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劇団の凹には劇団の凸しかハマらなかった。

もうすぐフルタ丸の稽古が始まる。世の中はゴールデンウイーク。台本を書いている。

劇団の台本を書くのと仕事の台本を書くのは全く違う。旗揚げ公演に向けて書いていた時の自分とか、とにかくフルタ丸の台本を書いていた自分の風景や心情ばかりが20年分追いかけてくる。そういうのを相手にしていると、すごい疲れる。これはノスタルジーが追いかけて来てるわけじゃなく、物差しが追いかけて来てる。結局、劇団の創作物は比べる物差しが自分と劇団の中にしかない。少なくとも僕はそうだった。もっと言えば、劇団の傷は劇団でしか癒せなかったし、劇団の喜びは劇団でしか実現できなかった。ということが嫌というほどに分かった20年だった。何か別のもので穴埋めができていたらどうなっていたのか。劇団は続いていなかったのか。分からないけども。現在地の僕が言えることは、劇団の凹には劇団の凸しかハマらなかった。ということぐらいだ。


劇団フルタ丸 二十周年記念公演
『すべてセリフのはずだった』


チケット一般発売:5月7日(土)10:00 スタート!
カンフェティ:
http://confetti-web.com/furutamaru20

2022年6月15日(水)~19日(日)駅前劇場


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