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冷蔵庫、なんとなく使っていませんか?

生活の必需品「冷蔵庫」。冷蔵・冷凍はともかく、野菜室やチルドルームなど、どこに何を保存したらいいのか実は分かっていないことも多いのでは?
今回の、インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザーの林啓子さんによるコラムは、「冷蔵庫、なんとなく使っていませんか?」です。
賢く冷蔵庫などの家電を使うことで生活の質がアップ!するかもしれません…!


最新家電を受け入れるおばあちゃん

一昔前には想像もしていなかったような家電があふれている今の時代。つい最近、お孫さんから最新家電の使い方を教えてもらうおばあちゃんの動画を見ました。最初は信じられないという表情でとても驚きながらでしたが、そのお孫さんから使い方を教えてもらい、最終的には自分の生活に取り入れていくという、何とも心温まる内容でした。何歳になっても、新しいものを受け入れていく姿はとても素晴らしいと思いました。

冷蔵庫は壊れる前に買い替えを検討したい

「家電」とは、家庭用電化製品、つまりは家で使う電気器具のことですね。新しいもの、昔からあるものが進化しているもの、色々ありますが、私が今一番気に入っているのが、2年くらい前に購入した冷蔵庫です。子供たちが大きくなってきたこと、そろそろ寿命が近づいてきていることから、購入を決めたもの。「冷蔵庫だけは、壊れてから焦って買うのはダメよ!」と、少し前に同じく冷蔵庫を買い替えた姉の実体験を踏まえた熱心なアドバイスもありました。吟味して選びたかったようですね・・・。

自給自足のご褒美は冷蔵庫で冷やしたビール

姉は、とにかく“サイズ”と“容量”と、そして何より“最短で持って来てもらえるもの”という条件の中から選んだと言っていましたね。「もうちょっと冷凍庫が大きい方が良かったけど、在庫ないなら仕方ない!」となったようでした。

冷たいビール、最高ですよね…

冷蔵庫は、必須と言っても良いのではないかと思える家電の一つ。先日テレビで紹介されていた、山の中で自給自足をしている大家族のお父さんが、「壊れてしまってからしばらく冷蔵庫無しで生活をしていたのですが、冷たいビールを飲むために最近冷蔵庫を買ったんです!」と嬉しそうにおっしゃっていました。うまく自給自足を実現しながら、一日のご褒美に冷えたビールを美味しく飲む!というお父さんの一日を想像すると、本当の暮らしの豊かさみたいなものに感動しました。(自家発電の電力を使って冷蔵庫を動かしていました。)

冷蔵庫を上手に使う

私も、冷蔵庫は相棒みたいなものなので、大切に使っているつもりです。以前は正直、あまり知らなかったのですが、買い替えの時にどこに何を入れると良いのかを、改めてきちんと調べてみようと思いました。
冷蔵室はあまり詰め込みすぎない、冷凍庫はいっぱいでOKらしいということくらいは何となく知っていたのですが、調べてみると勘違いしていることもたくさんありました。

  • 観音開きのドアは、片開きよりドアポケットの収納量が少ない

使い勝手的に観音開きを希望していましたが、この情報は知らず。
ドアポケットには衝撃に強いものや温度変化にも影響を受けにくいものが適しているようなので、調味料をたくさんドアポケットに収納したい場合などはドアの違いによる収納量の比較や、卵ケースなどの位置確認も必要かもしれませんね!

  • 温度設定を知っておく

【冷蔵室】 約3℃
【野菜室】 約3~8℃
冷蔵室より少し高め設定。
夏野菜以外で0~5℃での保管が適している野菜もあるそう。(葉野菜やブロッコリーなど)。葉野菜は乾燥しないような工夫も必要かも。
【チルドルーム】 約0℃ ※水分が多い物は凍るかも!
生肉・魚・ハム・チーズ・練り物の加工品・納豆・キムチ・作り置きのおかずなど

作り置きのおかずをチルドルームに入れることは知りませんでした。
低温での保管によって、細菌の繁殖を防ぐためということと、チルドルームに入れておくことで、冷蔵庫ドアの開閉による影響を受けにくいというメリットもあるそう。

発酵食品の納豆やキムチはチルドルームでOKだけど、ヨーグルトは冷蔵室がおすすめなのだそうですね。昔はヨーグルトもチルドだったそうですが、最近では食感の変化があったりするということで冷蔵室へとなっているとか。

最適な温度で長持ち!

効率化と美味しさキープ

整理収納から考えると、和食の朝ごはんセットとして納豆・漬物・ふりかけ・キムチなどをひとつのケースに入れておいてそのまま食卓へ・・という方法をとっていることもあるかもしれませんね。確かに、そんなに保存期間が長くならないようであれば、発酵が進む心配は少ないということでそれでもOKなのかも。朝食セットを作っていない場合や、買い置き分はチルドへとすることでより美味しくキープできそうですね。

バナナを冷蔵保存したい我が家

バナナは常温保存が基本、冷たい方が好みなら食べる前に冷蔵庫へ、とアドバイスされたことがあります。でも、食べる前に冷蔵庫へ入れるタイミングが難しい!今、冷たいバナナが食べたいのにっていう。ということで、冷蔵での保存方法を調べて、今では常温期間なしで野菜室での保管をしています。
1本ずつに分けて、それぞれラップか袋に入れてから、保存袋に入れ、野菜室へ。このやり方で1週間以上、美味しくキープできるようになったので、割安の大房を買うようになりました。

家電と協力する暮らし

“家電と協力する暮らし”が当たり前のようになってきました。家電に家事を任せて自分の時間を作る、というような。素晴らしい機能を知らないままではもったいないもの。賢い機能が多くて使いこなせないこともありますが、自分にとって必要な機能を選択して使ったり、より上手に使う方法を知ることが出来れば、日々が楽しくなりそうです。

教えてくれたのは…

林 啓子(はやし けいこ)
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。


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