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自分で「始めた」女たち | フリ子おすすめの本

読書の秋ももう1ヶ月を切りました。

皆さんはこの秋、よかった! と感じた本はありましたか?

今回は、私がこの秋読んでみて心動かされた一冊
『自分で「始めた」女たち』をご紹介します。


■ 『自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション』

さまざまな文化圏の人が集まるアメリカ合衆国を舞台に、自分らしく、好きを仕事にする女性たち112名を取材したインタビュー集。その人の持つ背景、年齢、はたらき方、生き方の多様性をテキスト、写真でも感じ取れます。

登場するのは、料理研究家、デザイナー、ミュージャン、ブロガー、作家、コメディアン、俳優、陶芸家など様々な職業をもつ女性たち。年齢は19〜94歳と幅広くワクワクする作業場を背景にいきいきとした表情がページをめくるたび心がときめく一冊です。


■ 著者のグレースボニー(Grace Bonney )さんについて

"グレースボニーは、作家、ブロガー、起業家です。彼女は、15年間運営しているインテリアデザインブログDesign * Spongeを設立したことで最もよく知られています。"
引用: wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Grace_Bonney

インテリアブロガーとしても人気を集め、インテリア好きの家を紹介するブログ記事をまとめた「Design*Sponge At Home」も高く評価されています。


■ おすすめポイント

インタビューでの質問は、子供のころの夢は?、ミスから学んだことは?、悩みは?成功とは?、座右の名は?などなど。成功体験だけでなく、過去の失敗や今の悩みも含めて、登場する一人一人の飾らない実体験が書かれています。その人の作業場でお茶を飲みながらお話ししている感覚で読めるのが素敵だと思いました。

私が個人的に気に入ったのは、米国最北東部メイン州のポートランドの陶芸家「アユミ・ホリエ」さんのページです。


" 自分でビジネス始めて得た最大の教訓は?
何度も学んできたのは、品質で妥協してはいけないということ。完壁にするために必要な小さなディテールすべてに心を配ると、倍の時間がかかるかもしれない。でも、その手間をかける価値はある。"

引用: Grace Bonney (著), 月谷真紀 (翻訳), (2019),『自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション』

アユミ・ホリエさんは、東日本大震災と津波の被災者支援のために、日本作家の手作りでユニークな作品をオークションにかける「ハンドメイド・フォー・ジャパン」を共同で立ち上げます。このイベントで、10万ドル以上の資金を集めました。これを彼女は、最大の成功・誇りだとインタビューで語っています。

インタビューに答えた女性の名前がずらりと並んだ目次からはじまり、年齢や職業などカテゴリ分けしていないところも作者考えが現れていると感じました。写真付きなので読書が苦手な方でも気軽に手に取っていただける内容です。

「頑張りたい」「一歩踏み出したい」そう思う人の背中を押してくれる、そっと寄り添ってくれる一冊だと思います。私と同じように、目標とする女性像を見つけたいという方におすすめです。


■ 読んだ人の口コミ

他の方の口コミや感想が気になるという方はこちらのnoteもおすすめです。


今回は、【自分で「始めた」女たち】をご紹介しました。気になったという方は、ぜひ書店で手にとってみてください!


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