自分で思ってるほど特別なことってあんまりない

住んでいるところから気軽に行ける水も空気も綺麗で自然豊かな場所って、大体いくつくらい思いつくものだろう。

都会に住んでても、都内中心部からでさえ近くにきれいなところって案外あるし、関西だとそれこそ街からちょっと外れただけで田園風景だ。

一方、農作物の商談会のような場では色々な地域の農業者の人が「うちの地域はこれだけ自然豊かな、きれいなところで~」ってお話されているのをよく耳にする。

地元のことを特別に思う気持ちはわかるけれど、その商品を買ってもらいたい相手の東京や大阪の人からすると自分の出身地でもない限り、同じような「きれいな地域」はたくさん存在するから、それ自体は大したアピールにはならない。

加工品作りでも「田舎らしさを出して」っていったところで、東京や大阪には田舎風で、それでいて洗練されたおいしさの加工品なんていくらでもあふれてる。

最近鮮魚の流通について教えてもらった話。

魚は漁法によって傷み方が全然違ってくるのだけど、傷みが出てくるのは鮮度が落ちてからなので、獲れたての状態だと(傷みの多い漁法で獲れた魚でも)十分に美味しいらしい。そして漁師さんはその獲れたての美味しいものばかを食べているせいで、自分たちの漁法には問題があり、良い(傷みの少ない)漁法をしているところと勝負できないということが、なかなかわからないそうだ。

話をする相手の側から見た自分たちの差別化ポイントをちゃんと理解するってとても難しい。多分どんな分野でも、それこそアプリの開発なんかでも一緒だろう。

同じ失敗をしないように注意しないとって思う。


トップの写真は自社農場のオクラです。良いものを作ることはもちろんだけど、取引先様によっては写真で都度情報を共有させてもらうなんてことが差別化ポイントになったりも。

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古荘貴司

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