見出し画像

自主独立の街 愛知県自閉症協会 花島紀秀

こどもたちと今を楽しむ街

今回は、アーティスト花島愛弥ちゃんのお父さん、花島紀秀さんです。 その未来像は「こどもたちと今を楽しむ街」でした。 印象的であったのが「猫」でした。あるいは、動物、生き物と言ってもよいでしょう。 自閉症の子をもつ親の不安に対して、猫になれと。 猫は、明日のことを思い煩わない。今を楽しんでいる。新たな視点でした。 こちらより視聴できます。(YouTube)

今回の撮影後に、最近よく耳にするDISH//の「猫」という楽曲が自分の中で違って響いてきました。 その歌詞には「明日が不安だ とても嫌だ だからこの僕も一緒に飲み込んでしまえよ夕焼け」 何か花島さんの想いと重なっていると感じました。 そして、愛する人を猫になぞらえて「この腕の中で抱きしめるよ ケガしてるならその傷を拭うし」

その不安な気持ちは、愛する人のことを想う気持ちから生まれている。 のんほいパークで愛弥ちゃんの作品展に訪れた時、そこにいた花島夫妻の姿に心打たれました。 ああこれが「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」 子どもとは、夫婦を結び付けてくれる特別な存在なのだと教えて頂きました。

また、花島さんは、不安を抱える中で、ご自身の意思で聖書を開かれていました。 聖書にも、猫ではありませんが、空の鳥が登場します。 「空の鳥を見なさい。種まきもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。 けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていて下さるのです。」 動物園で柵を抱える愛弥ちゃんが、愛おしい猫に見えてきました。(2022年2月12日)

参考:
DISH// (北村匠海) - 猫 / THE FIRST TAKE