思います。その成果は一週間後。勉強法もいろいろ試してみたいが、ムーミンとか使って直接法で行こうかな。日本語の教材も少なそうだし。


結果


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