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怠け者なりの生存戦略の話。

普段、note ではよく「頑張らなくていい」的な記事を書くことが多いです。

これは100%私の本心なのですが、それでも「頑張る」ことを否定しているわけではないです。

何なら「頑張りすぎないこと」を念頭に置いているだけで、基本的には頑張ることは素晴らしいと思いますし、出来ることなら私も頑張っていきたいといつも思っています。

さて、本題です。

今回は自分がいかに怠け者か、という話。

つまり、いかに私が頑張れないか。


私は普段、家で仕事をしております。また我が家には小さい子供(小学校低学年と未就学児)が居ます。そのため、仕事とプライベートの境界が曖昧なことがあります。

定時を過ぎていたり休みの日なのに、つい仕事のメールをチェックしてしまったり、逆に、打合せ中のオンライン会議の画面に、ちょうど保育園をお休み中だった娘が登場してしまったり。

仕事と私生活とで空間を共有しているので、そういうお互いの領域を浸食しちゃうみたいなことがあるのです。

また、子供が小さいとどうしても目を離すわけにはいかなくて、そこに結構エネルギーを割かなければならないということもあります。

一応、仕事は仕事、プライベートはプライベートとして、なるべく分けるように気を付けてはいますけど。

で、それを言い訳にしてはいけないとは思うんですけど、とにかく時間が無いんですよね。自分自身のために使う時間が。むしろ自ら進んで無くそうとしている部分さえあるのかもしれません。

仕事を終えたらすぐに買い物に行ったり、子供を保育園から迎えに行ったりします。早く晩御飯を食べて、早くお風呂に入って、早く寝たいからです。

自分の時間なんてものを持つくらいなら、家族と一緒に過ごす時間に割きたいわけです。

本来、現代社会を勝ち抜いていく多忙なビジネスマンであれば、そういったスキマ時間を、自己研鑽、自己啓発、自己投資にあてたりするのでしょうけれど、私は全くそんなことができない。

それは忙しいからというわけではなくて、

単純に、


続かないから



です。

集中力がまるで無い。ちょっと勉強しようかなとか思っても、まったく頭に入ってこない。「頑張ろう」と思ってやってみてもダメなんですよね。怠け者なんです。

こんな私でも、昔は、仕事関係の資格試験とか検定試験とか、それなりに真面目に頑張って勉強して合格したりもしたものですが、今はてんでダメ。そもそも、勉強を始めてみても、まるで続かないわけです。

上記の通り、自分自身に費やす時間を削りに削っているわけですが、そのなかでも、一応「(自分のために)頑張ってみようか」と思うこともあるのです。

朝の早朝の時間とか、業務の合間の休憩時間とか、そういうスキマの時間はあるので、そこで「ちょっと勉強してみるか」と取り組んでみたりもするんですね。

しかし、まったくダメ。眠くなっちゃう。
気付いたらコクンコクンと舟を漕いでいます。

そのたびに「ああ、自分はなんてダメな人間なんだろう」と思ってしまうのです。

ですが、ある時、ちょっと考えてみました。

こんなことを言ったらおかしいですけど、私は、一応受験を経たうえで、誇れるようなところではないものの一応は大学も出ていますし、上で書いたとおり、以前は幾つかの資格試験に突破したこともありました。

これを頭が良いかどうか判断するのは別として、一応そういう「勉強を頑張って結果を出す」みたいな経験はあるはずなのです。

えー?馬鹿になったんかな。ああそうかー。

まぁ大いにその可能性もあるでしょうが、もう少し原因を考えてみますと。

恐らくですけど、私の場合、そういう勉強の類のものは多少なりとも「嬉しい」とか「楽しい」要素が無いと、続かなかった。そんな記憶があります。

受験勉強も、嫌で仕方なかったですが、暗記の方法を自分で考えてやってみたら思いのほか楽しくて熱中し、その結果得点も伸びたり。

資格試験も、そもそも興味ある分野の試験範囲はテキストや問題を解くのが楽しかったり。あと、資格試験は合格するとボーナスの評価が良くなるという会社に勤めてましたので、下心満載で頑張れていたりしました。

結局、怠け者なので、無理して耐えて頑張る的なことができないのです。

これは、仕事自体でも結構当てはまることで。

たとえば、やらなきゃいけない単調な作業があったり冗長な作業があると、もう参ってしまうんですよね。グッと耐えて地道にコツコツ続けることができない。飽きちゃう。

でも、私は一応IT関連のエンジニアなので、ある程度それを自動化する仕組みを考えたり、効率化する処理を構築することは可能です。そしてそのためなら、どんなに面倒なプログラムでも組もうという気になる。

言ってしまえば、「ラクをするために、頑張る」みたいな。ちょっと表現は難しいですけど。目の前のことを頑張れるのは、結局「ラクがしたい」という強い思いがそうさせているからだと思うんです。

そう考えると、少し希望の光が見えてきたように思います。

「頑張る」って言っちゃうと、額にねじりハチマキで根性根性のイメージがあるんですけど、私の場合はこれだと多分無理で。

あくまで「その先にラクだとか嬉しいことだとかが待っている」もしくは「純粋にその続ける作業自体が楽しいものである」というものでないと、やっぱり続かない。

どこまで行っても怠け者なんですけど、だからこそそういう生き方しかできないのかなという気もします。

「継続は力なり」

分かっちゃいるんですけど、単にそれを鵜呑みにしてグッとこらえて続けることができないのです。どうしても打算的な下心が出てきちゃうんだなぁ。

そうなると次に考えるべきは、自分にとってどんなご褒美があるかの未来や、どうやれば楽しいのかの具体的な手順なのかもしれないです。怠け者だからそれを考えるのも実はめんどいのだけれど。仕方ないな。おしまい。

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