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子供部屋を用意した話。

模様替えをしましたという話です。



我が家には小さい子供が二人居ます。

以前このような記事を書きました。

1.子供たちに二段ベッドを買ったよーという話。

2.それに伴い模様替えをしたよーという話。

3.二段ベッド組み立て業者の対応にモヤッたよーという話。


今回はその続編です。

下の子も、今年の春から小学生に上がります。子どもたちからは「そろそろ自分たちの部屋をくれ!」とのお声を頂きました。

というわけで、子供部屋を用意しました。

用意すると言っても、我が家は一軒家で、もともと子供用に部屋数はあります。今までは、1部屋が私の仕事用、もう1部屋が物置用、として使っていましたので、それをそれぞれ子供用にするだけです。

とは言え「はい、どうぞ」とすぐに明け渡すことができるはずもなく。

その理由は、大きく2つ。

1つには、寝床の問題。

それまでは、寝室に①ダブルベッド、②二段ベッドを置いていまして、私の仕事用の部屋に③セミダブルベッドを置いて使っていました。

新たに子供用に部屋を作るとなると、この②の二段ベッドを解体して、それぞれの部屋にベッドを配置するという作業が必要なわけです。また、それだけではなく、さらに③のセミダブルベッドを寝室へ移動もしなければなりません。

これがまぁ大変。上のほうにリンクも貼りましたけど、この二段ベッドは業者さんがたしか3~4人かかって組み立てたものでして、しかも取扱説明書(組み立て説明書)も何処かへ行ってしまった(ズボラですみません)。それを今回、私と妻と2人で解体しないといけないわけです。

解体だけならドライバーとかレンチを使えば難しくはありませんが、問題なのは、そのままでは運べないこと。まず重すぎる。そして部屋のドアを通らない。ということで解体して板を外しつつ別の部屋に運ぶ必要ありです。これがめっちゃくちゃ重い。板を外した状態でも重い。どうしたのコレってくらい。

そんなこんなで何とか運ぶわけです。運んだ先でさらに組み立て。よし。基本こういう模様替えとか家具組み立て系は私一人で担当することが多いんですけど、今回ばかりは妻の助けが必要でした。ありがたかった。

さて、それからもう一つ大きな問題。

それは、部屋の片づけ(それ専用の部屋に生まれ変わらせること)、なわけです。

ベッドを運ぼうにも、部屋が散らかっているとか、物置部屋であったりすればまずスペースが無いんですよね。ベッドを置くスペースが。そうなると、玉突きで片付け作業をしないといけないわけです。

ちょっと言葉だけですと分かりにくくなってきました。
記号で示します。

今までがこうで、

[1]寝室
 ①ダブルベッド、②二段ベッド

[2]私の仕事部屋
 ③セミダブルベッド

[3]物置部屋
 何もない。いやめっちゃ物はある。


これを、最終的には

[1]寝室 → 夫婦の寝室
 ①ダブルベッド、③セミダブルベッド

[2]私の仕事部屋 → 子供部屋
 ②-A 二段ベッドのうち一段分

[3]物置部屋 → 子供部屋
 ②-B 二段ベッドのうち一段分


こうしないといけないわけです。

となると、まず[3]の物置部屋を片付け。と言っても、収納スペースなんて余っていないわけですから、使わない家電や家具、本の類なんかを、一時的に[1]の寝室にドカドカと放り込んでおきます。そうすると、[3]が一時的に空きます。

そこで[1]の②二段ベッドを解体して一段ずつにする。しかも上で書いたようにさらに板を外してバラす必要があります(②-Aと②-B)。そうしてそれ(②-B)を[3]の部屋に移動。そして組み立て。で、この時、[1]の置いてある②-Aについては可能な限り寄せておく。なんなら①のベッドの上に置いておく。

それから、次は[2]の部屋の掃除。部屋の中にあった物のアレコレもやっぱり[3]に放り込んでおきます。そして、③ベッドの移動。マットレスを外して、[3]の部屋に一時的に置かせてもらう。そうしてその間に、ベッドのフレーム部分を[1]の部屋の空いているスペース(②-Aが置いてあった場所)に置く。そうしてようやく②-Aを[2]に移動。

ここまでやっと、[2]と[3]の部屋にベッドが置けました。そして残りの[1]の寝室には、③のベッドを作ってそうしてやっと完成。

以上の手順を踏み、玉突きでベッドの模様替えが完了です。

しかしまだ終わりではないです。

「それ専用の部屋に生まれ変わらせる」という作業が残っています。

上の子には小学校の教科書やら色々な物をしまう学習棚がすでにあるのですが、下の子には無い。上の子は別に勉強机は要らなくて(リビングでやるから良いとのこと)棚があればいいということでしたが、どうやら下の子は違う意見だそうで。「自分の部屋に勉強机が欲しい!」とのこと。

ならばとのことで、ネットで気に入ったデザインを本人に選んでもらい、この模様替えのタイミングに合わせて商品が到着するよう注文。

いざ、勉強机とご対面。

ですが、届いたのは、段ボール4箱。
そしてそれぞれめっちゃ重い。

「えっ、自分で組み立てるの?コレ全部・・?」
「ちょっと、こんなに部品多いの?てか重いの?」
「待て待て。この説明書で組み立てろと・・?」


ちょっと自分で組み立てるにはあまりにハードルが高い。というか甘く見ていました。良かれと思ってネットで好きなデザインのデスクを選んでもらったはいいですけど、それは海外メーカー。組み立ては当然自分で。もう組み立て説明書がペラ紙の1枚だけなんですよね。完成イメージも載っていない。

