見出し画像

開店まであと23日

生憎の空模様だが、無事京都に到着。
京都は1ヶ月ほど滞在したことがあるのだけれど、京都は観光より住むに限る。

「京都の道は、碁盤の目状になっているので、直線と角が多くあるのです。
知らない角を曲がるとき、なんだか楽しみな気分になりませんか
まっすぐな道を進みながら、その果てに角を見つけるたび、ほんの少し先の未来に期待が持てるマス目状の土地。歩いているだけでポジティブな気分なれるこの町。
京都には、角がたくさんあるので、素敵なことが起こりやすいのです」

京都文学賞を受賞された佐藤ゆき乃さんの「ビボう六」という小説の中に出てくる言葉で、読むと必ず京都に住みたくなる。
森見登美彦さんや、万城目学さんなど京都を舞台にした小説を書かれている方はとても多く、古本興業でも京都特集のコーナーを作ろうと考えている。
盆地に囲まれて夏は暑く、冬は寒いというデメリットを簡単に補ってしまえるほどの魅力が、京都には詰まっている。

そんな京都の奥座敷「上賀茂神社」の近くに位置する実生社(みしょうしゃ)さんへ13時ごろ
到着。
枡野さん、佐藤文香さん、phaさんの共著「おやすみ短歌」を出版されているひとり出版社で、風呂上がりの1「本」に最適な本なので、古本興業でも力を入れて売り出している。

実生社の越道さんとはダイレクトメッセージを通じて何度かやり取りをしていたけれど、お会いするのは今回が初めて。
第一印象は「信用できる大人の女性」という感じがした。

たまたまphaさんも京都へ来訪していたそうで、3人でランチへ。(phaさんとは一度高円寺の本屋「蟹BOOKS」さんでお話をしたことがある。)

越道さんに焼肉をご馳走になり、ディープな喫茶店「翡翠」でしばし歓談。


御二方とも、僕の考えや思考を一切否定することなく話を展開してくださって、お話ししていて心地よかった。

時間が許す限りもっと話していたかったけれど、17時から夕食の約束をしていたので御二方とはここで解散。

有意義な時間になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。


17時、源湯の2階で古本屋や雑貨を販売されている「あきよし堂」のあきよしさんと夕食。

水道橋博士と同じ岡山出身かつ母校も一緒だそうで、博士にいかに影響を受けて救われたかという話を熱弁されていた。

ありがとうございました。

帰宅後、連絡をいただいた銭湯の方々にお礼の返信。
土、日、月合わせて6軒の銭湯で本を販売させていただけることに。
(詳細は追って報告いたします。)

直接出向いて販売の許可をもらったり、雨で本を売るのが難しいなら店内で売っても構わないとお声がけをいただいたり、京都の方々の温かさに触れた1日になった。
ここからさらに京都の街中を目まぐるしくまわる1週間になりそうだけれど、
京都には、角がたくさんあるので、素敵なことが起こりやすいのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?