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ボクらは火が好きだ。

ピザ窯に火を起こしていると子どもたちが近づいてくる。

「何してんの?」と興味をもって聞いてくれる子。
「ボク(わたし)もやりたい」と更に前のめりに興味を示してくれる子。

様々な反応とともに近づいてくる子たちに、「何してんの」と聞いてくれた子には「火をおこしてんの」と答え、「やりたい」と言った子には「どうぞ」と言う。

すると、今までに火を起こしたことのある子は、ピザ窯の横にある薪や枝など燃えるものを入れていく。さらにやっている子は、入れるたものが燃えやすいように配置を整える。起こしたことの無い子は、新聞をやたらといれて、ボワッ!と燃えるのを楽しんだり、逆に、薪などをどんどん入れて、火を消してしまうこともある。

全く火に触れてきたことの無い子は、火が怖くって、中に薪や新聞を入れることをせずに、じっとしているので「一緒にやろうか」「ここまでは熱くないよ」とボクが自分の手で熱くないところまでを伝えることで安心して、それでも、腰はしっかり引きながら薪などを入れる。そして、嬉しそうな顔をする。

多分、よく言われていることなんだけど、子どもたちが火に触れる機会と言うのが無くなってきている。

オール電化により台所にも火が無くなったし
あぜ道などで焚火をしている人もあまりいない
ボクらのときは、子どもたちが集まって誰かが持っているマッチで火遊びをしていたが、放課後に子供が地域にいないし
学校のイベントでキャンプファイヤーとか書初めをしたものを燃やしたりいしていたのが無くなった

そして、それはボクら親の世代(ボクは35才)でも同じで、話をしていてボクらの世代がどうもギリギリ火に触れる機会があった世代だということがわかる。だから、親も火に触れていないから、なんとなくであったり、危険だとおもって子供にも火に触れさせる機会がない。

また、キャンプなどに行っても、危ないから、とか速く火を起こしたいのに子どもがすると火が起きない、などの理由で子どもに火を触らせてあげないっていうことも聞く。

など、どんどん子どもの周りから火がなくなってきている。マッチを触ったことの無い子もたくさんいる。焚火にあたって「火ってあったかい」という子どもも何人もいる。

だから、子どもたちには自由に火に関わって欲しいって思う。

火を見たときに、子どもたちは目を輝かせる。「やりたい」って必ず言う。それを一緒にいる大人が最低限の危険だけ伝えて見守っていれば子どもたちは試行錯誤で火とのかかわり方を学んでいく。

その中には、ちょっと熱い思いをすることもある、火が消えてしまったり、火をつけられないこともある。でも、自分でやりたいって思っているときは、やけどをしても平気だし、火をどうやったらつけられるか、本当に時間を忘れて挑戦している。

それをボクら大人は邪魔をせずに見守っていると、子どもが必ず「できた!」って喜んで伝えてくるか、「できない」って助けを求めてくる。そんなときに必要な関りをすればいいんだと思う。

ボクら大人も火って好きだ。ソロキャンプとかも流行っていると聞く。だったら子どもだって火は好きにきまっている。火があるだけで、子どもたちは本当に楽しそうに遊ぶ。それを近くで見られるのは幸せだ。

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めっちゃ嬉しいです。書いてよかったー。
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振角 大祐(ふりかど だいすけ)

妻と1男(4歳)2女(10歳、6歳)と暮らしています。そのかたわらで「誰もがまるごと受け止められる社会」をつくりたくってNPO法人わっか((https://bouken-asobiba.jimdo.com))の共同代表をしています。
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