Pay it Forward 〜持続可能なまちづくりのために〜

しかし、”Pay it Back” 、つまり税金やボランティアで負担してくれた大人にだけ、
お返しをするという発想では「持続可能なまちづくり」を成り立たせるうえで、
不十分な構造だと思うのです。

消費ではなく投資の発想。

福祉だけでなく、教育にもっと目を向けるべきだと思います。
これまで安心院において、まちづくり活動の一環として英語やプログラミングなどの教室を行ってきました。
プログラミングに関しては、小学校とも本格的に連携をとって、
進めていく流れを得ています。
わたし自身はちいさなまちに生まれ育ち、新卒で東京にでた際に、
周りの首都圏出身の若者と比較して「キャリア」に対する考えで、
おおきな差を感じました。
もちろん、自助努力でカバーできる部分はあります。
ただ、地方に生まれ育つうえで、都市部での教育と比べ、
おおきなマイナスがあってはならない、
もしくは別の視点でおおきなプラスを得てもらいたい、という思いがあります。
たとえばクラスあたりの人数が少なかったり、
ひととひとの距離が近いことであったり、
まちづくり活動という「年齢幅のおおきい集団」のなかで得られる経験は、
実用的であるだけでなく、人生を豊かに生きるうえでも重要だと思えます。
地方だから得られる学び。地方の優位性をどれだけ生かした「ひとづくり」ができるか。
まちづくり活動におけるキーだと確信しています。


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