ちょっと待ってくれよ・・と思いつつ、それでも、作業の合間にヒョコっと顔を覗かせて子供が「どう?あっもう出来てきてる、すごい!」なんて言ってくれるもんだから、それが可愛くて頑張って組み立てました。自分で言うのもなんですが、頑張りました。

気付いたら3時間かかってました。

3時間以上ですよ。下手したら4時間いっていたかも。お昼頃に組み立て作業開始しまして、気付いたら夕方のチャイムが鳴る直前になってました。

別に私は機械系の技術者ではないですし、普段日曜大工もやりませんし、そういう家具・家電は詳しいほうでもないですけど、家具量販店で買った自分で組み立てる系の家具とかなら普通に難なく組み立てられる方だと自負していました。何ならそういう作業は得意なほうだと。

ですが、考えを改めました。めっちゃ大変。全然できない。

ところどころ、もう分かりにくいんです。「このナットはどこに差し込むの?」「この板は前なの?後ろなの?どっち側に取り付けりゃいいの?イラストに書いていないけど、ネジの穴のイメージが多分こっちっぽいので前で行ったれ!」みたいな。もう何度も挫けそうになりました。

というか、「勉強机って、自分で組み立てるものなのかな・・」なんて疑問が何度も頭をよぎりました。あまりに重くて、そして部品がありすぎて。

私も子供の頃は実家の自分の部屋に勉強机を置いて使っていましたけど、これって父が組み立てたのかな。いや・・業者がやったか最初から組み立ててあった完成品だったような・・。

途中、大きな天板を付ける際に計4か所のナットネジをつけなきゃいけないところ、残り1か所のナットの位置が悪くて全部外して付け直したりとか色々ありましたけど、何とか完成。

とにかく。
今回のことで教訓を得ました。

  • 普段簡単な家具を組み立てられても自分を過信しない。

  • 組み立て家具の説明書がアテにならなかったりする。

  • 色んな意味で、やはり Time is Money である。


一番最後の部分にちょっと触れておきます。

お金で解決できることは(全部ではないでしょうけど)非常に多いと思いました。

今回、自分で苦労して頑張って組み立てて「やったー!できた!」となればいいですけど、私の性格上、「本当にこの組み立て方で合っているのかな・・」「最終的にこの部品は使わなかったけど、大丈夫なんだろうか・・」みたいなことを思ってしまうんですよね。

つまり達成感とかよりも不安が残ってしまうということ。

まぁ組み立てる段階で一つ一つ部品をキチンと確認しながらネジ締めしたつもりなので大丈夫ではあると思うんですけど、こちとら素人なわけですから、100%安全に完成できたのかと言われると自信が無いわけです。

でもそれがもし配送員が組み立てまでしてくれるサービスがあるとしたら、それは確実に費用は掛かるわけですけど、「プロが組み立ててくれた」という安心感はあると思うんです。

とはいえ、もちろん「『誰か』がやってくれる」というだけなら、安心感は得られないでしょう。

それは、こちらの記事 にも書きましたけど、言葉は悪くて申し訳ないですが、そこら辺の兄ちゃんがその日だけのバイトで組み立て作業をするだけなのであれば不安しかないわけです。そのためだけにお金を払う価値があるような、プロの方が組み立てるのであれば、それほど安心できることはありません。

つまり『誰か』ではなく『プロ』がやってくれるからこそです。(逆に言うと安心感を与えてくれなかったのであればその方は『プロ』ではないと個人的に思います)

そういったことを考えると、Time is Money だと思うんです。

本来の意味は違うのでしょうけれど、こういう不安感だとか、苦労だとか疲労だとか、それこそやっぱりその慣れない組み立て作業に費やした時間そのものは、もしかしたらプロの方に頼めば不要だったかもしれないと。そのためにお金を払ってもよかったのかもしれないと。そういうことを思いました。

時間はお金のように大切なもの。であるなら、お金を払ってその時間をケチることだって、ある種の節約になるのだろうと思いました。

だって、組み立て作業に4時間とかってどう考えてもかけすぎに思いますから。その時間で子どもを公園などに遊びに連れて行けたかと思うと「何だかな・・」という感じです。

お金をケチるか、時間をケチるか。それを今回のことでどう扱っていくか、少し考える機会になりました。ちょっと論点ズレてきたのでこれ以上は書きませんけど。

とにかく、自分でやれる人なら組み立てれば良いですし、どんなに難しい家具でも組み立てることでスキルが付くと思う人ならやっぱり組み立てればいいと思うんですけど、私の場合はそうじゃなかったかもな、と思いました。少なくとも今回のケースでは。

まぁ、最後に完成した勉強机を子供が見て、「わぁ!ありがとうパパ!」と言ってくれたことで、疲労は吹っ飛びましたけどね。やってよかったと、ちょっぴり思えた。でもそれも「お金があれば、注文して届いた勉強机を見ても、同じように子供は喜んだのかもしれないなぁ・・」なんて考えも一瞬よぎりましたけど今回は見て見ぬフリしました。

できること、できないこと。得意なこと、得意でないこと。
お金で解決できること、できないこと。

世の中には、色んな選択肢があって、それに対してそれぞれが選択する自由もあるし、そしてどの方法(攻略法)をとるかで得られるものも違ってくるよなぁ、なんてことを、子供部屋の模様替えを通じて思いました。おわり。

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