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ソファの自己修繕方法

人によって考え方はさまざまですが、「良いものを長く使う」人ってなんだか憧れちゃいますよね。
今回の、インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザーの林啓子さんによるコラムは、「ソファの自己修繕方法」です。
長く使おうとするとメンテナンスも大事。自分で修繕することでますます愛着が湧きそうです。ソファの買い替えを考えている方、ぜひ参考にしてみてください!


「安物買いの銭失い」に気づく

片づけを学ぶ前の私がよくやっていた失敗があります。
「安物買いの銭失い」という言葉通り、と言いますか…あまり吟味することなく、安いから失敗しても良いか!の精神で買い物をしてしまっていたこと。
その結果、気がついたら100円均一の収納ケースを必要以上に買いすぎて結局モノが増えたという残念なことになったりします。または、軽いものを収納する分には問題はなかったけれど、重たい物を収納しておくには強度的に不十分で、使いにくかったり変形してしまったりして、結局は少し高価なものに買い直しをするということになったりしました。そして気づき始めます。安く済ませるつもりが、全然安く済んでいない!ということに。

「良い物を長く使う」こと

私自身や夫の実家、祖父母のことを思い出すと、「良い物を長く使う」ってこれね!と気づかされることがあります。実家のキッチンバサミなんて、私が物心ついた頃から同じものを使っています。驚いたのは、結婚してすぐの頃、夫の実家のキッチンにも色違いのそれがあったこと。母と義母に聞いてみると、「当時とても高価だったけれど良いものだから思い切って買った。」と同じような話をしていました。どちらも、もう40年以上は使っているはずです。うちの母は小まめに手入れするタイプではありませんが、私が今自宅で使っているキッチンバサミよりはるかに切れ味の良い優秀なハサミでなんですよね。

予算オーバーでも思い切ったソファ

母や義母さらには祖母から教えてもらったことと、自分の経験による気づきから、モノを買う時の考え方が変わってきました。

今ある家の中の家具で、一番のお気に入りがソファなのですが、実は用意していた家具用予算からは少しはみ出してしまったのです。引越しの際に、家具・家電とそれぞれ予算を決めて、絶対にその予算の中でやるぞ!と頑張っていたのですが。息子のハウスダストアレルギー対策のため、革のソファにすることにしたのですが、革の染料の違いなどによっては座った時のひやっと感やメンテナンスの大変さなども変わります。メンテナンスをしながら長く使っていくリビングの顔になるような家具だったので、思い切って決めました。

変わる風合いに満足!

ソファを使い始めて8年目。最初の頃とは違ってきた風合いを感じます。渋くなってきたというか、味が出てきたというか、育ってきました。メンテナンスの間隔が少し空いてしまうこともありますが、革は正直ですね、きちんと教えてくれます。このソファにして良かった!と思いながら、日々くつろいでいます。

↓↓実際に購入した皮ソファーに関する記事はこちら↓↓

裏地が破れた!

裏地がボロボロに…

数ヶ月前から裏地が破れてきていることに気がつきました。最初は、前から見えない位置にテープを貼って仮止めをしながらごまかしてきましたが、いよいよ限界が来てしまって・・。裏地の張り替えに取りかかります。
ソファの裏地に使ってある生地は、通気性を考えられているようなもの。家にあるもので代用できるものを探します。祖母からもらったシーツがあったのですが、ベッドマットには使うことができないため、もらったままになっていました。ちょっと派手ですが・・裏地なので、そこは良しとして、使わせてもらうことに。タッカーを準備して、いざ作業開始です。

もらったシーツと、100円ショップでそろえたタッカーと針

張り替え作業

外せるクッションは全て外し、裏返しにしたところで、ぼろぼろになった裏地を取っていきます。中のバネは問題無さそうで一安心。合わせてチェックできたので良かったです。さすがにこのあたりに問題があったら自分では難しいと思っていたので。

なんだか昔やっていた障子の張替えを思い出す

作業時間で言うと1時間くらいでしょうか。タッカーの扱いも簡単なので、女性1人でも出来ると思います。私は4年生の娘に手伝ってもらいながらの作業でした。タッカーでガチャンとやった後、浮いている感じがあればハンマーや金づちで打ち込んでいく仕事を娘にお任せしました。木材の感じで違うのか、背もたれ側は打ち込み作業が多くなりましたが、4年生女子にはちょうど良いお手伝いだったと思います。

自己修繕で愛着

素人の作業なので、綺麗な仕上がりとは言えませんが…自分で修繕できたことで愛着が増したように感じています。これからも長く使っていくための大切な修繕作業となりました。

これからも長く使っていきたい

教えてくれたのは…

林 啓子(はやし けいこ)
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。


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