一陸特を受けた時の話

第一級陸上特殊無線技士を受験した時の記憶
受けたのはこれを書いてる一年くらい前です。

どんな資格なの

Wikipediaにも書いてあるけど。結構わかりづらい気がするので。
略して一陸特
無線の電波を扱う仕事ができるようになる。
具体的なところでは携帯電話の基地局の責任者とかはこれが必須。
責任者(無線従事者と呼ばれます)だけが持ってればよくて、この人の監督の元じゃないと仕事ができない。
業務独占資格というやつです。

一級があれば二級があるということで、三級まである。
三級持ってれば警察消防やタクシーの無線なんかが扱える。

携帯電話会社とかラジオ放送局とか気象レーダーとかに関わる人は一級持ってるとイイ感じ。

一級という名前だけど最上位資格ではなくて、より上位資格に「特殊」がつかない「第二級陸上無線技術士」「第一級陸上無線技術士」がある。
第一級陸上無線技術士(略して一陸技)は相当難しくて、大学の通信工学系の学科卒+αくらいのレベルらしい。
受ける気が起きない。

一陸特は最上位資格ではないものの、無線通信に関わる仕事をするなら持ってるとだいぶイケてる感じになれる。比較的試験難易度も簡単(当然、人によるけど)
無線工学24問中15問、法規12問中8問正解が合格ボーダー

なんで受験したの

携帯電話の会社で働いていたのでなんとなく取ろうと思った。

ぶっちゃけ要らんのだけど。
いやさ、どこの会社も期毎に目標設定とかさせられるもんだと思うけど、資格の取得って目標として掲げやすいのよね。
別に要らないんだけどね。
受験料は会社が出してくれるし。
要らないんだけどね。

どんぐらい勉強したの

期間としては2ヶ月くらい。
毎日コツコツじゃなくて気が向いた日に集中的にって感じなので、実際の日数としては15日くらい。
時間にすると60時間くらいじゃないかな。

大学(工学部の情報ナントカシステムウンチャラ学科)で無線工学については一通り勉強したので、そもそも知ってる内容が多かった。
とはいえ何年も前に勉強した内容なんてすっかり忘れてることも多いのでそれなりの時間は必要だった。
インピーダンスとかインダクタンスとかコンダクタンスとかナンチャラタンスを完全に忘れててヤベーヤベーってレベルからのスタートだった。

法規は完全覚えゲー。

いくらかかったの

受験料 6,363円
払込手数料 80円
参考書 2,970円
合格後の申請手数料 1,750円
会場までの電車賃
一日中こもって勉強したネカフェ代
血と汗と涙

どうやって申し込んだの(ここがメインコンテンツです)

日本無線協会HPからの電子申請、なのだが。

電子申請、なんて言うもんだから支払いもクレカ決済か口座振込でいけるのかとおもったらとんでもなかった。
「ゆうちょ銀行から振替払込用紙を使用して支払い」である。
「ゆうちょの指定口座へ振込」ではない。

郵便局のリアル店舗に行って指定の用紙を記入して窓口かATMで支払いである。昭和か?

窓口だと手数料130円のところATMだと80円ということなので、じゃあATMでやるかとなったわけだが、これがまたクセが強い。
ATMの横に置いてある専用の紙に必要事項を手書きして、それをATMにウィーンと食わせる。
OCRという令和の世における最新イケイケ技術を駆使した素晴らしいシステムですね。

なんか2022年6月受付分からクレジットカード対応したらしいです。良かったね…

どこでどんなふうに受験したの

自分が受けたのは東京都中央区晴海の日本無線協会本部。
もちろん各都道府県に会場は設置される。

CBTなんていう最先端技術には対応しておりません。全部4択のマークシートなんだからやろうと思えばすぐ対応できそうだけど。
2022年2月から二陸特と三陸特はCBTになったらしいです。良かったね…

試験時間は3時間だけど途中退出可。私は2時間くらいで退出したよ。

合格発表はいつなの

試験日から三週間くらいでハガキで通知されるよ。
HPにも掲載されるよ。官報にも載る(らしい)よ。

合格後にも手続きが必要だよ

資格者証に顔写真が必要なので証明写真が必要。私はスマホで自撮りして手持ちのプリンタで印刷したが。

で、申請手数料の1,750円なのだが、金額分の収入印紙を郵便局とかで買ってきて申請用紙に貼る。めんどくさすぎる。

郵送で送ります。めんどくさすぎる。

役に立つの

転職活動するときに履歴書の保有資格欄に書いたくらいしか役に立ったことがない。

まあこれは私がそういう仕事をしてないからであって、そういう仕事をしている人にとっては必須資格です。

あまりに有効活用できてないからこれを書いて少しでも人生の肥やしにしようと思った。おわり。

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