技術・家庭科は生活工学くらいの名前にしたほうがいい気がする

魚をさばくのも、布を縫うのも、鉄を削るのも同じこと。

この仕事をしていると幸いなことに、一流の料理人の方に料理について教えてもらうことがちょくちょくある。そして色々お聞きしていると、大体料理で重要になるポイントはいくつかに限られてくるような気がしている。

その中でも一番メインのものだと感じるのが、食材のカットの仕方と、加熱方法の選択(温度・時間などの設定)だ。

魚をさばくならどういう包丁でどういう順にどう切っていくのか。この野菜ならどうか。

この種類の食材の味を一番引き出すのは何度で何分間程度加熱したときか。

それらが複合した話のときもある。ししとうを天ぷらにするときは、切れ目を入れておかないと中の空気が膨張してはじけるから危ない、とか。

しかし思えばこれらって極めて工学的な知識だ。だからもともと工学系出身の自分には割とすっと理解できることが多い。

考えてみたら手芸・裁縫もそうで、布を「引っ張り方向には強く、押し方向には極めて弱い機械材料」だと思えば、それをミシンで縫うのと鉄をフライスで削るのとでは大した差は無いように感じる。

だから料理や裁縫は得意だけど機械には興味がないというのも変な話だと思うし、逆も。

本来は一緒に扱ったほうが理解しやすいものをわざわざ分けて教えるから却ってややこしくなってしまっていることって、色々ある気がする。


写真は今出荷中のオクラです。偉そうなこと書きましたけど本格的な料理が食べたいときはお店に行くというのもあって、自分でする料理はシンプルなものがほとんどです。素材の味見も兼ねて。

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古荘貴司

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