最初で最後のパパ活記録

 パパ活をやってみよう。特にお金が困っている訳でもなく、何か欲しいわけでもないが何となく気になる。
 私は世の中の気になることは何でも試してみたくなる性格で、今までいろいろな世界に足を踏み入れてきた。 
 しかし、パパ活は簡単に始められる訳では無く、まずパパという存在が必要だ。

〜パパ探しの旅〜
 まず、パパ探しとして私が選んだのは、掲示板アプリである。掲示板アプリは自身の年齢と探している人物像を書き込むことで、それを読んだ人から連絡がくるという仕組みだ。私はそのアプリ上で出会った男性約25名から40代後半の1番無害そうで、食事のみという条件で合ってくれるパパに出会った。そして2日後にお茶をしながら1時間話すことで5000円をいただく約束を結んだ。

〜人生初のパパ活デビュー〜
 パパと初めて会う日になった。話すだけでお金をいただくという経験が初めてなので、身なりをある程度整えて待ち合わせ場所に向かった。待ち合わせ場所に着くと何事もなく、すんなりとお互いを認識することができすぐに近くでお茶が始まった。ひたすら当たり障りの無い話や趣味の話しで1時間お話しし、お互いに有意義な時間をすごした。そしてお手当である5000円と交通費をいただきパパ活は終了した。

〜パパ活の終焉〜
 特に問題もなくパパ活を終えたが、ただ一つどうしても気になることがある、、どう考えてもパパが40代後半ではなく50代以上に見える。意を決してお礼メールの中で年齢を聞いてみると60代後半であった。そんなの定年退職後の年金にお世話になる高齢者じゃないか!!!おじいちゃんからお金をいただくという罪悪感に包まれたので私のパパ活はこれで終了しようと思う。
 パパではなくジジ。ぜひ世の中のジジは老後の資金を大切にして欲しいと心から思う。
 私に貴重な経験をさせてくれたジジのことは一生忘れないだろう。長生きしてください。

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