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心のダムが崩壊した

不妊治療をしていて、もちろん結果が出ないことが一番辛いんだけど、それ以外でもたくさん辛い事があるけれど、何が一番私を追い詰めたかって、それは旦那の家族からの言葉。義理の父母、兄嫁から、代わる代わる言われた一生恨むだろうなって言葉が私は一番辛かったです。それは、今も進行形なんだけど。

またひとつ、私の不妊治療に陰性判定の数が増えて、そのたびに頭の中をぐるぐる回るのは、その言葉たちなのです。

そしてついに心の糸が切れた私は、シロー丸(旦那)の前で泣き叫びました。

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もう、陰性判定も、意地悪な言葉の数々も、私に死ねと言っている、それくらいの切れ味に感じるのです。

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努力してなんとかなるなら、死ぬ気でやる。いやもうすでにやっている気もする。でも努力とかでどうにかなることでもない。

シロー丸は、院長にさっき言われた言葉を使って私を励まそうとしてきたけれど、私には的外れでした。

不妊治療で、自殺を考えるって言うつぶやきを何度か目にした事があるんだけど、今はそれがわかる気がします。
この治療は完全に心が休まる事も、楽しい事もない。ガンの時も辛かったけど、この治療は完治ではなく妊娠がゴール。しかも、低い確率でしか辿り着けない。病院に通っていたって、行けるのか行けないのか、医者にも判断がつかない。

出口のない迷路ってよくいうけど、本当にその通りだなと思いました。

治療だけでもう重量オーバーなのに、そこに暴言と言うヘビー級の物まで加わってくるのだから、そりゃもう壊れてしまいますよ。ほんとに。

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シロー丸が治療として寄り添ってくれているのはよくわかってる。できた旦那だなとも思う。だけどやっぱり、この辛さと立場をわかりきってくれていなくて、それがやっぱり悲しい。

例えば、私が第三者なら、そんな暴言吐くような家族から嫁を隔離してやれよって思うし、旦那なら全力で守ってやってよって思う。

今まで、なんとか平気な振りで乗り越えてきた陰性判定だけど、ここに来て心のダムが崩壊したかのように、泣けて泣けて仕方ありませんでした。

この日だけじゃなくて、それは数日間続きました。こんなに泣いた陰性判定は初めてでした。

そして・・・

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そんなボロボロの私に追い打ちをかけるかのように、不妊治療中も辛い時、一番癒してくれた愛犬の桜が、亡くなりました。

神様がまるでゲームをするかのように簡単に、辛い事をポンポンと私に投げつけて、泣いている姿を見て指さして笑ってんじゃないか、そんな風にまで思えました。

実はこの、4回目の移植は、凄く大変な状況での移植となっていたのです。

不妊治療と愛犬の通院で、貯金はカツカツ状態になり、移植を控えていてももちろん、愛犬の看病を休むわけにもいかず。

精神的にもかなりしんどかったけど、それでも私の所に来てくれた愛犬。(保護犬でした)なので、なんとしてでも助けたくて、必死で看病しました。

でもそれも報われず。

もう、本気で神様と運命から死ねって言われている気分でした。

いつになったら、旦那に自分の子供を会わせてあげられるんだろう。うちの母に孫を抱かせてあげられるんだろう。

不妊治療を始めてから、2年が過ぎていました。


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