6/11(火) 言い続け、やり続けること

昨日、映画「作兵衛さんと日本を掘る」を見に東中野へ行きました。そこでのお話です。
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もちろん、筑豊の内部、取り巻く環境。こんな世界へ逆戻りした方がいいということでは決してない。
しかし、目を向け、見つめ、「差異」を確かめることで、現在やこれからの振る舞いが変わってくるはずで、「自分は彼らとは違えよ」とか「全然時代背景が違うし」とかそんなんじゃ、映画の対話もできない。
普段から過去を見つめ、現在や未来に向けて、我々は行動しているけれど、その無意識にやっていることを意識的に、なおかつ、強く、鮮烈な視聴覚へ訴えかけていくことは、我々の大事な使命でもある。
何に対して、自分は訴えかけるか、わからない。けれど、一つこの映画を通じて、作兵衛さん始め、ご子息、上野英信、森崎和江、菊畑茂久馬、上野朱さん、そして、映画を作った熊谷博子監督のような過去を必死に伝えようとする人たちの姿や心意気は自分を省みる上で非常に大切な宝物になると思う。きっと、そうなるんじゃないかな。
言い続けること、やり続けた人たちが捧げた映画、是非見ていただきたいです。

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アフタートークショー後の帰り道、上野千鶴子さんとの出会いもあったので、次回はそちらを記そうと思います。

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